病気の子どもと家族がホっとできる憩いの場をみんなの力で作りたい

福島市の片寄さんファミリーより。

リラのいえ前施設長、佐伯の自宅を滞在施設として提供している「よこはまファミリーハウス」の利用者さんでもあります。
「よこはまファミリーハウス」は、リラのいえができるよりも前の1999年から現在まで開かれています。その実績から、滞在施設の必要性が認められ、2008年のリラのいえ開設に繋がったという歴史があります。

長い間利用されている片寄さんからの心強い応援メッセージ、本当にありがとうございます。

＊　＊　＊

我が家の末娘が、初めてお世話になったのはもう20年も前、佐伯さんのファミリーハウスでした。

地元の大学病院での手術は難しく、神奈川県立こども医療センターを紹介されての検査入院。未熟児で小さく10キロを超えるまで手術は難しいので気管支切開して戻ったらと言われ、泣きながらファミリーハウスに戻った時、佐伯さんの言葉にどれだけ励まされたか、今でもはっきり覚えています。

7歳になってようやく手術ができることになり、その年新しくできたリラの家にお世話になりました。約半年に及ぶ長い入院、そして3回の手術、その間安心して病院に通うことができたのも、リラのいえがあったからです。医療センターのドクターやスタッフ、リラのいえの佐伯さんやボランティアさん達、皆さまのお陰で乗り越えることができたこと、昨年二十歳の成人式も無事に迎えられたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様の善意の気持ちでできたリラのいえ、私達は大きな寄付はできないけれど、せめて何かお役に立てることがあればと思っていました。
滞在中にちょうど日本テレビニュース zeroの取材が入り、利用者への出演依頼があるとのことでお引き受けしました。その時の担当のディレクターとは今でも付き合いがあります。

私達がリラのいえ滞在中にきょうだい児の預かりもはじまりました。小さなお子さんを連れたお母様にとってどれたけ心強いサポートになったことでしょう。
今度はその遊び場の開設にむかっての事業、素晴らしいと思います。これからもリラのいえの益々の発展をお祈りしています。

福島市　片寄直子