震災前後の宮城県旧北上町の風景を写真集にして残したい

実行者メンバーの保坂美枝です。たくさんのご支援、どうもありがとうございます。皆さまのご協力にメンバー一同、深く感謝しております。

さて、私も18、19日に北上町へ行ってきました。約15年ぶりの訪問で、あやふやな記憶の中の風景と重なる場所もあれば、見覚えのない景色もあり、言葉にできない思いが胸に重く残りました。

撮影会のときに三脚が並んだ川辺の土手には、護岸工事のためのトラックや重機が多く入っていましたが、青空を映す川面はとても穏やかで、ここが大津波に見舞われたとは信じられないくらい。

また、セイタカアワダチソウの黄色い花に覆われた広い空き地が多く見られ、何も知らなければ「のどかな秋の風景」ですが、そこにあった家々、そこで営まれていた生活を思うと胸が詰まりました。

それでも、15年前と同じ笑顔で迎えてくれた茂木一郎さんをはじめとする地元の皆さんに、いろんな意味で「ありがとう」という気持ちでした。

（大津波にも流されなかった丸山地蔵の周囲もすっかり更地になっていました）

女川法印神楽は想像以上に見応えがあり、夢中で写真を撮ってしまいました。法印神楽というのは、山伏が伝えたものだそうです。力強くも軽やかな舞手の方たちも見事でしたが、熟睡状態で舞台に登場し、途中で目覚めても泣きもしなかった赤ちゃんもあっぱれ！

（10/18　大須愛宕神社に奉納された女川法印神楽）

写真集の打ち合わせもしっかりしてきましたので、あと39日、どうぞよろしくお願いいたします！