歌のある稲刈りプロジェクトへのご支援ありがとうございました
歌のある稲刈りプロジェクト支援者の皆様
この度はプロジェクトのご支援ありがとうございました。
おかげさまで「うたおう稲刈り」と題したイベントを去る9月30日(土)に開催し、劇団わらび座 近藤ご夫妻による田植え唄および田の草取り唄の披露と、参加者への唄い方講座を成功裏に終えることができました。
イベント当日はあいにくの天気で、残念ながら田んぼでの稲刈りは見送らざるを得ませんでしたが、唄い方講座に多くの時間を割くことができ、最後の合唱ではほとんどの参加者が唄うことができ、来年の田植えからの唄い手になっていただくという目的は無事達成することができました。
会場として使わせていただいた鳳来院様もイベントの雰囲気を盛り上げるのには最適の空間であり、住職様はじめお寺の皆様には多分なお心遣いをいただきました。また裏方として食事の準備や録画録音を担当していただいた方々のお力もあり、参加者の皆様にはイベントを堪能していただけたことと思います。地域の方々の力に改めて感服いたしました。
5月の田植えイベントでは録音された音源を披露していたのですが、参加者の皆さんの感想のほとんどは「眠くなる」。しかし今回近藤ご夫妻のご協力で生声でご披露いただいたことで、唄の魅力を皆さんと共有することができ、今後唄い継いでいく大きなモチベーションを得ることができました。演劇を通じて長年にわたり地域の伝統芸能に取り組んでこられた近藤ご夫妻のお力のたまものです。
2015年に始まったイワンファームの田んぼイベントは、かつての農作業のように「みんなでつくる」イベントを目指してきましたが、今回も参加者の皆様に会場設営から片付けまでご協力いただき、イベントを通じて今後唄を唄い継いでいくコミュニティーづくりの第一歩にもなったのではないかと感じています。
歌のある稲刈りプロジェクトは終了しましたが、田植え唄や田の草取り唄などの伝承歌の復活はこれからです。まずは来年の田植えを田植え唄を唄いながら行うこと。そのあとは上級編の田の草取り唄や、近隣の伝承歌も取り込みながら、かつてそうであったように生きた唄として、今の暮らしに合わせてアレンジしていくこと。夢は尽きませんが、ともに夢見ていただける方々のお力をお借りできれば、決して夢ではなのだと、今回のプロジェクトを通じて確信を得ることができました。
簡単ではございますが歌のある稲刈りプロジェクトの会計報告をさせていただきます。
ご支援いただきました資金は、出演料や撮影料、お手伝いいただいた方への謝礼等に84000円、保険料や食材費などに42000円、その他に23000円を使わせていただきました。
稲刈りは終わりましたが、今年は春先の水管理の失敗で稲が草に負けてしまい、収穫がすずめの涙ほどになってしまいました。稲づくり5年目にして初めての大きな失敗です。
ご支援への返礼品として収穫したお米を予定していましたが、イワンファームのお米のみでは質量ともに不足することが予想されるため、大変申し訳ございませんが、私と同時期に就農して同じように無農薬無化学肥料、天日干しのお米を作っている農家さんからお米を分けていただき、イワンファームのお米を一部ブレンドしたうえで、返礼品とさせていただきたいと思います。
フォトブックは充実したものをお送りできるよう、現在準備中です。
発送は11月中を予定しております。