子どもの貧困率全国ワースト3位の鹿児島で子ども食堂を広めたい

子どもの貧困率全国ワースト3位の鹿児島で子ども食堂を広めたい

支援総額

246,000

目標金額 230,000円

支援者
20人
募集終了日
2016年8月30日

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鹿児島初の子ども食堂!継続開催で軌道にのせ、仕組みを鹿児島に根付かせたい

 

初めまして、鹿児島県で森の玉里子ども食堂の代表をしている齋藤です。私自身は家庭科教育が専門で、生活者の視点に立った研究をしてきました。今年に入り、「急増している子どもの貧困率が社会の問題として取り上げられるようになってきた中で「子ども食堂」の取組を知りました。ぜひ立ち上げたい。」という熱心な教員から依頼され、一緒に鹿児島にも子ども食堂を作ろうと取り組むことになりました。

近所のおばちゃんやおじちゃんたちが、栄養と愛情たっぷりの温かい食事を作って待っていて、子どもだけでも入れる食堂。集まった子どもたち・親たちが仲良く食事を共にし、ほっとできる場所。「子どもにお腹いっぱい食事をしてもらい、笑顔になってもらいたい。いつも頑張っているお父さんやお母さんたちに、その時だけでも一息ついて元気になってもらいたい。」そう思い、2016年6月に、鹿児島県で初の子ども食堂を開くことを目指す有志で「森の玉里子ども食堂」を運営する会を結成しました。6月24日に鹿児島県で初の子ども食堂を開催!これまで3回、合計138名の子どもたちと温かいごはんの食卓を囲みました。

*大人も含めると220名です。

 

子ども食堂を軌道に乗せるたいとの思いで毎月2~3回のペースでの開催を予定しています。子ども食堂の継続への道筋を立てるために、みなさまのご支援をどうぞよろしくお願い致します。

 

1回目の子ども食堂の様子:子ども15名、大人15名

 

 

2回目の子ども食堂の様子:子ども55名、大人33名

 

 

育て世代の貧困率が全国でワースト3位の鹿児島県

 

鹿児島県は、子育て世代の貧困率が全国でワースト3位という結果が出ています。鹿児島県内の「子どもの貧困」に関する学習会の中でも、養護教諭が朝食を食べてこられない子どもや、貧困のために学校給食がなければまともに食事を摂ることができない子どもがいる現状を報告したりしています。鹿児島県にも、子ども食堂のような子どもと養育する親が安心して食事をし、地域の人々とつながってほっとできる居場所をつくらなくてはならないと考えました。

 

山形大学の戸室健作准教授の研究データ(2012)を元に、作成

 

鹿児島には、まだ地域のコミュニティが深く残っている地域も多く、情の深い県民性もあり、一つ子ども食堂が立ちあがれば後に続く方々が大勢いらっしゃると感じています。そのための一歩を森の玉里子ども食堂が踏み出し、子ども食堂を鹿児島に根付かせたいと思っています。

 

食事を準備する様子

 

 

県内各地の方々から提供されたコメや卵、野菜や調味料

 

 

過去3回の子ども食堂で感じた、継続開催のために必要なこと

 

これまで3回の子ども食堂を開催し、多くのニーズに応えるためには以下の3つのことが必要であると考えました。1つ目は、「多くのニーズに長く応えられる環境を整えること」です。初めは30食を目途に考えていた私たちの子ども食堂ですが、実際に近隣の全ての小中学校の子どもの家庭に情報が行き渡ると、100人超の方が来られました。アンケートに、「ここに来て、いっぱい食べておいしかった」「カレーや色々なものに野菜がたっぷり入っていて健康にも良くていいなと思いました」などと子どもたちが感想を寄せてくれました。子どもたちの笑顔と、連れてきた大人(お母さん、お父さん、おばあちゃんなどそれぞれです)のホッとした表情を見ると「これは、できるだけの人数は受け入れる覚悟が要るな」と思いました。

 

そのためには、たっぷり炊いたご飯を入れる保温器や、具だくさんの味噌汁を温めて置いておくスープジャーなど、業務用の備品が必要であると感じています。現在、自宅から家庭用の炊飯器、鍋などを毎回数名が持ち込んで調理していますが、不便で非効率的な現状です。また、多くの参加者を受け入れ、そのために毎回20人程のボランティアもいるので、100人を超えるような不特定多数の集団の安全を守るためのイベント保険の加入、救急箱の整備、新たな食器の購入など、当初は考えていなかった出費が必要になってきているのです。

 

 

 

準備された食事の様子

 

2つ目は、「長く活動を継続するためには資金の確保が不可欠」ということです。不定期の寄付金のみに頼った財政でなく、活動を安定的に支えてくださる方を増やすために、年会費2,000円で会員を募り、活動だよりを発行してボランティアに参加できない方々にも活動を支援していただける仕組みを作りたいと考えています。そこで、広く会員を募るために、ポスターやチラシを作って広報していくことが必要になります。

 

そして最後3つ目に必要なことは、「鹿児島県に子ども食堂が複数広まるように、これから始めようと考えていらっしゃる方のサポートをし、一緒に活動を推進していけるような環境を整えること」です。私たちが「森の玉里子ども食堂」を始めて、多くの方が「私もやってみたいと考えていた」、「これから始めたいのだが、何から取りかかればよいか」と興味をもって見学に来られています。そのような方々が少しでも早く実際の活動が始められるように、私どものやってきた活動を、失敗も含めてご報告したり、互いに興味のある方同士が集まって情報交換をしたりする機会を作りたいと考えています。また、私どもが備品をそろえれば、それを始めようと考えている方に差し当たりお貸しすることもでき、子ども食堂を開くためのハードルを一つ取り除くこともできます。

 

県内の新聞1面に取り上げられました。

 

 

鹿児島は、子ども食堂が広がっていく土壌を備えている

 

これからも、多くのあったかいご飯を作って迎えられ、安心して遊んだり宿題をしたりおしゃべりをしたりできる会場の仕組みを作り、たくさんの必要とする親子の笑顔を支えたいと思います。そのためには、私たちの子ども食堂の運営が安定し、長く継続できるような体制をつくる必要があります。会員を集め、多くの会員に活動の経過報告を行うことによって、「自分も子ども食堂をやってみよう」と考える人が鹿児島県全体に広がっていくことを願っています。

 

鹿児島県は、子育て世代の貧困率が高いにもかかわらす、九州の中でも子ども食堂が立ちあがるのが最も遅く、現在の数も少ない状態にあります。しかし、鹿児島県民は「小学生のお手伝い参加率 全国第1位(2006年)」「中学生保護者の学校行事参加率全国第1位(2015年)」「青年海外協力隊隊員数全国第1位(2009年)」などと、子どもから大人まで、みんなのために進んで動こうとする情の深い県民性があります。しかし、初めてのことにはやや気後れする、保守的な面もあるのかもしれません。実際私たちの子ども食堂にボランティア参加された方々も、「子ども食堂に携わりたかったけど鹿児島にはなくて・・・。」「立ち上げるのは自分には無理かと思って、ここができたから参加できてよかった。」などとおっしゃっていました。

 

また、場所の問題も、鹿児島県は子ども食堂をやっていける素地があります。私たちの子ども食堂が利用している福祉館や、類似の公民館などの施設は、県内にはどこにでも子どもが歩いて行ける範囲にあります。活動の資金を十分に得て、食材だけでなく広報活動にも力を入れることができれば、本団体の活動を知る人が増え、鹿児島県下に子ども食堂を立ち上げようという仲間が集まるはずです。

 

私が出会ってきた子どもたちの街や、これから出会うであろう子どもたちの街にも、子ども食堂ができることを願っています。​皆さまのご支援をどうぞよろしくお願い致します。

 

立て看板

 

食事のあと仲良くなり遊ぶ子供たちとほっと一息ついて見守る大人たち

 

 

森の玉里子ども食堂 メンバー

 

代表の齋藤美保子(鹿児島大学教育学部准教授

「子どもが心身ともに豊かに育つ地域づくりのために子ども食堂が必要」と考えた教師たち、「自分も子どもを育てているから、どの子も安心して育つ社会になってほしいと強く思う」子育て世代の主婦、「以前から子ども食堂が鹿児島にないことが気にかかっていた」地域住民などで運営しています。

 

 

◆◇ご支援金の使途について◇◆

・食材費(10回開催分)
・印刷費
・食器代
・調味料

・調理器具代

・リターン費

・その他諸経費 など

 

 

◆◇リターン◇◆

【3,000円】森の子ども食堂賛助会員コース
・お礼状(活動報告も兼ねる)
・1年間の賛助会員として、森の玉里子ども食堂の団体旗に名前を記載


【5,000円】かごしま森の子ども食堂賛助会員&かつお節
・お礼状(活動報告も兼ねる)
・1年間の賛助会員として、森の子ども食堂の団体旗に名前を記載
・食堂で使用する鹿児島県枕崎産かつお節を郵送

 

【10,000円】かごしま森の子ども食堂賛助会員&かつお節&豚みそ
・お礼状(活動報告も兼ねる)
・1年間の賛助会員として、森の子ども食堂の団体旗に名前を記載
・食堂で使用する鹿児島県枕崎産かつお節と鹿児島黒豚豚みそを郵送

 

【30,000円】子ども食堂もお世話になっている鹿児島有機生産組合の商品コース
毎回子ども食堂に野菜を提供してくださっている鹿児島有機生産組合販売しているこだわりの商品の中からお好きなものをお選びください。(ニンジンジュース他)

 

【50,000円】子ども食堂もお世話になっている鹿児島有機生産組合の商品コース
毎回子ども食堂に野菜を提供してくださっている鹿児島有機生産組合販売しているこだわりの商品の中からお好きなものをお選びください。(ニンジンジュース他)

 

 

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プロフィール

「鹿児島の子どもたちに『子ども食堂』を作りたい」との思いで始まったボランティア団体です。現在37人の登録ボランティアがいます。

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リターン

3,000


森の子ども食堂賛助会員コース

森の子ども食堂賛助会員コース

・お礼状(活動報告も兼ねる)
・1年間の賛助会員として、森の玉里子ども食堂の団体旗に名前を記載

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

5,000


かごしま森の子ども食堂賛助会員&かつお節

かごしま森の子ども食堂賛助会員&かつお節

・お礼状(活動報告も兼ねる)
・1年間の賛助会員として、森の子ども食堂の団体旗に名前を記載
・食堂で使用する鹿児島県枕崎産かつお節を郵送

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

10,000


かごしま森の子ども食堂賛助会員&かつお節&豚みそ

かごしま森の子ども食堂賛助会員&かつお節&豚みそ

・お礼状(活動報告も兼ねる)
・1年間の賛助会員として、森の子ども食堂の団体旗に名前を記載
・食堂で使用する鹿児島県枕崎産かつお節と鹿児島黒豚豚みそを郵送

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

30,000


鹿児島有機生産組合の商品(ニンジンジュース他)

鹿児島有機生産組合の商品(ニンジンジュース他)

毎回子ども食堂に野菜を提供してくださっている鹿児島有機生産組合販売しているこだわりの商品の中からお好きなものをお選びください。(ニンジンジュース他)

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

50,000


鹿児島有機生産組合の商品(ニンジンジュース他)

鹿児島有機生産組合の商品(ニンジンジュース他)

毎回子ども食堂に野菜を提供してくださっている鹿児島有機生産組合販売しているこだわりの商品の中からお好きなものをお選びください。(ニンジンジュース他)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

プロフィール

「鹿児島の子どもたちに『子ども食堂』を作りたい」との思いで始まったボランティア団体です。現在37人の登録ボランティアがいます。

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