保護猫専門を併設し、空白時間を改善した動物病院開業にご支援を！

医療機器の充実のためにクラウドファンディングに挑戦したのは訳があります。
1匹でも多くの猫や犬を幸せにしたい、そのために必要な医療機器を！

困難なことだらけだった開院までの道のり

マザールーフは昨年の11月22日に「マザールーフの小さな病院」を開院しました。

保護猫の避妊去勢を低費用で、そして保護した猫や犬の健康診断も費用を抑えて提供できるように、大切な命を救いたいとの思いから動物病院をつくりました。

 

しかし、開院までには思いもよらない様々な問題にぶつかりました。

まず、病院の物件探しでした。広さが良いなと思ったら水回りをつくるのに思っていた数倍の資金が必要となり、内装費が高額のため断念したりして問題だらけでした。

やっと開院にたどり着けましたが、医療機器の導入は最低限必要なものだけの導入となりました。

 

その理由は？すべて現金で買わなければならないことになったからです。

最初の計画では、高額な医療機器はリースにして、金融機関からの融資などで計画を立てていました。

医療機器もレントゲン施設は作らずに、手術用機器、診察台、ライト、顕微鏡、生研機器、画像診断機器、モニターなど様々な最少機材を購入予定にして、何度も見せていただき数社と打ち合わせなどをして、見積もり等を取り寄せしました。

 

その間、金融機関にお話をして融資のお願いもして進めていきました。

内装も高額になっているので、自分たちでできるところは自分たちでしようと考えて数カ月かかって進めていきました。

 

しかしそれが、どれもこれも上手くいかないという現実にぶつかりました。

その原因が、私が獣医師ではないということと、従来していた事業ではなく新規の取り組みだということで、初めての動物医療業界へのチャレンジであるということ。

経験がないということでリースも融資もできないと言う厳しい見解でした。

 

当初は医療リースは出来ますと言われていたところからも、開院間際になって上記の理由でお断りされてしまったのです。

 

必要としている、命を守りたいということ、NPO法人としての経歴を訴えてもダメでした。

スタートして上手くいきだしたら融資は取り組みましょうということでした。

 

心が折れそうになりましたが動物病院への取り組みは、私の人生最後の仕事にしようと心に決めていたので、あきらめずにスタッフと一丸となり頑張ろうと決意を新たにしました。

 

私たちの病院を待っている動物たちがいる、必要としている命があるとの思いで頑張りました。

 

できるだけ必要なものは現金で買うことにしました。

もちろん医薬品なども最初は揃える必要がありました。

 

医療機器はリースにしようと思っていたので、リースもダメというのは本当にショックでした。

画像診断の機材は安くても300万～500万です。

それも随分頑張って価格交渉をしての価格です。

画面は小さいものになります。診断に必要なプローブ（探触子）は１本100万円でした。

驚きましたが計画を進めていくことにしました。

 

病院づくりの最大の問題はわたしが獣医師ではないということでした。

作り上げた事業計画書は問題ないが、獣医師が止めたらどうするのですか？あなたはできないでしょう？不安が残る案件には融資はできないです、ということでした。

もちろんリースも同様でリースもローンもできませんとのことでした。

 

しかし、私たちはスタートは切らないと前には進めない！

協力してくださる獣医師はいるのでスタートしようと気持ちを奮い立たせて頑張りました。

 

野良猫や多頭飼育の犬の避妊・去勢はすることが出来るようにしました。

もちろん、簡単な病気の治療や往診、ワクチンや検査、お薬などはできるようにしました。

 

犬や猫の病気の相談なども応じて、難しい病気だと判断した場合はマザールーフが信頼している病院を紹介したり、同行したりしています。

 

大切な命を守りたい、そのために必要な医療機器をプラスしたいと思いクラウドファンデングに挑戦しました。

 

終了日まで残りの日数も少なくなりましたが,、皆様のご支援で1頭1匹でも命を救える病院になるようにしたいと願っています。

 

動物たちを救いたい、幸せにしたいと思う、同じ気持ちの皆様と一緒に1頭でも多くの命を救えるように頑張りたいと思います。

 

ぜひご支援お願いいたします。

 

NPO法人マザールーフ　代表　原田敦子