盛り場の空地に町の活性化を牽引する語り場=隠れ酒場を建てる

盛り場の空地に町の活性化を牽引する語り場=隠れ酒場を建てる

支援総額

1,003,000

目標金額 650,000円

支援者
73人
募集終了日
2015年12月17日

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プロジェクト本文

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皆さまのおかげで、最初のハードルである65万円を達成することができました。ここに改めて感謝申し上げます。

 

その時点(11月24日)で40名もの方に私のプロジェクトのご支援をいただきました。のみならず、シェアや口コミ等で賛同していただいた情報を拡散してくださった方々のご協力が、水面下の氷山のように存在していたことを想像するだけで胸が熱くなる思いです。そしてみなさまのこれまでのご支援やご協力によって新たな可能性が開けて来ました。

 

残された12月17日までの公開期間に、厨房の一層の充実と、嵐山新地の時代感を支える建具や照明器具の導入をさらなる目標として、新たなハードル(100万円)を設け、引き続き募集をさせていただきます。

私の店と言わず、嵐山新地や嵐山通りを併せた嵐山エリア、そして繁華街の花園全体、ひいては裏路地、盛り場からの活力を得て、小樽市そのものがほんの少しずつでも活気を取り戻してくれるように、「自分の店」や「自分の裏路地」「自分の盛り場」、そして「自分の町」を育てるようなお気持ちで足を運び、見守っていただけたなら、こんなに幸せなことはありません。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
 

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切り盛りしている酒場が、築年数ゆえに積雪等に耐えきれず、営業を続けることが困難になってきました。そんな中、隣の空き地に新しく店舗を建てるお話に運命的に遭遇しました。大好きな北海道で酒場を続けるため、皆様のご支援をいただけないでしょうか?

 

神戸で生まれ、横浜に育ち、小樽に暮らして23年になります。星野惠介と申します。もともと広告屋でしたが、公私ともに北海道との縁が深まり、勢い余って移り住んで以降は、広告業に加えて、編集出版、街のコミュニティ活性化、北海道に於ける映画・CM・ドラマ等の撮影コーディネイト、映像の企画制作、ナレーション業等に携わってきました。

 

東京の大学時代に最初に友人になった男が北海道の中湧別町出身で、彼の実家を頼って初めて北海道を訪れました。その後住み込んでアルバイトをしたり、その給料でそのまま道内を長期貧乏旅行したりと、どんどん北海道に魅せられていきました。

現在は、ひょんなことから小樽の花園で酒場を営んでいます。

 

 

 

 

人生の節目を北海道で迎えたことが移り住むきっかけに

 

大学一年生の夏休みに、北海道出身の友人の実家にお世話になったのが初めての北海道でした。これまで出逢ったことのない雄大な風景と、時に人間をも寄せ付けない自然の有り様は圧倒的で、その旅の最中に二十歳の誕生日を迎えたことも自分の中の小さなエポックになりました。

そして最初に入社した広告代理店で、大学の卒業論文に取り上げた倉本聰さんをCMに起用した経緯から、公私ともに北海道を訪れることが増え、私は三十歳の誕生日も北海道で迎えることになりました。

そうした偶然や必然が重なって、私と北の国との縁が決定的になったのです。

 

 

 

人口の減少に比例するように盛り場も商店街も元気を失って…

 

私が横浜から移住した1992年に16万人だった北海道小樽市の人口は現在12万3千人。次々と店の灯りも消えています。最初に旅人として北海道、そして小樽に迷い込んだ私にとって、生活を重ねるほどに、当然ながら現実が日常を支配して、ときめきは薄れてゆきます。

そんな中、今いちど小樽の町の魅力を見直すことができないだろうか? 自分なりの視点で、町を見渡してみました。そしてふたたび旅人の目線にたった時、小樽の町の日常と非日常の狭間、すこしだけ非現実の匂いがする時間や空間こそがこの町の魅力なのでは。そう感じました。

 

 

 

 

小樽 嵐山新地の加盟飲食店は十一、二軒ほどにまで落ち込んでいました


小樽市最大の盛り場でありながら、集客数を減らし続ける花園エリア。そこに、花街、遊里の風情を残す「嵐山新地」という一角があります。それこそが小樽の日常と非日常の狭間。辺りには不思議な空気感が漂っています。

観光に頼る町が本当に訴求すべき小樽の魅力。それは、厚化粧した観光ストリートよりも、路地裏を散策することによって感じられる町の素顔や日常、あるいは日常と非日常の狭間に浮かび上がる「小樽らしさ」を垣間見る悦びと考えています。そこで私は人影まばらな嵐山新地に、一軒の酒場を開きました。

 

 

 

 

人影まばらな路地裏で始めた酒場「星の庵 風の色」

多くのお客様は、迷いつつも探し出して

あるいは偶然に行き当たって来てくれました

 

 

 

 

 

 

建物の老朽化などによって、 このまま酒場を続けるのはむずかしくなってしまいました

 

一方、現在の建物は築五十年をゆうに過ぎ、さまざまな設備、特に冬季の屋根の雪に関する危険性が高まっていて、迫り来る次の冬を越すのは難しいと考えていました。大家さんも出来れば建物を閉めたいと考えておられるようです。そんな事情から、残念ながら今の場所で私の想いを遂げることは不可能になってきました。

 

そんな折りも折り、はす向かいの空き地の所有者との偶然のご縁がありました。そのお話は、私の考えに賛同いただいた所有者が、空地に私の意を汲んだ小屋を建ててくださるという夢のような展開を始めました。

しかしながら、新築の建物に諸々の店の設備をゼロから設えるには、私は経済的にあまりにも非力でした。この機会に、新たな建物に最低限の厨房施設を導入する費用の一部をご支援をいただけないものか。とある人から教えていただいたREADYFORで資金を集めることができればと考えました。

 

 

 

 

“探し出してでも訪れて欲しい嵐山エリア 

ここにしかない無国籍バルを新しくスタートさせたい!

 

路地裏に、周りに塀を巡らせた小さな小屋=一軒家が出来上がります。その光景は、想像を超えて極めて異色な出来事になるはずです。私はこの小屋を無国籍のバルにしたいと思っています。バルとは東京や札幌で展開される「おしゃれなスポット」ではなく(スペインでは無医村や学校のない土地にすら一軒のバルはあるように)、実は銭湯のような町のコミュニティのことだと考えています。小樽の巷の情報が集まってくる町のコミュニティのような空間です。
 

建物は新築ですが、要所要所に古い建具や照明器具などを用いることによって、嵐山新地の風情に溶け込む空間を目指します。東京場末の飲み物や、国やジャンルを超えた品書きにも、不思議な空間に興を添えてもらいます。

建具にも品書きにもひとつひとつに物語があります。物語を立ち上げるためには会話こそがこの店と小樽の時間を紐解きます。さらにそこに様々な方々に関わってもらうことで、小樽に居ながらにして様々な時空へと繋がる入口にもなり得るのです。

 

 

 

 

私のイメージする無国籍バル。こんなお品書きはいかがでしょうか?

 

星の庵 風の色では「とりあえず、ビール」ならぬ「とりあえず、ホッピー」が合言葉です。定番の白、黒。オリジナルの「レッド・イット・ピー」「海賊ホッピー」などがあります(いやいやビールでなくては!という方には、ビール好きを唸らせるビール、サッポロラガー=赤星を常備していますよ!)。

 

   

 

これからの寒い季節に向けてなら、江戸後期の骨董品である携行用のお燗器でぬる燗をつけ、檜風呂そのものである桶でいただく湯豆腐と、桐箱仕込みの焼き海苔を合わせる「大江戸三点セット」がイチオシです。いずれも炭火を起こして使用する道具で、大人のままごとに興じていただきます。

他にも「チリコンカン」「和風ひと口カツ」「ピータン豆腐」「モツ煮込み」などジャンルもさまざまな小皿(タパス=おつまみ)を定番とします。ぜひ食べにいらしてください!

 

   

  


 

魅力的な路地裏文化を、もっと多くの方に知っていただきたい

 

小樽市花園「嵐山新地」には、時空を超える不思議な力を感じます。

嵐山新地と隣接する嵐山通りを合わせると、老舗居酒屋、正統派バー、人気の焼鳥店や焼肉店、蕎麦屋に寿司屋、果てはダンスホールからおカマさんの店まで、実にさまざまな業態がこのエリアに集まっています。にもかかわらず、ごく一部の店を除いて、このエリアに目指す店を持たない人がたまたま歩くことのほとんどない、さびれた一角と化しているのも紛れもない事実です。
 

私は、今回の新しい店が、魅惑に満ちた嵐山エリア一帯が活性化するための道標(みちしるべ)になって欲しいとも考えています。

旅人には迷宮に迷い込む悦びを、地元の方には大人の時間が流れる隠れ家を持つ歓びを、それぞれに提供できたなら。わざわざ探してまで訪ねる遊び心に溢れた嵐山エリア全体の活性化のために、迷宮へ誘う水先案内役を目指したい。それがひいては花園という盛り場の、やがては小樽市そのものの活性化の端緒となるように。
 

敷地(=庭)と窓と二階のある、つまり風景を携えた新生バルでは___春は観桜、夏は(ホッピー)ガーデン、秋は観楓、冬は雪見というように、四季折々に窓外の風景を織り込み、空間を取り込み、足を運んだ様々な人生模様をも盛り込んで酒場の「場」が展開されます。そこに集うことによって、小樽の素顔や奥行きの深さに触れることができるばかりか、時間旅行の楽しみにも出逢うことができるかもしれません。

通過型観光地と言われ、宿泊客を獲得しづらい町を余儀なくされている小樽市。プロジェクトの次段階は、この嵐山エリアに「盛り場に枕する」新しい、小樽流の、質素な、宿泊の在り方を模索します。今回はそうした長期的な展望に立った礎づくりであり、先鞭を打つ試みと位置付けています。

レディフォーは単なる寄付のシステムではありません。ご自分の店を創る、育てるというようなお気持ちで積極的に関わり、ご参加いただけたならこれほどの歓びはありません。どうか皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆ 引換券について ◇◆◇◆◇◆◇◆
ご支援いただいた皆様にはお礼に下記引換券をお送りします。

3,000円を支援していただいた方対象

・サンクスレター

 

10,000円を支援していただいた方対象<今回は2種用意しました>

<風の色満喫コース>

・サンクスレター

・お店に支援者のお名前を記載させていただきます。

・お店でのご飲食券4,000円分

 

<自宅で風の色コース>

・サンクスレター

・お店に支援者のお名前を記載させていただきます。

・オリジナル吟醸酒 風の色の贈呈(※ 富良野の名店「くまげら」の森本店主との三十年のご縁で生まれた、店主の醸造プロデュースによる、弊店のみで賞味いただける稀少な吟醸酒です)

 

30,000円を支援していただいた方対象

・サンクスレター
・お店に支援者のお名前を記載させていただきます。

・オリジナル吟醸酒 風の色の2本贈呈(※ 富良野の名店「くまげら」の森本店主との三十年のご縁で生まれた、店主の醸造プロデュースによる、弊店のみで賞味いただける稀少な吟醸酒です)

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プロフィール

神戸で生まれ、横浜に育ち、小樽に移り住み二十三年。企画屋、物書き、ナレーター、酒場店主、歌うたい等、表現方法に応じたいくつかの顔があるのです

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リターン

3,000


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お手軽支援コース

・サンクスレター

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年2月

10,000


<自宅で風の色コース>

<自宅で風の色コース>

・サンクスレター
・お店に支援者のお名前を記載させていただきます。
・オリジナル吟醸酒 風の色の贈呈(※ 富良野の名店「くまげら」の森本店主との三十年のご縁で生まれた、店主の醸造プロデュースによる、弊店のみで賞味いただける稀少な吟醸酒です)

支援者
29人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年2月

10,000


<風の色満喫コース>

<風の色満喫コース>

・サンクスレター
・お店に支援者のお名前を記載させていただきます。
・お店でのご飲食券4,000円分

支援者
19人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年2月

30,000


・サンクスレター
・お店に支援者のお名前を記載させていただきます。
・オリジナル吟醸酒 風の色の2本贈呈(※ 富良野の名店「くまげら」の森本店主との三十年のご縁で生まれた、店主の醸造プロデュースによる、弊店のみで賞味いただける稀少な吟醸酒です)

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年2月

プロフィール

神戸で生まれ、横浜に育ち、小樽に移り住み二十三年。企画屋、物書き、ナレーター、酒場店主、歌うたい等、表現方法に応じたいくつかの顔があるのです

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