成立

陸前高田や大船渡の伝統ある”気仙茶”を後世に守り継ぎたい!

陸前高田や大船渡の伝統ある”気仙茶”を後世に守り継ぎたい!

支援総額

1,738,000

目標金額 1,300,000円

支援者
111人
募集終了日
2014年7月25日

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2015年04月02日 10:32

聞き書き集のタイトルや、大枠をご紹介します!

おはようございます!お天気のよい朝です。

 

聞き書き集発行までの間、少しずつ内容のご紹介などして行きたいと思います。

 

まず、タイトルは、3月2日の編集会議で、「おら家のお茶っこ」に決定しました!

 

「おら家」は、気仙で「おらい」とか「おらえ」とか発音されます。標準語では「我が家」となりますね。(な~んかニュアンスが違うけども)

 

お茶っこ、も、気仙では「おぢゃっこ」というような発音です。

 

まさに、各家で摘んで作ってきた、気仙のお茶を表すタイトルになりました!

 

 

それから、この聞き書き集の特徴的なこと、大枠のことを、書いてみます。

(書きはじめたら、熱く長くなってしまいました。手前味噌的なことも多いかもしれません・・・。本の宣伝文だと思って、大目に見てください)

 

1 ほぼ全編、気仙のことば「気仙語」そのままに、記録しました。

 

お年寄りが語った言葉を大切にして、気仙語そのままで記載しました。気仙語でしか語れない事や思い、気仙語でしか受け止められない、そして表記できない事や思いがあると感じてきました。気仙語の響きを、文字で感じ取っていただきたい、と願っております。

 

2 語り手は、合計53人!!

 

ロングインタビュー11人、ミニインタビュー4人、お茶っこ飲み民俗学38人 合計で、53人の方から、お話を伺いました。今回は陸前高田が圧倒的に多く、 34人、大船渡4人です。ほとんどが、70代以上。80代、90代の方も多くいらっしゃいます。

 

3 聞き手は、合計11人!

 

聞き手は、気仙茶の会の、陸前高田・大船渡在住会員が7人、支援を続けてくださる龍谷大学伊達ゼミの学生さん2人、内陸・雫石町在住会員が2人。

 

龍谷大伊達ゼミの大学院生の永井さんは、生粋の関西人であるにも関わらず、陸前高田の80代の方のインタビューを担当し、とても内容の深い聞き取りをなさり、更には気仙語を細かく書き起こしました。素晴らしいです!

 

また、高田・大船渡在住会員も、それぞれ、自分の地域の、お茶に詳しいお年寄りを見つけ出したり、違う地域にも足を伸ばしたりしながら、旧式のカセットテープレコーダなど片手に、気仙語で質問し気仙語で答えるという、実に自然な聞き書き活動を展開しました。そして、さすがのヒアリング力(!)で、原稿起こしまで担当しました。

 

更に、大部分のインタビューやお茶っこ会に、撮影担当として参加した、高田在住の小野さんには、あとがきを担当いただきました。是非読んでいただきたいです。

 

 

 

4 すべて「お茶」から始まる聞き書き

 

お聞きする内容は、基本的にお茶のことですが、それ以外に脱線した話題も大変意味深いことが多かったので、そのまま載せています。「お茶」から始まる、地域の暮らしが見えてくるような聞き書きになったと思います。

 

 

 

5 地元会員のよる聞き書きの波及効果

 

手探りで進めてきた聞き書きの作業でしたが、始めると、気仙の会員は、ネットワーク、ヒアリング力が(当たり前と言えばそうですが)抜群でした!何より、この活動によって、地域の中で新しい出会いがあったり、改めてお茶について聞く・語る、という中で、新たな関係性が生まれたりしています(「んじゃあ、また今度、お茶畑手伝いに来るね」というようなことが、つながっていきます)。

また、「テープおこしをしていたら、友達が訪ねてきて『何をやっているの?』というので聞き書きの話をした。すると『いいことをやっているね~。出来上がったら是非読みたい!』と言われた」と言う話も聞きました。

 

震災後、聞き書き活動が様々展開されています。他所から被災地に行き、聞き書きをすることもまた、多くの意味合いがあり重要なことだと思います。それと同様、あるいはそれ以上に、プロではない、地元会員による聞き書きの意味深さを、改めて感じています。

 

6 内容の広さ

 

お茶の話だけ、にした方がまとまりがよかったかもしれませんが、今回は脱線の話も含めたものにしました。そこに、人、家族、地域の物語が表れてくると思ったからです。

 

脱線の最たるものが、お茶っこ飲み民俗学、のコーナー。ここは、ほぼ、お茶以外の話なのですが、そこで語られる話の多くが「何十年ぶりにこの話を思い出した!」「何十年ぶりに人に話した!」というような、昭和30年代ごろまでの習俗の話なのです。これは載せずにはいられない!という感じです。

 

ここも、語りをそのままに載せていますので、いろいろな方が、いろいろな関心から見ていただけるのではないかな、と思います。

 

 

7 「運動」としての聞き書き

 

仮設住宅でのお茶っこ会で、昔の話をお聞きしたのがきっかけで、自治会だよりに、「昔の、カラスを追う時の唄を教えて」と声掛けしてくださった自治会長さんがいます。とても嬉しかったです。地域のお茶の歴史を話題に酒飲みする、という場面も生まれているようです。少しずつ、地域の各所で「あれ~昔の〇〇、なんだっけ」と、様々な話題について、探求や掘り起しが始まるとしたら、ああ素晴らしいなあ、と思います。普段から暮らしの様々で、そういうことは行われてきたと思いますが、改めて、お茶の話題が加わったり、お茶や、一つの習俗を軸に探求するのも、とてもよいし面白そうだと思います。特に、お年寄りを巻き込んでの聞き書き、歴史探究は、地域や仮設住宅での世代間交流の面からも、とても重要な意味合いを持ってくると思います。

 

また、聞き書きで教えてもらったことは、そのまま、現在のお茶づくりで実践してみることができます。そうやって作ったものをまたもって行って「ああ、これは少し火ぃ強かったなあ」とかって指導を受ける・・・。まるで、気仙のお年寄り皆さんのところに嫁入りしたような感じで(笑)、少しずつ受け継いでいけたらいいな、と思います。

このように、聞き書きは、冊子が出来る前も、出来た後も、生きた地域づくり運動として、続いていくのだと思います。

 

リターン

3,000


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・心を込めたお礼状(気仙茶の畑の画像入り)
・ご支援くださった方のお名前〈ユーザー名〉の北限の茶を守る気仙茶の会のブログへの掲載(ご希望者のみ) をお送りします!

支援者
32人
在庫数
制限なし

10,000


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3,000円の引換券に加え、
・気仙茶・熟成火入れ〈10年以上寝かせたお茶に火入れをして仕上げたもの〉10g (焙茶工房しゃおしゃんのオリジナル製品)
・気仙茶を育んだ陸前高田の風景写真のポストカード5枚
・2014年晩秋に、気仙地域内で開催する、気仙茶の花見と茶会へのご招待券(2名様分)をお送りします!

支援者
60人
在庫数
124

30,000


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10,000円の引換券に加え、
・2014年の気仙茶の新茶10g(2014年の気仙茶づくりの様子や淹れ方などを書いた説明書つき)
・気仙茶と一緒にお楽しみいただけるような、陸前高田又は大船渡の伝統銘菓
・ご支援者様のお名前を記載した、気仙茶と気仙の暮らしの聞き書き集(お名前の記載はご希望者のみ) をお送りします!

支援者
14人
在庫数
36

50,000


alt

30,000円の引換券に加え、
・陸前高田の米崎りんご3㎏(化粧箱入り)
・陸前高田の特産品詰め合わせ
①気仙茶づくりの仲間が作り紹介している特産品の詰め合わせ「産直はまなす」特製詰め合わせ
②陸前高田産の米粉に野菜を練りこんだ「ばばばパスタ」
③陸前高田で栽培されたハバネロとりんご等で作られた「タカネロ」など をお送りします。

支援者
9人
在庫数
21

100,000


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50,000円の引換券に加え、
・陸前高田で海の幸を堪能するお食事券(陸前高田で人気の鮨屋「鶴亀鮨」もしくは、広田湾のかきを使った「かき小屋広田湾」でのお食事券3000円分を2名様分)
※かき小屋広田湾は、かきのある時期だけの営業です。詳細はお問い合わせください。
・再生を手がけている茶園の看板にご支援くださった方のお名前を掲載(ご希望者のみ) をお送りします!

支援者
0人
在庫数
20

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