支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 1,252人
- 募集終了日
- 2025年1月23日
「ローカルから、全国へ」両社代表が考える次の未来
開始から10日で目標金額の1,000万円を達成したクラウドファンディング。
現在ネクストゴール3,000万円を掲げ、さらに多くの皆さまと手を取り合ってゴールを迎えられるよう取り組んでおります。
創業158年を誇る老舗百貨店「カワトク」と創業6年目のスタートアップ「ヘラルボニー」が手を取り始まった、前例を見ないリニューアル。
各社代表はいま何を思い、何を語るのか。
クラウドファンディングを通じて実現したい未来について、川徳百貨店代表・荒道泰之(あらみちやすゆき)とヘラルボニー代表・松田文登(まつだふみと)が対談しました。ページでは語りきれなかった思いをぜひご覧ください。
互いの思いが通じて始まったリニューアル
ーーカワトクとヘラルボニーの付き合いは2019年にポップアップを出店したのが最初だとお聞きしましたが、お二人の付き合いもその頃からでしょうか?
株式会社川徳 代表取締役社長 荒道泰之:
実は文登社長にはじめてお会いしたのは盛岡の高校でのイベントでした。いろいろな大人の働き方を知ってもらうためのイベントで、登壇者に文登社長もいたんです。
そのときに文登さんと30分くらいお話しさせていただきまして、ヘラルボニーのことを聞いて「それはすごい!」となりまして。
株式会社ヘラルボニー 共同代表 松田文登:
僕らは双子で会社の代表をやっていますが、実はそのときに荒道社長も一卵性の双子だとお聞きしたんです。そこからいろいろな話をさせていただいたことをよく覚えています。
荒道:
他人とは思えなかったですね(笑)。
ーーはじめからご縁があって協業が進んでいったんですね。今回のリニューアルはどのようなプロセスだったのでしょうか?
荒道:
いまカワトクは再生計画2年目なのですが、再生計画をスタートするときに文登さんとお会いして、「カワトクで新たな動きをしたいんだ」とお話をいただきました。そのとき私もピンときて「じゃあカワトクを聖地にしてやっていこうじゃないでしょうか」と。そうしたら二つ返事で「やりましょう 」と言ってくださったんです。
松田:
ありがとうございます。カワトクというのは、私にとってはもちろん、岩手県全体にとってなくてはならない、本当に大切な場所です。
ヘラルボニーは岩手・盛岡に本社を置き続けています。流行り廃りではなく、10年、50年、100年と続いて本当の意味で人々の中に根ざす文化になっていきたい。そう考えたときに、ふるさとを大事にするというか、「なぜこの地でヘラルボニーというものが生まれたのか」というアイデンティティのようなものをしっかり根を張っていきたいと思いました。
なので、ちゃんと自分たちで施工して世界観を作ったショップを持つのであれば、カワトクさんから始めたいと強く思っていました。
荒道:
カワトクは「人と文化と未来を創造する」をコンセプトに改革を進めていますが、この点はヘラルボニーさんと非常に共通点があると思っています。
小売業だけでなく、文化の発信を、ヘラルボニーさんとだったら一緒にやっていける。その思いが文登さんに通じた瞬間でした。昨日のことのように思い出しますね。
盛岡の真ん中に「ただそこにいていい」場所をつくる
ーーISAI PARKはショップ・ギャラリー・カフェ併設というヘラルボニーとして初めての取り組みですよね。どのような思いで企画されたのでしょうか?
松田:
今回のリニューアルではヘラルボニーそのものの新たな価値観がちゃんと伝わっていく場所を作っていきたいと思っています。そこで比較的大きい面積をお借りして、飲食とギャラリーと物販を掛け合わせた場所を作ることにしました。


ヘラルボニーの特徴は「ハードは変えられなくても、ソフトを変えていける会社」だということ。
たとえば阪急梅田さんとはこの 2 年間コラボレーションをやっています。いまでは障害のある子どもの親御さんが、息子さん、娘さんを連れて当たり前に百貨店に足を運んでくれるようになりました。
そこにはたとえば走ってしまうとか、騒いでしまうとか、何か言葉を言ってしまう人たちも存在している。他の店舗でやると「何でここで騒いでるんだ」と迷惑がられてしまう空気になる可能性がある人たちが、あたりまえに存在しているんです。
ある百貨店の方にさんに言われてすごく嬉しかったことがあります。その百貨店ではDE & I をすごく大事にされていて、「誰もが集う」という多様な価値観を外に開いていくということを掲げているのですが、横文字ばかりが一人歩きしてしまって現実感がなかったそうです。
そこにヘラルボニーというものが存在することによって、「ただそこにいていいんだ、という状態を初めて作れたような気がしました」と言っていただきました。それで、百貨店のような街の中心地に「ただそこにいていい」という空気の流れる場所をもっと作っていきたいと思うようになりました。

荒道:
カワトクは地元生産者の方々との結びつきもあり、催事などを通じた地域文化の発信は常にやってきました。
けれど、アートを起点にした文化発信は初めての取り組みです。いまの時代のキーワードであるSDGsにもかかわるということで、特に若い世代への発信に期待しています。そうしないと、カワトクとしても先がない。
今回、カワトクの顔とも言える一番メインの場所をヘラルボニーさんに提供できるということで、文化発信に対する私たちの期待と覚悟が伝わればと思います。

松田:
本当に、岩手に住んでいればまず見ない人はいないエリアということで、まずは地元の人たちに気軽に足を運んでもらえる場所にしたいです。今回、ヘラルボニー専用の風除室(※入口と室内の間に設けられる、雨風や外気の侵入を防ぐ空間)ができるのですが、それもいろんな人たちの入口を作るということだと思います。
盛岡という地に根を張って、多様な人たちへの扉を開く存在でありたい。盛岡の人に「絶対に一回は来たことあるよね」という場所にしていきたいですね。若い人も含めてヘラルボニーのアートにみんなが触れるようになって、多様な価値観への教育的な側面も担えたらうれしいです。
荒道:
ちなみにカフェに関していうと、実はヘラルボニーがリニューアルする場所にはもともと25年間営業している老舗のカフェがありました。お客様が百貨店の1階で飲食を楽しむというのもカワトクならではの風景。引き続きくつろげる場所を提供できるのはうれしいですね。
カワトクの覚悟を示すクラウドファンディング
ーー資金調達の手段にクラウドファンディングを選んだ理由を教えてください。
松田:
もちろんお金を集めることが目的ではありますが、それが一番ではありません。岩手の市民からすると、リニューアルが繰り返されていく中で今後カワトクがどうなっていくのか見えづらい瞬間もあったと思うんです。
そういう意味で今回のクラウドファンディングは新生カワトクのプレゼンテーションの場だと思っています。
地域の百貨店といえば、弘前のように百貨店がなくなってしまったエリアもあります。「カワトクは大丈夫なの?」と聞かれることもあるのですが、「カワトクは大丈夫なんだ!」と伝えていくことも重要だと思います。
荒道:
まさにその通りですね。ありがたいことに、みなさんから「がんばってくれ」「残ってくれ」と言われ続けているので、早く言われないようにならねばと常々思っております。
首都圏の百貨店はラグジュアリー商品が好調ですが、地方は基本的にとても厳しい。しかしその中でもカワトクは環境に恵まれていて、経営資源もしっかりあると思います。
これまで再生計画の中で一生懸命走ってきた分、ふと立ち止まって考えてみると「もしかしたら限られた方にしか我々の思いを伝えられていないんじゃないか」と思ったんです。
そこで、カワトクを愛してくださるお客様に向けて「今までと違うカワトクに生まれ変わるんだよ」というメッセージをしっかり出していきたい。文化の創造に向けた私たちの覚悟を広く伝えるためのクラウドファンディングだと思っていますね。
盛岡から全国へ「うねり」を
ーーあらためて、岩手の人にとってのカワトクとはどういう存在だと思いますか?
荒道:
やはり子どものときに連れて行ってもらった思い出がある場所ではないでしょうか。七五三や誕生日、そういうときにカワトクがある。百貨店があるとないではぜんぜん違うと思います。
産業の面もそうで、中心市街地に百貨店があることで賑わい性が生まれますし、百貨店がなくなった地域では商店街がシャッター通りになったという話をよく聞きます。盛岡から百貨店がなくなれば仙台や東京に人が流出して、地域の産業が疲弊してしまいます。
松田:
カワトクって県民にとってはすごく当たり前で、文化そのものだと思うんです。たとえば岩手山と同じくらい当たり前に存在していて、すごく大切にされているというか。もしこの場所がなくなったら、心にぽっかり穴が空いてしまう。そのくらい地域にとって大切な存在だと思います。

そういう場所を残し続けていくというのは、一企業の問題じゃなくて、地域全体の問題です。もっと言うと全国各地で起きている問題ということでもある。
ヘラルボニーとの取り組みを一つとして、カワトクはいろんな形で次のステージに挑戦していきます。クラウドファンディングを通じてその決意を広く発信することで、県民の漠然とした不安を力に変えていく、そして全国を巻き込んで一緒に何かを残していくような引力を働かせるというのも非常に重要なんじゃないかと思います。
ーー最後にクラウドファンディングへの意気込みを教えてください!
荒道:
クラウドファンディングを通じてメッセージを発信し、共感してくださるみなさまと一緒にリニューアルを完成させる。これはカワトク再建の総仕上げとして最高の形だと思います。
これからの百貨店は、売上を伸ばすことはもちろん大事。しかしそれ以上に、地元を愛する人に関心を持ってもらう、もっと言えば「好きになってもらう」ことがより大切になるのではないでしょうか。クラウドファンディングをはじめ、そのような発信を続けていきたいと思います。
松田:
再生計画の中でのいい意味での切迫感というか、「ここが勝負なんだ」という感じを伝えていきたいです。カワトクさんのリニューアルにヘラルボニーが参加することで、新たなうねりを作りたい。そしてクラウドファンディングを通じて全国に発信していくことで、うねりがうねりを呼ぶ形でさらに盛り上げていきたいです。
東京でも岩手県出身者に会いますが、本当にみんな人生のどこかでカワトクに足を運んだことがあると思うんです。そういった方々も含めてぜひ仲間になっていただきたい。自分の地元とちょっと疎遠になっている人なんかにも、ふるさとを応援する気持ちで参加してもらえたらすごくうれしいです。
地方から大きなうねりを生み、次の100年へ。
私たちの挑戦は続きます。
クラウドファンディングは1月23日(木)23時まで。
引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。
リターン
15,000円+システム利用料

クラファン限定 川徳コンセプトポスター【KAWATOKU1980】
●クラファン限定ポスター
1980年(昭和55年)菜園店舗オープン時の川徳の写真を使ったクラウドファンディング限定ポスターです
サイズ:A1(594mm×841mm)
●お礼のメール
●ヘラルボニー パルクアベニュー・カワトク店にてお名前掲載(ご希望の方のみ)
●クラウドファンディング記念冊子
※画像はイメージです。デザインや色は変更になる可能性があります。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
5,000円+システム利用料

オリジナルアートステッカー
●クラウドファンディングオリジナルアートステッカー
2種類を1枚ずつお送りします
●コーヒーチケット5枚
ヘラルボニー パルクアベニュー・カワトク店にてコーヒーと交換できるチケット
※対象メニューの詳細はリターンお届けの際にご連絡します
※有効期限は発行日から6ヶ月内
●お礼のメール
●ヘラルボニー パルクアベニュー・カワトク店にてお名前掲載(ご希望の方のみ)
●クラウドファンディング記念冊子
※画像はイメージです。デザインや色は変更になる可能性があります。
- 申込数
- 218
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
15,000円+システム利用料

クラファン限定 川徳コンセプトポスター【KAWATOKU1980】
●クラファン限定ポスター
1980年(昭和55年)菜園店舗オープン時の川徳の写真を使ったクラウドファンディング限定ポスターです
サイズ:A1(594mm×841mm)
●お礼のメール
●ヘラルボニー パルクアベニュー・カワトク店にてお名前掲載(ご希望の方のみ)
●クラウドファンディング記念冊子
※画像はイメージです。デザインや色は変更になる可能性があります。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月
5,000円+システム利用料

オリジナルアートステッカー
●クラウドファンディングオリジナルアートステッカー
2種類を1枚ずつお送りします
●コーヒーチケット5枚
ヘラルボニー パルクアベニュー・カワトク店にてコーヒーと交換できるチケット
※対象メニューの詳細はリターンお届けの際にご連絡します
※有効期限は発行日から6ヶ月内
●お礼のメール
●ヘラルボニー パルクアベニュー・カワトク店にてお名前掲載(ご希望の方のみ)
●クラウドファンディング記念冊子
※画像はイメージです。デザインや色は変更になる可能性があります。
- 申込数
- 218
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年7月

ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
#ものづくり
- 現在
- 216,904,000円
- 支援者
- 12,300人
- 残り
- 29日

老病ねこたちが最後まで安心して過ごせるおうちを守っていきたい!
- 現在
- 1,893,000円
- 支援者
- 143人
- 残り
- 8日

不幸な猫ゼロを目指して! "もりねこサポーター" 募集中!
- 総計
- 52人

車いすユーザーの社会参加を応援する!WheeLog!サポーター
- 総計
- 43人

「地域で生きる!地域で働く人になる!」生徒たちに豊かな職業体験を
- 現在
- 1,073,000円
- 支援者
- 124人
- 残り
- 11日

ファシリティドッグ ドリーム☆サポーターを募集中!
- 総計
- 462人

【緊急支援|大分市 大規模火災へのご支援を】
#医療・福祉
- 現在
- 2,444,000円
- 寄付者
- 293人
- 残り
- 41日
【横浜市立大学】ステキな演出で最高のダンス公演を作りたい!
- 支援総額
- 50,000円
- 支援者
- 2人
- 終了日
- 4/17

『福山わいん工房』立ち退きから再建へ挑戦!もう一度ワインを造りたい
- 支援総額
- 17,090,000円
- 支援者
- 616人
- 終了日
- 12/8
横浜で障がいのある人・ない人が共に育ちあうイベントを開催!
- 支援総額
- 223,000円
- 支援者
- 24人
- 終了日
- 4/21

聴覚障がい児×JDFA 子どもたちに夢の原体験をつくる1日を
- 支援総額
- 1,033,000円
- 支援者
- 85人
- 終了日
- 4/24

大好きな猫のために、今できることぜんぶ~ピースニャンコ~
- 総計
- 19人

青森の高校生発!あふれる個性を表現する文化イベント「確原色」
- 支援総額
- 250,500円
- 支援者
- 21人
- 終了日
- 5/31
日本最大級の市民まつり「中之島まつり」を 100 年続けたい
- 支援総額
- 1,884,000円
- 支援者
- 177人
- 終了日
- 6/30













