プロジェクトの終了報告とさらなる進化への案内
私たちが取り組みました「集落×ICTでちいさな見守りからおおきな安心を生み出したい!」のプロジェクトに大きなご支援をいただきありがとうございます。
おかげさまで、いただいたご支援は、13戸30名のちいさな高齢化集落にとって、かけがえのない大きな活力を生み出す結果につながりました。
それは、資金的なご支援だけでなく、TwitterやFACEBOOKなどのSNSを通じてのシェア拡散でのご支援やはげましのコメント投稿をいただいたり、地元出身者の方から郷土愛をこめて支援をいただいたり、地元FMラジオ放送局では、8日間連続でプロジェクトのPRメッセージを放送いただいたり、地方新聞社での記事掲載、支援者の方のブログにプロジェクトの紹介を掲載いただいたりと、ほんとうに多くの方々の支援を感じることができました。
京都府北部に位置する日本の棚田百選に認定されている毛原集落は、約600枚の棚田があり、日本の原風景を今も残した集落です。この地域に暮らす30名の村民は、代々引き継いできた棚田を守り、景観を維持しながら暮らしていますが、年々高齢化がすすみ、棚田の坂道を出歩くのも大変ですが、高齢者が高齢者を支えあいながら、懸命に暮らし続けており、今回の物心にわたるご支援は、かけがえのない力をいただくことができました。
感謝を申し上げます。
さて、いただいた支援をもとにICTを活用した見守り支援の取り組みを開始しました。
みなさまからいただいた支援金は、集落Wi-Fi化の費用とスマートスピーカー、タブレット端末の購入・設置費用に全額活用させていただきました。
当集落では、まず全戸にWi-Fiを完備するとともに、中継器を利用して集落内Wi-Fi化をいたしました。そして、AmazonEchoShow8のスマートスピーカーを購入し、全戸に配置しました。
活用事例としましては、
①Goopgleカレンダー機能を全戸で共有し、住民のみなさんが、毎朝「アレクサ、今日の予定は?」とたずねている光景が見られます。
アレクサからは「今日はプラゴミの日です」「防犯の日です。詐欺や不審者をみかけたら声をかけあいましょう」などと答えてくれます。
②メッセーシ・コール機能を活用しています。13戸間でのテレビ電話に活用しています。足腰弱りなかなか出歩けないお年寄りもテレビ電話でそれぞれで会話を楽しんでおられます。
③もっぱらみなさんがよく利用されているのは音楽配信のようです。
ReadyForでのプロジェクトは、いったん終了となりますが、当毛原集落の活性化グループ「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」は、村民と村外村民(毛原フアン)で構成し、次のビジョンをかかげて活動しています。
【ビジョン】 1000年つづく毛原の里づくり
【コンセプト】 不思議・カワイイ・里山
毛原は、これからも日本の心のふるさとである原風景を維持し、
都会で忘れてしまった大切な何かをお届けできる里でありたい。
【HP・SNS】 https://www.keharanotanada.com
https://www.facebook.com/KeharaRiceTerrace/
https://twitter.com/keharanotanada
youtube検索:毛原放送局
【主なイベント】毛原の棚田体感ツアー田植え体験会 5月
毛原の棚田体感ツアー稲刈り体験会 9月
棚田オーナー制度 年中
縁側喫茶 6月~8月・10月~12月の第1・3日曜日
地域通貨「けーら」 いつでもけーらに換金します
ブルーベーリーガーデン・ブラックベリー摘み取り園
今後は生活支援アプリの開発、地域通貨の電子化、棚田キャンプ場・集落全体美術館構想・・・ まだまだ進化中です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。