「モロッコの刺繍トートバッグ」でもっと女性職人に活躍の機会を

モロッコの刺繍職人たちを応援してくださっている皆さま、こんにちは！

 

最近続けて被害をもたらした台風では、皆さま自身、またご家族やご友人が無事であったことを願っております。

 

前回のグルミマ訪問から二か月半が経過し、ご支援いただいた皆さまにお届けする刺繍バッグの製作が進んでいると、現地のメンバーたちから連絡を受けています。

ですので、当初の予定どおり、来週の日曜日より日本からモロッコへ再渡航し、グルミマを訪問することになりました。その後、既存取引店舗の様子を見に、また、新規取り扱い店舗の開拓のために、モロッコ国内の主要都市を巡る予定です。

 

 

ここで、近況報告です。それも朗報です♪

 

追加発注がきました！しかし、商品がない・・・！？

フェズのコンセプトストア「Medin‘Art」は、以前に販促用として託したバッグの評判が良かったということで、新たにバッグを発注してくださいました。しかも、職人たちのやる気とセンスを買って、「納期はいつになっても構わないから、彼女たちに自力で作ってもらいましょう」と言ってくださっていました。

 

今刺繍職人たちが作ってくれているバッグはこのクラウドファンディングのためのものなので店舗に売ることはできません。こうなったら、”納期なし”の言葉に甘えて、店舗に卸すためのバッグを新たに彼女たち自身で作ってもらうしかない・・・。

 

グルミマの職人たちに受注したことを伝え、自力で材料となるプリントバッグをラバトから仕入れて、フェズの店に納品するバッグを作ってほしいことを伝えました。

 

グルミマ(刺繍職人)、フェズ(店舗)、ラバト(印刷会社)、そして仲介係は日本にいる、という各々が遠距離で、しかもグルミマは電波が悪いためスムーズに連絡がとれないという状況下で、この試みは無謀かと思われましたが・・・

 

グルミマのプロフェッショナル、本領発揮

数日前にグルミマからの久々のメールで届いた一枚の写真、それは見覚えのない、新作のバッグ。でもデザインには、私がラバトの印刷会社にデータを託してきたティフィナグ文字のロゴが使われています。

そう、彼女たちは自力でラバトからプリントバッグを入手して生産を始めたのです。

 

さらにその後、フェズのMedin'Artのオーナーから、「グルミマの刺繍職人たちから、納品数の確認の電話があった」と聞きました。さすが、仕事がきっちりしてるグルミマの職人たち！

 

次の一歩へ

思ったよりも早期に、モロッコ国内での生産販売への明るい未来が見えてきました。そのため今回の訪問では、彼女たちが前々から、オンライン販売(以前アメリカのボランティアが作ったサイトがある)で刺繍バッグを海外に売りたいと話していたので、そのあたりも手伝いたいな、と思っているところです。

 

では、次回投稿は再びモロッコから、現地の様子をお伝えします！