牡蠣にかける思い

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【本当に冬の食べ物なのか？】

牡蠣って「冬」のイメージですよね！

 

確かにスーパーの鮮魚売り場で「冬」になると「むき身の牡蠣」を見かけます

「夏」には見かけません！

これには大きな理由があって、各県または各自治体の組合が牡蠣の「むき身の牡蠣」の出荷を仕切っているから

逆に「殻付き牡蠣」は組合で取り扱わないので、生産者が出荷してさえいれば春でも夏でも牡蠣は買う事が出来ます！

 

【食べるタイミング（季節）で大きく変わる触感と味】

多くの皆さんが食べる機会の多い冬の牡蠣

大きさだけで言うと、夏の産卵（放卵）が終わって一年で一番小さい時期

ただ、牡蠣の身全体に対して内蔵の割合が少ない時期でもあり「エグミ」を感じにくい時期（甘さを感じやすい）でもあります

年を超えて春先になり水温の上昇とともに濃厚なクリーミーさが際立ってくるようになります

 

【一年を通して牡蠣だけを取り扱う生産者はかなり少ない】

組合の（むき身牡蠣の）出荷作業が終わればワカメや小女子、夏には潜水のアワビやウニを採る漁師も少なくありません

もちろん生活の為ですし、ほかの魚種も採って素晴らしいことだと思います

でも通年で牡蠣の需要があれば、良質な殻付き牡蠣を年間を通して出荷してくださる生産者が増えると思うのです

実際かき小屋の営業を始めて8年、最初のうちは冬の「むき身牡蠣」出荷用に養殖をしているので夏も営業するイレギュラーなかき小屋用には牡蠣が不足することもありました

 

【その時期の牡蠣に合わせたメニュー開発】

濃厚な牡蠣には片栗粉でコーティングした牡蠣を乗せた塩ラーメンを！

身の小さい時期の牡蠣はオリーブオイルとガーリックでカリカリに炒めた牡蠣をパルミジャーノレッジャーノチーズと絡めてパスタを！

卵を持つ前の牡蠣は酒蒸しにして牡蠣ご飯を！

自分なりにメニューを開発してお客様の反応や声を聴き改良してきました

今回のプロジェクトが成功した暁には、ナンバーワンメニューの牡蠣ラーメン専用キッチンカーを手作りで製作し営業許可を取ります

そしてより多くの方へ食べていただけるように屋台営業を開始したいと思っています

ぜひともご支援もしくは情報の拡散にご協力いただければ幸いです

多くの皆様の少しのお力をお借りできればと思っています

 

かき小屋渡波店主　寺岡征己