江戸より続く伝統こけしを残すため、ミラノ展覧会開催へ向けて。

支援総額

1,472,000

目標金額 1,400,000円

支援者
108人
募集終了日
2018年12月26日

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2019年05月31日 12:01

【講演その4】現代こけし再考:アートと職人技とデザインの間で

こんにちは。

 

5月30日には第4回講演「現代こけし再考:アートと職人技とデザインの間で」が行なわれました。

 

 

講師はロッセッラ・メネガッツォさんです。

 

彼女はミラノ大学で東洋美術史を教え、また、数年前にミラノ王宮美術館で開催された浮世絵展のキュレーターを務めた若き俊英です。本展でも実行委員の一人として空間デザインと配置を担当しました。

 

まず最初に日本の内閣府や文化庁の提唱する文化施策について触れ、「日本が“日本らしさ”として海外に打ち出したいイメージの一つとして、例えば北斎の神奈川沖浪裏の絵が描かれたこけしがありますが、ここに展示されている伝統こけしとは全く異なるものです」と説明しました。

 


また、日常の中にある美を再発見し日本美術史の中で大きな潮流ともなった「民藝運動」において、不思議とこけしは取り上げられていないことを指摘しました。「東北はそれほどに遠い地だったようです」とロッセッラさんは言います。


その後、アイヌの郷土玩具であるニポポとこけしの造形的な類似点を示したり、櫻井尚道工人のこけしにあったかきつばたの図柄について光琳の屏風や乾山の陶器や小袖の意匠を引用するなど、こけしの持つ様々な要素を日本美術史の流れに関連付けました。

 

 

また、グラフィックデザイナーや現代美術家が手掛けたこけしにまつわる最近のプロジェクトを紹介し、さまざまなデザインがこけしに施されているということだけでなく、こけし自体がアート作品や別の商品(食器など)の素材となっていることを示しました。

 


そして最後に、「東京オリンピックまでの間、このような“日本らしさ”をアピールするアートプロジェクトが見られることでしょう」と、巨大なこけしが日本国内各地に出没している画像を紹介してくれました。

 


縄文時代から来年の東京オリンピックまで、広範な知識とこけしへの愛情に裏付けられた明解な講義に大きな拍手が沸きました。

 

 

ロッセッラさん、ありがとうございました!

 

 

リターン

3,000


こけし業界を応援!

こけし業界を応援!

ミラノ伝統こけし展事務局から感謝の気持ちをこめてサンクスメールをお送りいたします。

申込数
39
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年7月

5,000


ミラノ展示会応援 〜選べるミニこけしセット〜

ミラノ展示会応援 〜選べるミニこけしセット〜

①御礼のメール
②小寸こけし
※こけしは、桜井こけし店、玩愚庵こけし屋、木目工房より選べます。
※リターン選択後、質問項目がございますのでお選びください。

申込数
35
在庫数
14
発送完了予定月
2019年7月

3,000


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2019年7月

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ミラノ展示会応援 〜選べるミニこけしセット〜

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②小寸こけし
※こけしは、桜井こけし店、玩愚庵こけし屋、木目工房より選べます。
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2019年7月
1 ~ 1/ 11


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