アイヌ差別、癌、DVを乗り越え、みんなを受け入れるcafeの継続を

３月３日はひな祭り♡

 

そして、「耳の日」でもあります。

 

 

1995年に日本聴覚医学会が創立し、

1956年に社団法人日本耳鼻咽喉科学会が制定しました。

 

 

毎年３月３日近辺に「耳の日記念事業」が全国各地で

開催されています。

 

 

わたしが所属している苫小牧手話の会も３月１１日に

開催します☆

 

当日はわたしも会場にいますのでお氣軽におこしください☆

 

わたしが最初に【手話】に出逢ったのは

中三の春にボランティアクラブの

友人と一緒に行った「白老手話の会」でした。

 

覚えるのが早い友人に対し、なかなか覚えられないわたし…。

 

中学三年生と言うこともあり受験を理由に

手話の会を辞めました。

 

 

それから３年、高校３年の春‥。

 

結婚して白老に帰ってきた手話の上手な従姉から

白老手話の会においでと連絡が…。

 

 

手話、難しくて挫折してるし…無理…。

 

 

そんな話を友人にしたら

友人が「手話をやってみたい！！」と言い出し

付き添いという形でしぶしぶ行くことに…

 

そしたら、

 

楽しかったんです！！！ものすごく！

 

そして、苫小牧にあるろう者だけのサッカーチーム

「道南デフサッカークラブ」の皆さんと

出逢いました。

 

今から２９年前は「手話」が認知されておらず、

ろう者「聞こえない障がい」も知られていませんでした。

 

社会人サッカーリーグに加盟して聞こえる人たちのチームと

試合をしていました。

 

相手チームはこちらの選手が耳が聞こえないと分かると

大声で酷い言葉を言ってきました。

 

応援に行っていたわたしはその言葉を聞いて

とても悔しくて悔しくて…

 

 

試合終了後に選手たちに伝えました。

 

そして、返ってきた言葉は‥‥。

 

「直美いいんだよ。

サッカーは紳士の競技だからね。

何を言われても氣にしないし言い返さない。

ぼくたちはサッカーができればいいんだ。」

 

その時のみんなの顔が忘れられません。

とても穏やかで優しい笑顔。

 

この時わたしはみんなの「耳」となり「声」になろうと

決意しました。

 

素敵な仲間との出逢い、

そして、新しい言語「手話」

 

わたしの世界はぐっと広がりました。

 

卒業後は苫小牧で就職したことを機に「苫小牧手話の会」に入会。

 

ここでの出逢い、ろうあ運動に関わることで

ろう者の歩んできた歴史を知りました。

 

毎年開催されています。

 

手話が言語と認められたのはつい最近…。

 

大人になって社会に入った時に手話を知っている人は

ほとんどいない。

 

だから、

手話より「口話」を覚えた方が役に立つと教育されていました。

 

 

 

実際は…。

１対１なら、なんとか口を読み取れても

グループなど複数になるとお手上げ状態。

 

一度に複数の方の口を読み取れるわけがありません。

 

これは「聞こえる側」に合わせようとする教育と言えます。

 

 

手話が言語と認められ、

ようやく手話の必要性が認められ、

全国各地で「手話言語条例」の制定が広がってきました。

 

苫小牧も今年度、念願叶って制定となりました！

 

「手話は言語」

 

「言語」があるということは「文化」があります。

 

同じ日本人でも異なる「言語」を母語していると

それぞれに「文化」が存在します。

 

 

文化は否定するものではなく「尊重」し合うものです。

 

 

共に活動をする場合「尊重」と「歩み寄り」が

大切になってきます。

 

 

わたしは活動していく中でたくさんのことを経験し、

学ばせていただきました。

 

見た目では分からない障がい。

 

それ故に理解が遅れ、知られていません。

 

身体は健常者を変わらないので軽く思われがちですが、

「コミュニケーション障がい」は奥が深いです。

聞こえないことで起こる二次障がい、三次障害へとつながります。

 

 

【コミュニケーションは「命」】

 

 

ろう者の仲間がもっと笑顔で社会と関わられるように

「聞こえない障がい」のこと、

素晴らしい言語「手話」のこと、

「知っていただく」活動をしていきます。