こんにちは。

 

日本列島は大変な暑さが続いているようですが、皆様どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

さて、5月25日に行われた第3講演「水の中の人形-いにしえの日本の清めの儀式-」のレポートをお届けします。

 

講師は本展の主催者の一人であり、AsiaTeatro理事長でもあるカルメン・コヴィート氏です。

彼女は著名な作家で、また、舞台芸術をはじめとする日本の文化に大変造詣の深い方です。会場には40名近くの聴講者が集まり、関心の高さがうかがえました。


こけしのことから少し離れて、人形が玩具や愛好品となる以前の役割だった「人形(ひとがた)」「形代(かたしろ)」「天児(あまがつ)」を取り上げ、日本独特の風習を紹介しました。

 

『延喜式』『日本書紀』『伊勢物語』『源氏物語』など日本の古典を引用し、神道や陰陽道に言及しながら、「清め」と「祓い」について説明しました。それらは「流し雛」や「夏越の祓」として現代にも伝わっていること、また一方では豪華な雛人形へと変化してきたことを明解に示しました。

 


レクチャーが終わった後は、カルメンさんに質問する人たちのちょっとした行列ができていました。知的好奇心の旺盛な方が多い様子ですね。

 

カルメンさん、素晴らしい講演をありがとうございました。

 

そういえば、来場者の中にはとても熱心な人たちがいて、写真を撮ることはもちろん、メモを取ったりスケッチをする人の姿がよく見受けられます。その様子から、こけしの良さがイタリアの人たちにも伝わっていることが感じられます。

 

 

 

 

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