トイレトレーラーがついに納車されました
このプロジェクトにご支援いただきましたみなさまに改めて御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
また、災害派遣トイレネットワークプロジェクト「みんな元気になるトイレ」を企画、紹介くださった一般社団法人助けあいジャパン共同理事の石川淳哉様及びスタッフの皆様、REDYFORの佐藤様はじめとするスタッフの皆様には本当にお世話になりました。御礼申し上げます。
【いただいた寄附金の用途について】
みなさまからご支援いただいた寄附金は、全額トイレトレーラーの購入費に使わせていただきました。みなさまの思いを乗せて、災害時に被災地に駆けつけます。
【歳入】クラウドファンディング期間中の寄附金 10,573,000円
その後窓口へ直接寄せられた寄附金 1,908,875円
寄附金合計 12,481,875円
【歳出】トイレトレーラー購入費 12,496,700円
【みんな元気になるトイレプロジェクトについて】
私は、トイレトレーラーを所有する自治体間で、助けあいのネットワークを平時から構築するという点に共感し、そのネットワーク作りを「トイレットペーパー生産量日本一のまち富士市」からスタートさせることに意義を感じ、プロジェクトへの参加を決意しました。
このプロジェクトには、3つのポイントがあります。
1つ目は、資金調達に「クラウドファンディング(ふるさと納税)を活用したこと」です。災害発生後に被災地支援としてクラウドファンディングが活用されたことはありましたが、平時の防災対策に活用した例は全国初です。
2つ目は、「備蓄物資の共有」という発想です。本市でトイレトレーラーを1台所有するだけでは効果は限定的ですが、今後、複数の自治体がトイレトレーラーを所有すれば、それらは共有の備蓄物資と考えることができます。例えば、100の自治体が所有したら、各自治体はトイレトレーラーを100台所有しているのと同じ効果が得られます。
3つ目は、災害用の備蓄物資でありながら「平時から活用できる」ということです。従来、市で備蓄している仮設トイレは組み立てや使い方の説明はできても、実際使用することはできませんでした。しかし、トイレトレーラーは、富士まつりなどのイベントの仮設トイレとして使用できます。また、市民のみなさんに使っていただくことで、災害時の各家庭のトイレ対策を進めるきっかけにもなると考えています。
【最後にお願い】
このプロジェクトを新たな災害時のトイレ対策として、全国に広めていくことが私の役割であると考えていますので、トイレトレーラーの活用状況など、情報発信に力を入れていきます。
みなさんには、出身地などでみんな元気になるトイレのクラウドファンディングが行われた時に、ソーシャルメディアなどでの情報発信とあわせ、本市と同様のご支援をいただきますようお願いします。
このプロジェクトが次の大規模災害で機能するためには、みなさんの支援が必要です。ともに災害時のトイレ対策を進めていきましょう。
2018年4月 富士市長 小長井 義正