よしことフェリーちゃんと野望

劇団員のあゆみんがフェリーちゃんに出会うまでを記事にしていたので、私すみよしこも語ってみようかと思います。

長くなります笑。よしこは熊本の田舎で生まれ、秘密基地を作りカエルを追いかけのびのび育ちます。小五で夢幻伝説タカマガハラ（知ってます？勾玉とか高天原とか出てくるお話です）にはまり、種村有菜先生の少女マンガを通り、中学時代にはしっかりとサブカル的なものにはまります。BLEACHやら、天使禁猟区やら、萩尾望都先生、山岸涼子先生、清水玲子先生などなど昔の少女漫画も一通り履修し、自分も何かしらのものづくりがしたいないと漠然とした希望と自信を持ちながら、市内の美術科がある高校に進学しました。

ところが、高校時代にはまったのは演劇。演劇部の芝居好き同期達との出会いもあり、鴻上尚史さんのトランス（５月の延期になってしまった演目です）を始め、沢山の面白い芝居に出会い、自分達でも創作活動をしながらTHE青春時代を過ごします。ちなみに、熊本の高校演劇は裏方を自分達で回します。劇場さんや顧問の先生に教えて頂きながら、照明のお勉強をしました。多分、これが裏方人生のスタートですね。
そして顧問の先生からお借りした劇団新感線のDVDに衝撃を受けます笑。これは東京に行かねば！と大学進学(推薦入試の日に新型インフルで発熱、緊張が取れ面接完璧！)と共に東京に出てきました。

なにわえわみとの出会いですね。大学の演劇部の同期になりました。最初は特別仲良しではなかったです（違ったらごめん）。2年生の時にはどちらが公演の演出をするか取り合いしながら、なんとなくライバルみたいになります。尊大な自尊心がバキバキに折れて、自分のクソっぷり辛くなる出来事もありました…そんな事があった後も、わみは一緒に芝居続けてくれましたね。一緒に遊びに行くことはないけど、多分芝居に向き合う温度感とか、わみの人間性とか、結局好きだったのかなと思います。

社会人になり演劇は観る側になります。そしたらわみから、「劇団立ち上げたから衣装やらない？」って声かけてくれたんです。深入りするつもりは無かったの、３回目の本公演から劇団員になります。参加してくださる役者の皆さんや、応援してくださるお客様のおかげて、ものづくりがしたいという気持ちに欲が出てしまったんですね。そして、あゆみんとも仲良くなります、なんだかずっと友達だったみたいな感覚です。

さて、これからの野望。芝居の世界にすっとなじむ衣装を作ることが目標です。常に良い作品を作りたいという気持ちはありながら、自分にできない事も多くあります。色んなご縁を大切にしながら、今回は楽曲制作をお願いしている永井カイルさん、西邑卓哲さんのお力を借りて、より面白い芝居づくりができれば良いなと思っております！！

すみよしこ