大阪の高校生とみかん農家の思いを込めたジェラートを販売したい

こんにちは。前回に引き続き、「和泉みかんまじぇらーと」の開発秘話をお届けします。

２年前に、(有)いずみの里久保代表との出会いから「みかんペースト」の新商品企画を考え始めた商品開発クラブでしたが、当時１年生だった私たちにとって、まったく新しい分野での商品開発は難しく、いったんは諦めることとしました。そこで、先輩たちが継続して開発を行っていた地域団体商標「泉だこ」に関する新商品開発へ取り組むことにしたのです。

先輩たちが取り組んで成功したことや失敗したことを参考にしながら、話し合いを進めました。そうしてさまざまな企業・団体の方にご協力をいただきながら、ついに新商品が完成しました。「泉だこ」につけて食べる調味料、さらにタコ以外の何にでも合う万能調味料、「みそこんぶもん」です。

この「みそこんぶもん」が大成功しました。伊藤忠食品株式会社の主催する「商業高校フードグランプリ2019」では近畿ブロック代表商品として選出され、東京で開かれた本選でも「審査員特別賞」を受賞。結果的に1万本以上の出荷を記録するなど、クラブ史上最大のヒット商品となったのです。これらの経験を経て、知識や自信を身につけた私たちは、満を持して、再びみかん商品へチャレンジすることを決めました。

さまざまな商品案が挙がるなか、ついに心ときめく題材が決まりました。それがアイス系商品だったのです。