『子どもと舞台芸術大博覧会』

プロデューサー 森本真也子 インタビュー

 

■「大博覧会」に生まれ変わった理由

子どもと舞台芸術大博覧会は、昨年までは「大博覧会」ではなく「フォーラム」という名前でした。名前が変わった大きな理由に、”楽しいテーマパーク”という役割だけで終わらないイベントに生まれ変わっていこう、という思いがあったからです。

私たちが目指す未来の社会像に「共生社会」というテーマがあります。デジタル化されていく中で忘れてはいけない人のふれあいや関わり合い、支え合いの社会です。そして「共生社会」には文化芸術の力が絶対に必要だと考えています。

 

「大博覧会」は文化芸術を、

①遊ぶ・体験する

②知る

③地域に持って帰って届ける

④その地域の子どもたちが体験する

 

という社会全体への広がりを目的としています。ですからそのためには、ただ楽しい場所という機能だけではなくて”見本市”という仕組みとして、日本中に発信していく機関になっていきたいと思います。

 

■舞台鑑賞チケットをすべてディスカウント!リスクを負っての再出発

昨年までと比較し、舞台鑑賞のチケットを3,000円のものは2,000円に、2,000円のものは1,000円にしました。それは、費用が障壁となって舞台芸術に触れる機会が持てない子どもたちを無くしたいからです。

とはいえ、もちろん運営内部で大きな議論になりました(笑)。これまでどおりの予算ベースを変えずに、はたして運営ができるのか。チケットの料金を下げればその分大きく収入が減るからです。

 

しかし、舞台や芸術に触れることは子どもの成長に絶対に必要な体験だからこそ、”経済の格差”が”体験の格差”を生み出してしまうことをなんとかして解消したいと思い踏み切りました。

 

 

■模索の中で私たちが希望をかけたのがクラウドファンディング

お金持ちじゃないと、舞台芸術に触れる触れることができないのでは子どもの可能性が潰されてしまいます。

参加者の敷居を金銭的な面で下げる。そういう可能性を実現するために市民ファンドとしてのクラウドファンディングがあるはずですし、これからの時代に一層必要とされるものだと思っています。

 

続く

 

次回、

「舞台芸術がなぜ子どもたちの成長に不可欠なのか」

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