「外国出身コミュニティーリーダー育成講座」の第3回は、「法律③-労働(労働基準法を中心に)」をテーマに講義が行われました。

 

今回の講座は、日比谷ステーション社労士事務所 特定社会保険労務士の荒 久美子先生をお迎えして、労働基準法を中心に2時間講義を行って頂きました。

 

 

 

今回の講義では、働く上でのルール(雇用形態や労働時間、休日、残業や賃金)や働く人の保険(労災、雇用保険、健康保険、年金保険)について学びました。

 

「仕事のノルマがあって、終わるまで帰れない。その場合残業代は出るか。」

「病気になったときに、有給は使えるか。」

「仕事中にケガをしたら?」

など今回は、生活に直結する問題だけに、序盤から質問の嵐で、難しい法律用語が多い内容にも関わらず、受講者の皆さんが熱心に質問しているのが印象的でした。

 

 

「地方には外国人の生活に関わる相談できる場所がほとんどなく、地方に住む友人は東京まで一日かけて相談に行っている。」「アルバイトでも有給が取れることを知らなかった。」といった感想も出されました。また、労災は非正規滞在の人でも守られていることを今回の講座で知ったという受講者も見られました。

 

言語や考え方、労働慣行の違いでトラブルになっているケースが多く、長く日本で暮している外国人の方でも個人ではなかなか問題を解決しにくい現状があります。

 

外国人の労働者の方が増えていく中で、国や行政が支援をすることはもちろん必要ですが、同時に自助の仕組みも作っていく必要があります。「日本の正しい法律知識が分からない、同じ境遇や同じ悩みを抱える外国人の方の相談を受けても、どこに助けを求めればよいか分からない」といった声に応えるために、日本で長く暮らしている外国人の方が、新しく日本に来た外国人を助ける輪を広げ、循環できるような仕組み作りが不可欠です。

 

外国出身コミュニティーリーダー育成講座」では、今後も各専門家をお呼びし、外国人住民を助けるときに必要となる、社会福祉制度、通訳や情報を集めるコツを身に付けられる講座を開催します。「この講座で学びたい!」という参加希望者も回を追うごとに増え、運営資金がまだまだ足りません!講座を継続するためにも、是非皆様のご支援お願いします。

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