アイヌ差別、癌、DVを乗り越え、みんなを受け入れるcafeの継続を

今のわたしがあるのは

あの日、友人が「今すぐ家を出なさい！」

とメールをくれたからです。

 

 

結婚をして一軒家を買い子どもたちと幸せに…

 

見た目はそうだったと思います。

わたしもそう思い込んでいました。

 

 

　暴力は「言葉」から「物」になり次はわたしに。

 

 

最初に殴られたのは忘れもしない結婚記念日(笑)

 

信じられませんでした。

 

 

180㎝の男が158㎝の女に馬乗りになり殴る。

恐怖で声も出ず、

「どうして？どうして殴るの？？」

心の中で聞いてました。

 

子どもたちの泣き声が聞こえてきて我に返る…

早く早く終わって…

子どもたちが泣いている、そばに行ってあげたい…

 

 

言葉の暴力で「自己肯定感」ずたずたにされ、

物を壊す状況に恐怖を覚え、

 

怒らせないようにと細心の注意をはらい生活していました。

 

へとへとに疲れ胃は痛み留守の間はできるだけ横になり、

車の音が聞こえたら飛び起きる毎日。

 

朝、玄関で

「わたしはあの人がいる限りこの「檻」から一生出られないんだ…」

と思いながら背中を見送っていました。

 

今も忘れない光景…。

 

一生帰ってこなければいいのに！

そう考えてしまう自分を責め続ける。

 

そのうち無意識に反対車線を走ったり、

自分を傷つけたりするようになっていました。

 

わたしさえ我慢すれば良いんだ。

子どもたちにとっては良い父親…

会社でも信頼されて仕事をしている…

 

わたしが我慢すればいいんだ。

 

 

 

そう自分に言い聞かせる日々が続いたある日、

 

上の子が鬼のような顔で妹を蹴り続けているのを

目の当たりにしました。

 

無抵抗の妹を蹴り続けているその姿を見た時に

わたしが我慢すれば良い問題じゃない！

子どもに影響がでている！

 

でも、３人の小さな子をわたし一人で育てる自信もなく

また時は過ぎ…

 

ある日も怒られ説教をされたときに言いました。

 

「そんなに駄目だと思っているなら別れてください」

これまでも何度も言っていましたが、

 

「別れるなら死ぬ」という答えが返ってきて怖くて

何も言えなくなっていました。

 

そして、また、けなされ馬鹿にされ

言われ続けた時に

 

「こんなわたしとほんとに別れてほしい！！」

と勇氣をだして言ったら

 

「離婚するならいっしょに死のう」と。

 

 

翌日、友人に何気なく

「昨日は一緒に死のうって言われたー」とメールしたら

 

「なにそれ！普通じゃないでしょ！！子どもたちも危ないよ！

すぐ家を出なさい！！！」と返事。

 

 

あ、普通じゃないんだ…。

 

 

正常な判断ができなくなっていました。

 

仕事に行っている間に荷物を車に積み込みひとまず実家へ。

 

母は「我慢する必要ない！」と受け容れてくれました。

父は「子どもたちのために我慢できないか？」と。

 

 

わたしはまだ我慢しなきゃダメなの？と泣きました。

 

 

それからはシェルターに入り、

アパートを探し４人で暮らし始めました。

 

一軒家から２DK。

 

 

子どもたちは「お母さんがやさしくなった！」と

言ってくれました。

 

 

一生出られないと思っていた「檻」から出て、

「自由」を感じました。

 

 

これからは氣を張り詰めることもなく、

子どもたちと関われる☆

 

 

うれしかったです(*^-^*)

 

 

何の資格もないわたしが仕事が見つかるのか？

子どもたちを育てていけるのか？

 

お先真っ暗、不安だらけ。

 

 

でも、氣もちが自由になった感覚が勝りました。

 

まずは身体を治すことを優先し病院通い。

ピロリ菌やっつけて歯も治して、

 

精神的な面も病院に行きました。

 

離婚に向けて調停が続きました。

なかなか同意をしてくれず、もやもやした日々が

続きました。

 

子どもの親権が問題ではなくただ離婚したくないと…。

 

別々の部屋で行われていたのですが、

調停員の方が部屋に入ってきて

「同意したよ！」と

言ってくださった時、目の前がパッと明るくなり

解放された…と思いました。

 

調停が始まってから１年経っていました。

 

その後はいろんな手続きを開始。

 

離婚すると女性の方がやること多くて大変ですね(笑)

 

 

でも、解放された想いと子どもたちの笑顔、

応援してくれていた周りの方たちの笑顔が支えとなり、

 

前へ向かって歩き出せました(*^-^*)

 

 

当時のことは今でも夢にみます。

 

最近は殴られっぱなしではなく

毅然と立ち向かうようになっているので

だいぶ浄化されてきている氣がします♡

 

 

自分より力のない人を

無抵抗な人を

 

暴力で抑えつけることは人格否定になります。

 

してはならないことだと思います。

 

でも、

暴力をしてしまう側が何かを抱えてしまっているというのも

あるのだと思います。

 

ただ暴力はだめ！ではなくその人が抱えている

「何か」を見つけ解消しないと悲しい連鎖が続くのだと

思います。

 

結婚生活で暴力を受けたのは辛く悲しかったけれど、

恨みも怒りもありません。

 

結婚で子どもたちと出逢えたから…♡

 

 

暴力を受けるとより自己肯定が下がります。

自分を責めがちです。

 

暴力を受けたからといってあなたが悪いわけでは

ありません。

 

あなたの人生を自分で舵を切る勇氣をもって

一歩踏み出してほしい。

 

 

辛い思いをしている人たちの力になりたい。

だいじょうぶ、

あなたらしく自分の人生を生きることができるよと

伝えたい。

 

 

もっともっと力をつけていきたいと思います！

ミナパから見る夕陽です。