東日本大震災により失われた【陸前高田うごく七夕まつり】森前組の山車を復活させる!

東日本大震災により失われた【陸前高田うごく七夕まつり】森前組の山車を復活させる!

支援総額

503,000

目標金額 500,000円

支援者
24人
募集終了日
2013年9月1日

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プロジェクト本文

東日本大震災の津波により流された七夕まつりの山車を復活させ、

【陸前高田うごく七夕まつり】を再び行います!

 

みなさま初めまして、「森前組有志会」代表の佐藤徳政と申します。
私たちの故郷、岩手県陸前高田市は東日本大震災の津波により甚大な被害を受けました。市内の中心部に位置する高田町森の前地区では150棟の全家屋と多くの尊い命、そして森前組の山車を失いました。

 

陸前高田の夏の風物詩「うごく七夕まつり」の山車復活へ!

皆さまも資金援助というかたちでプロジェクトに参加していただけないでしょうか。

 

 

陸前高田市の伝統「うごく七夕まつり」

 

陸前高田市では、毎年8月7日に「うごく七夕まつり」が行われていました。陸前高田市高田町内の12集落(森の前、大石、鳴石、駅前、中央、大町、荒町、和野、松原、川原、長砂、沼田)がそれぞれの町内会で車輪の付いたうごく山車を製作します。

 

 

七夕まつり当日には山車の上で太鼓を叩き、笛を鳴らし、大勢の人で引き高田町内を練り歩くのです。夜には煌びやかな電飾を仕込んだ山車の装飾にお色直しをし、再び高田の街を練り歩きます。


このうごく七夕まつりには数百年もの歴史があり、江戸時代より受け継がれてきた伝統の祭りです。その意味は、その年に新盆を迎える方々の霊を弔うためと言われています。


うごく七夕まつりは陸前高田市の年に一度の大イベント。

大人から子どもまで多くの人で賑わいます。


毎年、うごく七夕まつりの時期が近づくと高田町の人々はそれぞれの集落の公民館に集まり、みんなでその年の山車の装飾を作っていました。高田町の森の前地区は人と人との繋がりが強く、近所同士で助け合いながら生活してきました。

 

今思えば、この七夕まつりをきっかけに集まることこそが、コミュニティーの結束を確かめる一つの行事だったのかもしれません。

 

そして2011年3月11日。

 

高田町森の前地区は東日本大震災による津波の被害を受け、壊滅しました。住宅や商店、七夕まつりの山車、みんなで集まり七夕の準備をした公民館すべて流され、何もかもが失われました。

 

 

その後、津波から逃れ一命を取り留めた人々は、慣れ親しんだ森の前の地を離れ、市内外ばらばらの仮設住宅などに移り住みました。

 

森の前町内会は解散し、森の前の公民館も、みんなが集まるきっかけだった森の前の七夕もなくなりました。私たちは先の震災で亡くなった多くの方を弔うため、陸前高田市の一日も早い復興のため、そして何よりも、ばらばらになってしまった高田町森の前地区の住民の絆を取り戻すためにこの七夕まつりを復活させる活動をしています。

 

 

山車の予算500万円まであと一息


しかし山車の建設には500万円もの多額の資金を必要とします。

 

 

私たちは県内外の飲食店などに募金箱を設置し、ご協力をいただける企業や団体などにお声掛けをし、おかげさまでなんとか350万円まで資金を集めることができました。


予算の500万円までもう一息というところまできています。


おこがましく感じられるかもしれませんが、森前組の七夕まつり復活のためにみなさまのお力を貸して下さい。私たちは最大限の努力をもって、素晴らしい七夕まつりの実現のため注力いたします。


どうかみなさまのお力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

家も流され、家族が犠牲に

 

2011年3月11日、私の家は流され、私の母と祖母、そして最愛の妹が津波の犠牲となりました。その後、私の生まれ育った高田町森の前地区の町内会は解散。その知らせを聞いた私は愕然としました。


私は家も家族も流され、高田の街までもなくなってしまうことには耐えられませんでした。


これまで長年東京で暮らし、自分の故郷=帰る場所が当たり前のようにあると思っていましたが、私の故郷はいとも簡単になくなってしまいました。私はどこにぶつけていいかも分からぬ強い憤りを覚えましたが、同時に故郷の儚さ、大切さに気づかされました。

 

きっかけ、それは後輩がつぶやいた一言


これまで森の前の人々は近所同士で助け合いながら生活し、森の前地区は人と人との絆がとても強い地域でした。しかし震災後、森の前の人々は家を失い、市内外の仮設住宅などに移り住みました。陸前高田市の面積は、東京都町田市の約3倍の面積を有します。山林部が多いとは言え、ばらばらになってしまってからは集まる機会も簡単にはかないません。

 

七夕まつり以外にも森の前地区では、町内運動会など様々な行事がありましたが、町内会が解散して以降、そのような行事もなくなりました。故郷、陸前高田市高田町森の前に戻った私は同じ境遇の森の前の後輩と想いを分かち合い、私たちの故郷、森の前を取り戻すことを決意しました。

 

その席で後輩がつぶやいた言葉、「自分たちの山車に乗って太鼓を叩きたいです…」。

 

彼の切なる想いは私の心に響きました。今まで森の前の人々は七夕まつりをきっかけにコミュニティーの結束を確かめ合ってきました。そして私は「この【うごく七夕まつり】復活を機に森の前の人々の絆を取り戻そう」と、そう決意しました。

 

 

人が集ること、つながること そこから復興は始まります

 

 

現在の陸前高田市は、震災による津波の被害を受け残った建物はほぼ全て取り壊され、高台の造成が着々と進んでいます。高田町内の道路は、平日も土日もひっきりなしにダンプカーや重機が行き交い、急ピッチに作業が進んでいます。

 

一方、住民の暮らしはどうでしょう。

 

津波により家を失った人々のほとんどは、いまだ狭い仮設住宅の中で生活しています。震災を経験した子どもたちの心のケア、住宅再建のめどが立たないご年配の方々。震災から2年以上経過した今でも復興への問題は山積しています。

 

 

私の考える復興とは、復興記念公園を建設することでもなく、様々な道路や建物を建設することでもなく、陸前高田に暮らす人々が集い、復興に向け前向きに歩み出すことのできる環境を作ることから始まると信じています。

 

私は陸前高田に何百年も前より受け継がれてきた「うごく七夕まつり」を復活させ、それを森の前地区のコミュニティー再生のきっかけとし、いつ再建するか見通しの立たないこの状況でも素晴らしい七夕まつりの実現を見てもらい、陸前高田の人々に希望を与えたいと切に願っております。

 

 

引換券について

 

■ お礼状、活動報告書

ご寄付いただいた方に、森前組有志会よりお礼状をお送りいたします。
また、森前組の七夕まつり復活までの軌跡を写真とともに記した活動報告書をお送りいたします。

 

■ ステッカー

森前組有志会オリジナルの家紋をあしらったステッカー

 

■ パンフレット

募金活動に活用した森前組有志会の紹介パンフレット

 

■ Tシャツ

うごく七夕まつり当日に森前組が揃って着用するオリジナルTシャツ

 

■ タオル

うごく七夕まつりでは祭り当日に高田町の人々から「御花」と称するご寄付をいただきます。
その際にお礼としてお渡しする森前組オリジナルのタオル

 

■ 手ぬぐい

うごく七夕まつり当日に山車の上に乗る太鼓の叩き手たちが使用する森前組オリジナルの手ぬぐい

 

■ 森前組 木製キーホルダー

今回、七夕の山車製作で使用したけやき材で作る木製キーホルダー。
森前組の焼き印を押してお届けいたします。


■ 半纏

うごく七夕まつり当日に山車の上に乗る太鼓の叩き手たちが使用する森前組オリジナルの貴重な半纏

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プロフィール

森前組有志会 代表 佐藤徳政 岩手県陸前高田市出身。地元高校を卒業後、上京。専門学校卒業を経て東京の企業に就職。 東日本大震災の後、陸前

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リターン

3,000+システム利用料


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◯ お礼状
◯ 活動報告書
◯ 森前組ステッカー

支援者
11人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


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◯ お礼状
◯ 活動報告書
◯ 森前組ステッカー
◯ 森前組パンフレット
◯ 森前組タオル

支援者
7人
在庫数
制限なし

20,000+システム利用料


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◯ お礼状
◯ 活動報告書
◯ 森前組ステッカー
◯ 森前組パンフレット
◯ 森前組Tシャツ
◯ 森前組手ぬぐい

支援者
5人
在庫数
制限なし

50,000+システム利用料


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◯ お礼状
◯ 活動報告書
◯ 森前組ステッカー
◯ 森前組パンフレット
◯ 森前組Tシャツ
◯ 森前組手ぬぐい
◯ 森前組木製キーホルダー(山車のけやき材使用)

支援者
2人
在庫数
制限なし

200,000+システム利用料


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◯ お礼状
◯ 活動報告書
◯ 森前組ステッカー
◯ 森前組パンフレット
◯ 森前組Tシャツ
◯ 森前組手ぬぐい
◯ 森前組木製キーホルダー(山車のけやき材使用)
◯ 森前組半纏

支援者
1人
在庫数
制限なし

プロフィール

森前組有志会 代表 佐藤徳政 岩手県陸前高田市出身。地元高校を卒業後、上京。専門学校卒業を経て東京の企業に就職。 東日本大震災の後、陸前

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