世界の問題をジブンゴトに。ともに学び、共有する場を続けたい!

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支援総額

700,000

目標金額 500,000円

支援者
113人
募集終了日
2021年9月21日

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2021年09月18日 12:00

辺野古基地の視察レポート・リアル×オンラインでつながること

〈次の目標に向けて、ネクストゴールに挑戦中!〉

 

みなさま、こんにちは!

本日はジブンゴト大学運営メンバーによる現地視察レポートをお届けします。

場所は沖縄県辺野古基地。

 

今年の3月に辺野古を訪れ、翌月4月にジブンゴト大学で辺野古をテーマとして取り上げました。

リアル×オンライン

両方が掛け合わさることでよりジブンゴトに近づく体験になることが見えてきます。

ぜひご一読ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2021年3月5日13時45分、沖縄の辺野古基地前に到着。新基地建設の反対のノボリがずらりと並ぶ。近くに車を止め、奥祐斉(ジブンゴト大学副代表)くんと座り込みのテント通りを歩き出した。

 

 


突き抜ける青い空の下、ノボリが風にはためいていたが、その横のテントの下はガランとしてうす暗かった。ぽつんぽつんと距離をあけておじさんが座っていた。

奥くんが一人のおじさんに声をかける。「おじさん、いつもここに来てるんですか?」「ああ、時間があるときはな・・で君らはどこからきたんかい」、そんな会話に参加するかしないかぐらいの距離で、私はうんうんと頷いていた。

その時、横の道路に大型の軍用トラックが轟音とともに走ってきた。パッと振り返ると、米軍の運転手が窓から片腕を出しながら、上から見下ろすようにこちらをちらっと見た。そのトラックは、20人近くいる日本の警備員がずらりと横並びした辺野古基地の入口をするりと抜け、中に吸い込まれていった。
 

爽やかな大自然、勢いよく旗めくノボリ、薄暗いテント通り、ポツンといるおじさん、轟音とともに走り去る軍用トラック、日本人の警備員で固められた入り口。このあまりにものコントラストあるシーンが、辺野古基地の問題を表しているように感じた。そして私はそのシーンに全く入れない。
 

少し説明をいれると、「辺野古基地」は沖縄県北部東海岸に位置する。「世界一危険な飛行場」といわれる普天間基地から辺野古への移設をめぐり、話題に上がる米軍基地の一つ。1999年に辺野古への移設が閣議決定、2014年に埋め立てを開始し、2018年には土砂の投入も始まるが、反対運動は今なお続けられている。

 

 

この歪(いびつ)な風景が日本にあることに衝撃を受けた。しかし、座り込み抗議を一緒にしようという意欲はわいてこなかった。自分に何ができるのか問うてみたが、答えは何も出てこなかった。

その場を去り、基地の先にあった透き通るような海辺の砂浜を歩いた。横では飛行場建設のための埋め立て工事をしている様をみているうちに、なんとも言えない違和感がわいてきた。その砂浜に首からカメラをかけたおじさんが歩いてきて話しかけてきた。別れ際、「なんもできんよな」と一人呟いていた。

 

 

もしかしたら、「なんもできんよな」と皆が思っているのではないか。基地の建設会社もそこで働く人も、米軍兵も、警備員もおじさんも沖縄の住民もどこかで「なんもできんよな」といった諦めがあるのかもしれない。それよりも日々の暮らしが大事。しかし、ふとした時に違和感や無力感が押し寄せてくる。そんな生き方をしているのではないか。時々やってくる違和感と無力感をやり過ごしながら生きるのは、面白くない。細い線でもいいから繋がっていたい。何もできなくても。

 

翌月の4月16日ジブンゴト大学「辺野古からみる、沖縄の環境問題」のオンラインワークショップに参加した。

https://www.facebook.com/events/229548915470724?ref=newsfeed

 

野川未央(NPO法人APLA事務局長)さんがスピーカーとなって辺野古のことを熱くときにはクールに話してくれた。現地で見た基地の背景と現実がありありと見えて、私は辺野古のただの観光者から、野川さんのおかげで細い線ではあるがジブンゴトとして繋がることができた。

 

その後、特段、発信や抗議行動をしているわけではないが、こうして熱を込めてレポートを書くことができたのは、ジブンゴト大学に参加したからだろう。そういえば、日常の生活の中で辺野古の体験談を何度か話した。こうして細い線で皆が繋がれば、ぶっとい綱(つな)になるはず。その綱をみんなで引っ張れば、何かが変わるかもしれない。

 

そんな無責任でもいいと思っている。多くの人と細い線でつながるジブンゴト大学を続けていけば、そのうち大きな力になることを信じてみたい。

 

文責:泉一也

リターン

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全額応援!感謝のメールをお送りします!

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運営メンバーより感謝のメールをお送りします。

申込数
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ジブンゴト大学全6回講座受講コース

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①運営メンバーより感謝のメールをお送りします
②ジブンゴト大学全6回講座にご参加いただけます
③ジブンゴト大学オリジナル学生証(ステッカー)の発行
④万が一当日ご参加いただけなかった場合は録画データお渡し

申込数
82
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