クラウドファンディング第三弾のお知らせ

奄美大島を舞台に2年にわたって実施したGPSプロジェクトですが、渡りルート全容解明に向けて場所を変えて今年度も実施いたします。

場所は国内越冬地である南西諸島西端の与那国島と中央部の沖縄島です。

これまで、越冬地の北端とされる南西諸島の奄美大島において、皆様のご協力のおかげでサシバ22個体分の渡りルートに関するデータを得ることができました。

次のステップとして、国内越冬地の西端となる与那国島で装着し、国内越冬地の渡りについて掘り下げたいと考えています。ただし与那国島は越冬数も少なく、捕獲はかなり難航すると予想されることもあり、沖縄島でも実施いたします。これが成功すれば南西諸島の越冬地の両端と中央のデータが取れることになり、国内越冬地の渡りについて予測を立てやすくなります。

また、フィリピンにおいても同時進行で試験的にGPSの装着を試みます。ただし、捕獲が上手くいくかどうかは分からないので、試みという言い方にしています。

このための費用を得るために、今年もクラウドファンディングを実施します。昨年は年の暮れにかけて実施しましたが、今年は皆さんがサシバにもっとも注目する9月から実施したいと思います。

クラウドファンディング

【第三弾】絶滅危惧種サシバの保全を皆の手で。渡りの全容解明への挑戦

開催期間：9月16日から11月7日

目標金額：250万円（交通費の負担が大きくなるので昨年より目標金額があがっています）

時季変更の理由としては、渡りの時期に合わせればより盛り上がるということもありますが、鳥学会、国際サシバサミット、ジャパンバードフェスティバルなどの行事も重なること、あとは年明けをクラウドファンディングの終了時期とすると、中国メーカーのDRUIDの工場が旧正月で休みとなり、GPSタグを入手しにくくなることが問題としてあります。

とにもかくにも、秋の渡りの報告をしながら盛り上げていきたいと思います。リターンも新しくデザインを作成中です。ご期待ください！