事業所紹介

これから少しずつですが、このプロジェクトの周知のご協力やご支援頂いた事業所・法人の皆さんについて紹介していこうと思います。（事前に紹介について承諾を頂いております）

1つ目は札幌市北区にある
札幌障がい者就業・支援センターの、たすくさんです。

HPにある【スタッフの活動ブログ】という所で記事を書いてくださいました。


http://www.task-center.jp


たすくさんについてのご紹介の前に..


たすくさんのような就業・支援センターという機関は、札幌市内含め、全道、全国に存在し、真ん中に小さな『・』が入っているので『ナカポツ』『シュウ（就）ポツ』と呼ばれることもあります。


ナカポツさんはどんな所なのか。


ソーシャルワーカー1年目だった当時の私は、障害がある方の就労を"一緒に考えてくれる"ところ...
という理解の程度で、当時はあまりよくわかっていませんでした（ごめんなさい！）。


そんな中で高次脳機能障害の方からの就労の相談があると

■医療の他にどんな支援が地域に存在しているのか

■利用するためには何が必要なのか

■対象となる人はどんな状態であれば良いのか

これらについて、受傷前の生活、働いてきた環境、現在の症状などの様々な視点で捉えながら、たすくの皆さんが教えてくれました。

そしてソーシャルワーカーだけではなく、リハスタッフや患者さんご本人も交えながら、社会復帰に向け"一緒に考えて"くださいました。


よく他の医療機関の方から、ナカポツさんにどんな相談をするのか聞かれることがありますが、当院の場合

①【復職】希望ケース
✔︎ご本人が症状をある程度自覚し

✔︎会社もある程度の理解があり

✔︎双方共に支援機関のサポートを必要としている


②【再就職】希望ケース
✔︎週20時間以上（＝実働4時間×5日間＝雇用保険に加入出来る状態）の労働環境で

✔︎体力的に可能であり（通勤手段も含め）

✔︎高次脳の症状的にも可能で（ある程度の自覚も含め）

✔︎本人も（場合によっては）就労先もサポートを必要としている


③【復職・再就職】相談ケース
✔︎症状をある程度自覚しているが

✔︎まだ障害について周りに伝えるには不安を感じている

✔︎障害者雇用を含めどんな求人や働き方があるのかわからない

✔︎1人で考えるのは心配なので相談先が欲しいと感じている


以上のような方を、よくナカポツさんに相談します。


気をつけているのは『あとよろしく』にしないこと。


病院の中で必要な検査やリハビリを終えたから終了ではなく、次のステージで主となって関わってくれる方たちと、社会復帰に向けて、一緒に考える時間をつくることが個人的には大切だと思っています。


たすくさんのHPやブログなどには、札幌市近郊含めた就労支援の調査などもされていて、勉強になる情報がたくさん紹介されているので、是非一度ご覧になってみてください。


長いお付き合いのあるたすくさんの紹介もあって、今回も記事が長くなってしまいました。


最後になりますが、今回このプロジェクトの周知のご協力と、『札幌障がい者就業・生活支援センター たすく職員（6名）親睦会』としてのご支援頂き本当にありがとうございました。

これからも障害がある方の就労について、勉強していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。（玉川）