圧迫する医療費、施設運営維持の危機、健全な運営に立て直すために

圧迫する医療費、施設運営維持の危機、健全な運営に立て直すために

支援総額

7,164,500

目標金額 5,000,000円

支援者
343人
募集終了日
2025年6月8日

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プロジェクト本文

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プロジェクト内容には一部、動物が怪我をしている画像等、センシティブな内容が含まれます。

 

 

 

この度、おかげさまで第一目標である500万円を達成することができました!改めて、本プロジェクトにご支援を賜り、御礼を申し上げます。

 

ALL or Nothing方式で目標金額を達成できるかどうか、不安を抱えながら…でも達成させなければLYSTAにこの先はない。もし達成できなければ、LYSTAは世の中に必要とされていない組織なのだろう…そう覚悟をしてクラウドファンディングに臨みました。

第一目標を達成させていただいたことで、LYSTAだけでなく、私の心も救われました。

 

 

しかし、クラウドファンディング公開後、またさらに「ふわちゃん」「ポン太くん」がFIPを発症してしまいました。今年はこれまで経験したことのないFIP多発で、新たに発症するたびに意識が遠きそうな感覚でした。

 

一部の獣医さんには支払いを待っていただいておりますが、即日清算の動物病院へは現金がないと連れていけません。保護猫カフェの売上や銀行口座にお振込いただく通常の寄付金は、全て、FIP治療と督促がきた水道光熱費の支払いに吸収されています。

クラウドファンディングの入金を待つこともできず、借金をして支払いを済ませたものもあります。

 

 

今の資金状況で無責任なことはできないので、やむを得ず、保健所からのひきとりは緊急性のある負傷の子のみに限定し、負傷動物以外の子のひきとりは一時的にストップしています。

第二目標として、施設運営にかかるランニングコスト2か月分と、ふわちゃんとポン太くんのFIP治療にかかる費用のご支援をお願いさせてください。第一目標500万円+380万円で、第二目標880万円とさせていただき、保健所からのひきとりを再開させ、いわき市の殺処分ゼロへの歩みを進ませてください。

 

 

 

LYSTAでは約170頭の犬猫を保護していますが、それは専従のスタッフがいなければ成り立ちません。

「ボランティア活動なんだから無償で奉仕するべきだ」という意見もなかにはあるでしょう。

 

しかし、スタッフがいるからこそ、犬猫の日々の体調の変化に気づき、突発的な通院にも対応することができます。ボランティア活動と言えど、相手が犬猫なだけで人間の福祉施設と代わりない責任のある活動です。たくさんの犬猫が暮らすお部屋は、毎日が大掃除です。

 

都会よりも圧倒的に人口が少ないこの地域で、週1・月1のボランティアさんだけで1日のお世話をこなし継続していくことは不可能です。専従のスタッフがいなかったら、掃除は行き届かず不衛生な状況となり、通院する時間もままならず、支援物資の開梱もできず、施設は崩壊するでしょう。

 

スタッフの子たちは、LYSTAにとってなくてかけがえのない宝です。ランニングコストには、地代家賃・水道光熱費・飼料費のほかに、人件費も含ませていただくことにご理解とご賛同をいただきたくお願い申し上げます。

 

 

 

食欲・元気消失、腹水があり、FIPウェットタイプでした。

 

治療は順調で、体重も戻ってきました。

 

▼ふわちゃん診断書(C病院)

 

▼これまでにかかった医療費(現在¥189,640+今後¥200,000予定)

 

 

 

元気・食欲消失、腹水・胸水と発熱で、FIP混合タイプとして治療を開始しました。

 

お薬が効いてきて、お薬イヤイヤ噛み付く元気がでてきました。

 

▼ポン太くん診断書(A病院・E病院)

 

▼これまでかかった医療費(現在¥153,223+今後¥150,000予定)

 

 

いまの運営の悪化は代表としての力不足でほかなりません。昨年末あたりから様々な支払いが滞りがちになっていました。

今思えば、もっと早くにクラウドファンディングに挑戦する覚悟をするべきだったのに、「もう少し我慢しよう」「もう少し耐えよう」と我慢したところにFIPになる子が続き、資金繰りは悪化する一方でした。

 

健全な運営に立て直し、いわき市の継続できる殺処分ゼロへの歩みを進めていくために、第二目標へのご支援をどうかよろしくお願い致します。

 

 

尚、仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、FIP治療は続けますし、保護施設の運営も続いていきます。皆様からの多くのご支援をいただけますよう、お願い申し上げます。

 

2025年5月30日追記

NPO法人動物愛護団体LYSTA

代表理事 鈴木理絵

 

 

プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。

福島県いわき市を中心に活動しております、NPO法人動物愛護団体LYSTA(リスタ)代表理事の鈴木理絵と申します。

 

今までも何度かクラウドファンディングに挑戦させていただき、その時々の課題をクリアし、14年近く走ってくることができました。支援してくださった皆様には心より御礼申し上げます。

 

今回も達成できるよう、ご支援をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

私は、東日本大震災の二年程前から、個人でできる範囲で保護活動に携わっていました。

震災があった年の夏、警戒区域に取り残された犬のレスキュー活動をするため、任意団体として活動を始めました。

 

▼警戒区域(双葉郡)で初めて保護したコロちゃん。飼い主さんと再会。

 

その後、野良猫をとりまくご近所トラブルが、人間の生死をも左右してしまった問題に直面し、猫の活動に力を入れるようになりました。

2015年、施設内に不妊去勢手術のための動物病院を設け、月に一度「所有者のいない猫の一斉不妊去勢手術」を実施しています。

 

2017年に会を法人化。LYSTAシェルターと保護猫ふれあいサロンOhana、代表宅に分かれ、常時約170頭の犬猫を保護しています。

 

これまでの活動について詳しくはこちらをご覧ください。

LYSTAの歩み

 

 

 

 

LYSTAでは今年に入り、1月に2匹、3月に2匹、保護猫4匹が【FIP;猫伝染性腹膜炎】という病気を発症してしまいました。

 

 

※出典アニコム猫伝染性腹膜炎ってどんな病気?

※出典アイペット損保にゃんペディア:子猫の命を奪う恐ろしい病気、FIP(猫伝染性腹膜炎)とは?

 

FIP(猫伝染性腹膜炎)は、常在する「猫腸コロナウイルス」が、猫の体内で毒性の強い「FIPウイルス」に突然変異する病気です。ウイルスが突然変異する原因はわかっていません。

 

ウェットタイプ(滲出型)とドライタイプ(非滲出型)、またその症状が混在する「混合タイプ」があり、腹水や胸水、内臓の肉芽腫性炎、黄疸、発熱、神経症状、貧血などの症状があります。

致死率ほぼ100%で、発症後、1か月〜数か月で亡くなってしまいます。 

 

 

情けない話ですが、LYSTAの運営は、遅れ遅れで督促が来てからやっと支払えるような自転車操業です。冬場の高額な暖房電気代に、4匹のFIP治療がトドメとなりました。 

 

 

年が明けて、最初にFIPを発症したトルテちゃんは、野良猫が増えていた現場で一斉不妊去勢手術を実施した際、子猫だったためひきとった子です。

 

食欲・元気消失、腹水があり、FIPウェットタイプでした。

最後の定期検査が済み、84日間の投薬期間が終了。再発しないか様子を見ているところです。

 

≪84日間、おくすりがんばったね!≫

▲トルテ診断書(A病院・B病院)

 

 

しろみつは、多頭飼育・飼い主長期入院の現場から保護した子です。

 

食欲・元気消失、発熱、神経症状があり、FIPドライタイプです。

 

しろみつを保護した現場には、ママ猫が違う複数頭の子猫たちがいました。

身内の方が餌やりを継続できるとのことで、子猫以外全頭の不妊去勢手術を実施。しろみつと、大きさの違う子猫たち、子育てに一生懸命だったどの子猫かのママ猫はひきとりました。

 

しろみつの兄弟と思われる子猫たちは、残念ながら現場で亡くなっていたのと、ギリギリの状態でせっかく保護できた子も力及ばずとなってしまいました。

 

▼ママ猫のお顔の下に埋もれている一番小さい子が、当時のしろみつです。

 

身体が弱く、身体のラインも食も細く、あの手この手で手をかけてきました。正直、しろみつがFIPになったのは「やっぱりか」という印象もありました。

 

しかし、FIP治療を始めた中盤あたりから、細かった身体が丸っこい体つきに成長しました。

しろみつも最後の定期検査が済み、4月14日に投薬期間が終了しました。

 

≪これからも免疫上げていこうね!≫

▲しろみつ診断書(A病院・B病院)

 

 

りむちゃんは、自治会長さんからの依頼で一斉不妊去勢手術を実施した際に、子猫だったためひきとった子です。

 

3月上旬から食欲・元気消失、発熱、神経症状、肉芽があり、FIPドライタイプです。

 

りむちゃんはお薬が効いているように感じなかったため、別の病院の別のFIP治療薬に変えました。回復が遅く、追加の検査や、定期検査の頻度が高いです。

 

発症から1か月、強制給餌を続け、ようやく朝ごはんは少し自分で食べてくれるようになったときは、スタッフ一同歓喜しました。

 

四肢の神経症状が強く、診察台に乗っても動きませんでした。

1か月以上続いた40度以上のお熱が、4月14日からようやく39度台に下がりました。

 

≪りむちゃん、生きよう!≫

▲りむちゃん診断書(A病院・B病院・C病院)

 

 

ちょんまるくんは、保健所からひきとった子です。

 

3月上旬から食欲・元気消失、発熱、神経症状があり、FIPドライタイプです。

 

いわき市保健所では、子猫は一般譲渡になる希望があります。

 

そのためLYSTAでは、緊急性がある交通事故等の負傷動物や一般譲渡が難しいシニア期の子、先天性の疾患がある子など、今まで市民の誰もがその子の存在を知ることさえなく、殺処分の対象となってきた子たちを中心にひきとっています。

 

 

ちょんまるくんは、左前肢が奇形だったためひきとりました。

 

そのままだとバランスがとれず歩きづらそうにしていたため、靴下を加工した服のなかに左前肢をしまって過ごしていました。

 

左前肢がブラブラしていなければ、みんなと猫じゃらしで遊んだり元気に過ごしていましたが、成長を待ち断脚しました。

 

FIPの通院から帰ると、スタッフのお膝に乗り、肩まで上がってきて甘えるちょんまるくん、愛おしいです。

 

≪おくすり、がんばろうね!≫

▲ちょんまる診断書(A病院・B病院・C病院)

 

 

※診断書について

FIP治療では、4か所の動物病院を利用しました。

A:発症してから検査に連れていく市外の病院

B:トルテとしろみつのお薬を処方してもらった病院(東京)

C:薬を変えて、りむちゃんとちょんまるを診てもらっている病院(千葉)

D:治療中間と後半に、トルテとしろみつの定期検査をしてもらった市内の病院

 

尚、治療を始めると数値は改善していき、D病院ではFIPの根拠となる数値がなく、FIPとしての診断書を書いていただくことが困難なため、本プロジェクトでお願いさせていただく医療費からは除外しました。

 

 

悪性度の高い癌だったり、一度悪くなったら治ることはない腎不全だったり、ずっとお薬とお付き合いしていく心臓病など、ロングランで付き合っていく病気がたくさんあります。

成す術がなく、駆け足で命を奪っていく病気もあります。

 

高額な費用がかかるFIP治療。しかし、FIPが治せるようになった今、「FIPだったら治してあげられる!」と思ってしまうのです。

 

▼2023年春にFIP寛解したオッポくん

 

「FIPは多頭飼育下で発症するリスクが高い」とも言われています。私たちが彼らの命をこぼすことなくつないでいくためには、多頭飼育下での保護はどうしたってやむを得ないことなのです。

 

▼LYSTAシェルターの保護猫たち

 

しかし「多頭だからしかたない」「保護猫だからしかたない」ではなく、保護した責任として、治る病気になったFIPで死なせたくありません。

 

 

これまでにかかった医療費です。

4匹分の明細が膨大なため、まとめて掲載させていただきます。とくにスマートフォンからご覧の方は、画像が鮮明でなく申し訳ありません。

 

▼トルテちゃんとしろみつの最初の検査費用

 

▼まずトルテのお薬をいただいて、しろみつの分も追加で処方していただいた分です。

 

▼トルテとしろみつに追加で処方していただいた分です。

 

▼(左)りむちゃんが発症して処方していただいた分。(右)ちょんまるに処方していただいた分と、トルテとしろみつに追加で処方していただいた分です。

 

▼りむちゃん発症時の検査と、前術のお薬が効かなかったため、病院とお薬を変えて通院した分。

 

▼ちょんまる発症時の検査と、りむちゃんと同じく経過が不安定だったため、病院とお薬を変えて通院した分です。

 

 

4月14日時点、4匹のFIP治療で1,035,687円の医療費が発生しています。

ちょんまるとりむちゃんの今後のお薬代と検査費用は40万円ほど発生すると見込んでいます。

 

 

かんぱちくんは、保健所からひきとった子です。下半身付随で、高いところに登ることができません。

 

かんぱちくんが過ごしている負傷猫さんの部屋は、窓が小さい高窓のため部屋に差し込むぽかぽかの陽射しが少なく、下半身付随のかんぱちくんは、お外を眺めたり、網戸にしたときに風を感じることができません。

 

そのため、この部屋の窓を、掃き出しの窓にリフォームしたいです。 

▲奥にいる茶白の猫さんは、交通事故で満身創痍で保健所に収容されひきとった子です。(めひかりくん)

 

 

また、シェルターの台所にも猫がいますが、この部屋のエアコンの効きが相当悪く、風量と温度を最大にしても、夏は暑いまま・冬は寒いままです。エアコンには問題なく、断熱の問題です。

 

業者さんにどのような対策をすればよいか相談し、こちらの部屋は断熱対策のためのペアガラス工事をさせていただきたいです。エアコンの効きを良くしなければ、電気代が高いままになってしまいます。

ほかにも、自分たちではできないちょっとした修繕が必要な箇所があります。 

 

お世話になっている業者さんが「LYSTAから儲けるわけに行かない」と、ほぼほぼ原価の見積もりをくださいました。

 

▼リフォーム・修繕費用の見積 ¥637,000

 

 

保護犬・保護猫の部屋では、13台のエアコンを稼働しています。年々、電気代は高騰し、暖房エアコンで1番高くなる1〜2月の電気代は、ひと月20万円を越えてしまいました。

 

令和3年度と令和5年度の光熱費を計算してみたら、二年で1.4倍になっていました。

 

あらゆる支払いが遅れ遅れで、期日通りの支払い・引き落としができずにいます。情けないやら恥ずかしいやらの話ですが、なんとか停められる前日に支払いしている状況です。

それに加え、FIP4匹の医療費が運営を圧迫し致命的となりました。獣医さんには支払いを一部待っていただいている状況です。

 

保護犬猫のごはんは、支援者の皆様から支援物資で贈っていただいています。

支援物資で賄えない分は、動物取扱業で登録をしているメーカーさんから直接購入しています。

 

あたりまえの支払い・引き落としのスケジュールで支払いできるようにするために、いま遅れているものを支払い、健全な運営に立て直していきたいです。

 

 

LYSTAで保護する子たちの経緯は様々です。

 

自治会長から依頼のあった地域一斉TNRで、不妊去勢手術をできない月齢だったため、ひきとった子猫たち。

 

多頭現場や、高齢者の方で身動きがとれない方の場合、捕獲のお手伝いをしています。

TNRを手伝った現場に不妊去勢手術ができない大きさの子猫がいた場合は、LYSTAでひきとることがほとんどです。

 

▼猫の寝床付近に捕獲器を仕掛けるため、草をかき分けて進むスタッフ。

 

▼山奥の民家に30匹以上の猫

 

▼不妊去勢手術とワクチン、ノミダニ駆除、他、必要に応じた治療を終えた猫たち

 

▼手術翌日、現場に猫たちをリターンする様子

 

「つよしくん」は、高齢者・多頭現場のTNRを手伝ったときに保護した子です。

背中や尻尾に怪我をしていて、継続的な治療・経過観察が必要で、後に断尾しました。野良猫生活がよっぽど過酷だったのか、保護してから3日くらい、ほとんどの時間を寝て過ごしていました。

好きなだけ「食っちゃ寝」していいよ、と愛おしくなります。

 

 

太助くんは、好酸球肉芽腫だったためリターンせず、ひきとって治療をしました。

 

投薬で好酸球肉芽腫は治り、保健所からひきとった喜助くん(右)に慕われてのんびり過ごしています。

 

 

飼い主死亡、施設入居、入院、理由は様々です。この現場は、区長さんから依頼があった、住宅街の多頭現場でした。

 

 

飼い始めてすぐに離婚、お互い飼育できずに身内に預けられていた優ちゃん。その最中に、何かにぶつけたとかで左眼の眼球を摘出。

 

その後、預け先から逸走、警察署で保護された時には、もう片方の目も負傷していたためすぐに入院し眼球摘出となったそうです。

 

預かっていた身内の方が「もう預かっていられない」となったそうで、退院しても優ちゃんの居場所がないと相談があり、ひきとる選択肢しかありませんでした。

見えていたものが見えなくなり、知らない場所に連れてこられ、優ちゃんの不安は計り知れませんが、当会に10年以上ご参加いただいているボランティアさんが家族に迎えてくださいました。

 

 

LYSTAでは、いわき市の「継続できる殺処分ゼロのスタートラインに立つ」ことを目指しています。 保健所からは、保健所からの一般譲渡が難しいシニア期の子、緊急性のある負傷猫、先天性の障がいがある子を中心に、私たちの元で終生飼養する覚悟でひきとっています。

 

彦摩呂くん16才、飼い主によって保健所に持ち込まれた子です。

心臓の病気や癌を患っていて、痩せて栄養不良による脱毛もありました。

 

命に限りがあるのはどうしようもできないことですが、生活の質を上げることはできます。

消化吸収の良いごはんを食べてもらって、免疫を上げるサプリメントも服用してもらって、1か月で毛艶がでてふさふさになりました。脱水が解消され、シワシワだった皮膚にもハリがでました。

 

保護犬たちも彦摩呂くんをスムーズに受け入れてくれて、ハルくん(写真右)は最期まで彦摩呂くんに寄り添ってくれていました。

彦摩呂くんとは2か月ちょっとの時間しかありませんでしたが、彦摩呂くんとの時間はスタッフにとってとても濃い時間でした。

 

 

両前肢奇形で収容された樹里ちゃんは、人間で言うと「肘」のところを擦って歩きます。本猫は動きずらそうなかんじもなく、とても明るい性格です。

 

ちょうどボランティアさんがペット可住宅に引っ越したタイミングで、樹里ちゃんを迎えてくださると申し出をいただき家族ができました。

▲おや?!後ろにいるのは優ちゃんです。

ハンデがある2匹を迎えてくださいました。

 

 

圧迫排尿が必要な下半身不随のかんぱちくんは、頭の揺れや眼振もあり、生まれつきの脳神経の問題だと思います。

生きる気力みなぎるかんぱちくんですが、外でぶるぶると震えているところを保健所に収容された子で、今まで人の手がかからずに生きてきたとは考えずらいです。

 

 

脚がなくたって、目が見えなくたって、猫エイズだって猫白血病だって、私たちにとってはたいしたことではありません。

福島県は、猫の殺処分ワースト1位〜3位が常連の「動物愛護後進県」です。そういったハンデがある子は、殺処分の理由とされ処分されています。

 

私たちは先ず、地元いわき市から「継続できる殺処分ゼロのスタートラインに立つ」ことを目指しています。

 

▼3姉妹とも眼振や頭の揺れなど先天性の脳障がいがあり収容された子猫姉妹

 

かわいい子猫には一般譲渡の希望があっても、緊急性がある負傷動物やハンデがある子を助けなければ殺処分はゼロになりません。議員さんを交えながら地元いわき市との話し合いを重ね、緊急性がある子やハンデがある子もひきとれるようになったのは大きな進歩です。

 

この後の市議からの「応援メッセージ」にもありますが、いわき市の殺処分ゼロはもうすこしのところまで来ています。

 

 

2011年3月11日14時46分、私はちょうど出勤前で、自宅におりました。

自宅は海のそばです。「犬たちを連れて逃げなければ」と思いましたが、膝がガクガクと震え、なかなかキャリーに入れることができません。 

 

いわき市は、ライフラインが止まり、原発事故の屋内退避区域ともなったため、県外の親戚の家に犬たちとともに身を寄せました。動物たちが警戒区域に取り残され、お腹をすかせていることを知りながらも、当時は県外に避難している身で「被災者は被災ペットを救えない」と思っていました。

 

 

2011年5月、自宅に戻り仕事が再開。

同年代の友人たちは、あの時の苦労話をしながらも前を向こうとしていて、当時の私にはキラキラとして見えました。当たり前だった日常生活に戻れるように誘導してくれようとする人もいましたが、私は「元の生活を取り戻そう」という気持ちになることができませんでした。

 

大勢の方が犠牲となった震災で自分が生かされた意味は?と考える日々が続きました。

 

救える命があるなら、この手を差し出そう。

今やらないほうが後悔する。震災で自分が生かされた役割は、その子たちを助けることにしよう。

これがLYSTAの原点となった想いです。

 

▼2012年11月、警戒区域(大熊町)で保護したゆうくん。飼い主さんと再会。

 

LYSTAでは「保護施設の運営」「月に一度の猫の不妊去勢手術」「相談窓口」「譲渡」などの動物愛護活動を行っています。とくに、猫の不妊去勢手術には力を入れていて、2015年からこれまでに7500頭以上の猫の不妊去勢手術を受け入れてきました。

 

また、保護猫カフェ、ペットシッターなどの営利事業も行っています。活動を継続していくためには、どうしたってお金が必要です。活動を継続するに十分なご寄付を集めていける自信がなかったのも、営利事業を行う理由のひとつです。

 

 

今、資金繰りを立て直さなければ後がない状況です。

 

目標金額を達成させていただき運営を立て直し、いわき市の「継続できる殺処分ゼロのスタートラインに立つ」ことを目指させてください。ご支援をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

古市三久様

福島県議会議員

私は昨年11月に拙宅に迷い込んだ猫(キジトラ)を保護しました。その時に「NPO法人動物愛護団体LYSTA」の皆さんに、不妊手術やワクチンの接種など大変お世話になりました。

 

本県は猫の殺処分ワースト1位になっていましたが、「NPO法人動物愛護団体LYSTA」の鈴木理絵代表を始め多くの愛護団体のご尽力と自治体の支援もあり改善されつつあります。 

LYSTAは、いわき市の殺処分ゼロ実現、避妊・去勢手術の継続強化、殺処分の対象となる負傷やシニアの犬猫の保護の拡大など、医療費や施設の充実強化に取り組んでいます。皆さまの御努力に頭が下がります。 

このクラウドファンディングが成功して、殺処分ゼロの早期実現されることを願うものです。皆さま応援よろしくお願いします。

 

 

狩野光昭様

いわき市議会議員

LYSTAさんとは、いわき市において野良猫の不妊去勢手術助成金を創設するために取り組み、実現しました。

犬猫の殺処分ゼロをめざし、犬猫の不妊去勢や譲渡活動などに取り組んでいる、リスタさんの活動に理解が広まればばと思います。いわき市の犬猫の殺処分も大幅に減ってきています。もう一歩のところになっています。

 

曽我泉美様

(有)いまぁじゅ・朝日サリー 代表取締役

LYSTA開設時から理絵さんの頑張りを拝見し、自社媒体「朝日サリー」での広報や支援でご協力させていただいています。

 いわき市を犬猫殺処分ゼロにするために、保健所から負傷動物を積極的に引き取り、多頭崩壊現場にも出掛けて猫たちを救う、24時間365日犬猫ために時間を費やしているLYSTAさんをぜひ、応援してください。

そして殺処分ゼロの夢を皆で達成しましょう! 

 

 

 

【ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関する当社の考え】
https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/pet_care/

プロジェクト実行責任者:
鈴木理絵(NPO法人動物愛護団体LYSTA)
プロジェクト実施完了日:
2025年7月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

NPO法人動物愛護団体LYSTA(リスタ)保護猫4匹のFIP治療・保護施設のリフォーム修繕費用・水道光熱費・飼料費等の固定費の支払いに充てさせていただきます。

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プロフィール

2009年、河原で子猫4匹を保護し里親募集をしたことで、保健所に収容された犬猫の殺処分の問題を知る。 保健所に収容された犬の引き取りと里親募集を始める。 2011年、東日本大震災と福島第一原発事故の影響で、一時県外に避難。 地元に戻り、まずは人間の支援物資仕分けのボランティア活動を始める。 人間のほうのボランティアが落ち着き、被災ペットシェルターのボランティアにようやく通うことができるようになる。 自宅から20km先には警戒区域のバリケードがあった。 311から半年が過ぎても、警戒区域にはまだ多くの犬猫がお腹を空かせてとりのこされていた。 仕事を辞め、警戒区域の犬を保護するために動物愛護団体として活動を始める。 警戒区域の犬のレスキューがひと段落し、地元いわき市の野良猫と殺処分の問題を解決すべく、スタッフ5名と170頭の犬猫を保護し、所有者のいない猫の不妊去勢手術の活動を継続中。

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リターン

3,500+システム利用料


FIP治療薬1日分相当/猫のごはん1日分相当のご支援≪その1日を支えてほしい≫

FIP治療薬1日分相当/猫のごはん1日分相当のご支援≪その1日を支えてほしい≫

■感謝のメールをお送りします。

・FIP治療薬1日分相当のご支援です。
・また、猫ごはんだと、1日分相当のご支援です。
支援物資で賄えない分の猫ごはんを、ひと月10万円ほど購入しています。
動物取扱業の登録で、メーカーさんから直接購入しているため、市場価格の半値ほどで購入しています。

申込数
59
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

5,000+システム利用料


犬のごはん1週間分相当のご支援

犬のごはん1週間分相当のご支援

■感謝のメールをお送りします。

・支援物資で賄えない犬ごはんは、ひと月2万円ほど購入しています。換算すると、犬ごはん1週間分相当のご支援です。
動物取扱業の登録で、メーカーさんから直接購入しているため、市場価格の半値ほどで購入しています。

申込数
60
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

3,500+システム利用料


FIP治療薬1日分相当/猫のごはん1日分相当のご支援≪その1日を支えてほしい≫

FIP治療薬1日分相当/猫のごはん1日分相当のご支援≪その1日を支えてほしい≫

■感謝のメールをお送りします。

・FIP治療薬1日分相当のご支援です。
・また、猫ごはんだと、1日分相当のご支援です。
支援物資で賄えない分の猫ごはんを、ひと月10万円ほど購入しています。
動物取扱業の登録で、メーカーさんから直接購入しているため、市場価格の半値ほどで購入しています。

申込数
59
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

5,000+システム利用料


犬のごはん1週間分相当のご支援

犬のごはん1週間分相当のご支援

■感謝のメールをお送りします。

・支援物資で賄えない犬ごはんは、ひと月2万円ほど購入しています。換算すると、犬ごはん1週間分相当のご支援です。
動物取扱業の登録で、メーカーさんから直接購入しているため、市場価格の半値ほどで購入しています。

申込数
60
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月
1 ~ 1/ 10

プロフィール

2009年、河原で子猫4匹を保護し里親募集をしたことで、保健所に収容された犬猫の殺処分の問題を知る。 保健所に収容された犬の引き取りと里親募集を始める。 2011年、東日本大震災と福島第一原発事故の影響で、一時県外に避難。 地元に戻り、まずは人間の支援物資仕分けのボランティア活動を始める。 人間のほうのボランティアが落ち着き、被災ペットシェルターのボランティアにようやく通うことができるようになる。 自宅から20km先には警戒区域のバリケードがあった。 311から半年が過ぎても、警戒区域にはまだ多くの犬猫がお腹を空かせてとりのこされていた。 仕事を辞め、警戒区域の犬を保護するために動物愛護団体として活動を始める。 警戒区域の犬のレスキューがひと段落し、地元いわき市の野良猫と殺処分の問題を解決すべく、スタッフ5名と170頭の犬猫を保護し、所有者のいない猫の不妊去勢手術の活動を継続中。

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