開幕から、1週間が経とうとしています。

 

昨日23日にはアンドレア・マウリーツィ氏による講演が行われました。

講師はミラノビコッカ大学准教授のアンドレア・マウリーツィ氏です。

 

 

彼は昔、宮城県の東北大学で上代文学を研究していました。近年では『伊勢物語』をイタリア語に翻訳なさっています。今回の展覧会でもご自身のこけしコレクションの一部を披露しています。

 

さて、今日は「東北に伝わる“郷愁力”について」と題して、かつて凶作などで貧しかった東北の歴史に触れながら、日本人の言う「ふるさと」とは何か、そしてこけしに象徴される心情について解説しました。心情とは例えば、愛らしさ、素朴さ、慎ましさ、忍耐、温かさなどです。

 

以前、世界各国で人気を博したテレビドラマ「おしん」や

 

三橋美智也の「こけしの故郷」という演歌などを例にして、日本人にとって“故郷を想う気持ち”がいかに重要なものであり、また、表現に込められてきたかを概観しました。


会場には20名ほどの参加者がおり、質疑では「故郷を想う気持ちはとてもよくわかります」「演歌はまるでナポリの歌のようですね」という声がありました。


レクチャーの後に改めてこけしを観るみなさんは一段と愛情と興味を持ったまなざしを向けていたのが印象的でした。

 

アンドレア先生は「レクチャーはすごく緊張しました!」とほっとした様子で笑顔を見せました。

素晴らしい講演をありがとうございました。

 

 

新着情報一覧へ