続々　ヘルプ依頼！

いつも応援ありがとうございます！

 

毎月行っている猫たちの一斉不妊手術。

”捕獲 T”　→　”手術 N”　→　”地域に帰す R”　

ですが、たくさんのハードルがありそうそう簡単ではありません。

 

その一つが、捕獲の時期。

出産直後の母猫を捕まえてしまうと、残された子猫たちが悲惨なことになります。

その場合は、

・親子で保護

・子猫たちが親がいなくても、自力で食べられるようになっている

・子猫がいないことを確認できた

これらを踏まえて実行するしかありません。

 

そして、手術後に地域に戻すことを了解して頂くこと。

これがまた非常に難しい問題です。

餌とトイレの管理、居場所の確保の了解が得られないと、嫌われたまま、再度つかまって遺棄されるなんてことが横行しています。

奥山で見つかった捨て猫が、耳カットありの手術済み猫であることも少なくないのです。

 

今回の現場は、ご高齢姉妹が暮す下呂市のお宅。

きちんと面倒を見てくださっていましたが、残念ながら手術ができていない。

トビやカラスに狙われることも多く、子猫の亡骸が見つかることも。

大切にしてくださっているからこそ、周りから頼ってくる子もいて、増える一方。

 

5月に保護したのは６匹。

でも、ちょうど出産と重なってしまったらしい3匹が残っていました。

 

6月2日　再挑戦！

高山市からは1時間半の距離、何とか一回で成功させたい！

行ってみると、すでにおばあちゃんが保護してくれていた子猫が6匹（帰ってみたら7匹でした！！）

生後3週間弱のちびっこです。

そして、成猫2匹がすぐに保護できたものの、あと１匹、子猫たちのママが捕まらない！

仕方なく、もう一つの現場に行っている間にゲット！

無事全員を連れて帰ることができました！

とはいえ、おかあニャンが安心して授乳できる場所必要。

しかも、7匹全部が1おかあニャンの子でない可能性も？
若そうな2匹、ビッグママに子育てを手伝ってもらってるのかもしれません。

3匹が一緒にお世話をしている姿は、まるでライオンのプライド（群れ）

見張り番ママ、身体のお世話ママ、授乳ママ

しっかり役割を果たす姿は何ともいじらしいものです♡
保護時は猫風邪でボロボロだった子猫たち、みんなスクスク成長中です！

素敵な里親さんにつながりますように（祈）

 

 

そして、崩壊した生活立て直しのため一時預かりしていた、犬1匹と猫3匹。
ようやく清掃が済んだものの、今後適性に飼育していけるかはなかなか難しい・・・
話し合いの結果、健康状態が比較的良く、管理もしやすい犬だけを戻すことになりました。

訪問者も犬は確認しやすい、ご本人も一番思い入れがあるとのこと。

今後とも見守りを続けつつ、人も犬も安心して暮らしていけるようサポートしていく予定です。

 

こうした、生活立て直しのための一時預かり案件、増えています。

見て見ぬふりでなく、福祉に繋げること。

そして動物たちを排除、ではなく一緒にサポートしなければという対応が見られるようになりました。

着実に社会が変わってきた！

期待しながらさらに頑張らなければなりませんね☆

 

 

また、迷子相談が急増しています。

暑くなって、窓を開ける機会が増えたことによる猫の脱走。
散歩中の犬の迷子。

「もしも」の想像と備えが足らない…

飼い主さんの、「まあ大丈夫、そんなことまでしなくても…」

根拠のない自信は命の大切さの前では、控えめに。

守れるのは飼い主さんだけなのですから。

数多くの事例を見ている私たちには当たり前のことが、各家庭ではあまり意識されていないなぁ、という実感。

これも、こまめに伝えていく必要がありますね。

 

課題は山ほど！

引き続き応援よろしくお願いいたします<m(__)m>