残り3日！行き先をつくっていく旅！

おはようございます！カクシンハンの木村です。応援してもらえることがとてもうれしく、心から感謝しています。

今、電車にゆられながら、書いています。

 

コロナ禍で演劇を続ける中で、試行錯誤してきました。

 

走り、走り、最初はどうなるか見えない中、迷走したり、迷惑をかけたり、その中で人との出会いがあったり、手と足を動かして自分のハートを動かしているうちに、少し視界が開けました。

 

モヤのかかった未来への不透明さよりも、未（いま）だ来（き）ていない「未来」を創っていく喜びが勝っています。

 

皆さんの応援のおかげです。

 

それと共に、コロナ禍でシェイクスピアを様々な方と旅してきた中で、たくさんの喜びをいただけました。

お世話になっている俳優仲間、

一緒にやってみましょうと力を貸してくれる新しい俳優、

「わたしたちに任せてよ」の頼もしいスタッフ、

シェイクスピアなんて全然知らないよという子ども、

ビジネスマン！

僕の二倍以上の年齢の大先輩、

シェイクスピアの道を究めている先生、

 

そして、カクシンハンを面白がってくれるお客様、

応援してくれるお客様、

はじめましてのお客様．．．

 

書き出せばキリがありません。

 

シェイクスピアの面白さは「人間と世界を発見したぞ」という喜びです。

人間とはこういうものなのか！

世界とはこんなに面白いのか！

自分の人生でギュッとつかめた、そんな体験です。

 

それは＜芸術的な爆発＞です。（勿論、岡本太郎の言葉！）

だから＜演劇は爆弾＞です。（寺山修司の言葉！）

そこに＜演劇の力＞があり、（蜷川幸雄の言葉！）

 

だから＜PLAY is PLAY / 演劇は遊び＞なんです。

（ピーターブルックの言葉！）

 

あなたの人生にとてつもない喜びが生まれる、それが演劇です。

 

僕は演出家なので、台本や役者の思想を一つの劇空間をつかって演劇作品に仕上げるのが仕事です。それがうまく行くためには、受容体である僕の状態はとっても大切です。僕の中にもいつだって「爆発」が必要です。

 

爆発とは、発見であり、喜びであり、感動です。

 

シェイクスピアに感動してほしい、

演劇に感動してほしい、

僕は未来に向かって走ります。

 

10年ほど前にカクシンハンをつくった時のどこへ行くのかわからない、そのわくわくと不安でいっぱいだった時のことを思い出します。

 

行く先のわかる旅ではなく、行き先をつくっていく旅。

 

乗っていた電車がまもなく目的地につきます。

いつもの駅。

しかし、すべては捉え方次第です。

なんでもない、いつもの場所に、ぼくらの「未来」がある。

「未来」を「つくる」。

それは稽古場でシェイクスピアと格闘する僕の基本姿勢です。

 

皆さまからの応援・ご支援、クラウドファンディングという形では残り3日です。

最後まで駆け抜けます。

どうか引き続きよろしくお願いいたします。