マザールーフが作った保護猫・犬にも優しい病院。更なる充実にご支援を

犬の手術に必要な血液や、貧血が酷くて輸血が必要な犬たちに献血をしてくれる犬がいなくて困っているという話を動物病院でよく聞きます。

動物病院で大型犬を飼って、輸血犬としていらっしゃる病院もあります。

緊急の手術で輸血が必要になった場合に、お願いしている献血犬がいますとおっしゃる病院もあります。

しかし、献血犬が足りていないというのが現実のようです。

マザールーフに大人しい大きなフラットコーテッド・レトリーバーのウィズリーという雄犬がいました。

ある時、動物病院で「輸血をしてくれる犬がいない」と先生が困っていらっしゃいました。

明日大きな手術をするので輸血が必要なのに献血犬がいないということでした。

なんとなく聞こえた話でしたが、「犬のために活躍できる献血犬？ウィズリーもいいかもしれない」と思いました。

そこで「先生ウィズリーは大丈夫ですか？献血してもいいですよ」と言いました。

先生はお願いしていない人からの提案にビックリしながらも、「本当にいいですか？今から血液のチェックをしても大丈夫ですか？」と大喜びです。

ウィズリーは若くて40kg近くある大型犬でしたので、先生方も急に活気づかれました。それほど困っていらしたようです。

【 犬のために役立つ犬 】こんな嬉しいことがあるだろうか？と思いました。

人間のためになる犬はいますが、同じ犬のために役立つことが出来るなんて。

「犬冥利に尽きるよね、ウィズリー」と話かけましたが、大人しいウィズリーは知らん顔をしていました。でも私は本当に嬉しく思いました。

検査の結果、ウィズリーはどの血液型の犬にも献血できる血液型でした。

それから早速輸血のための血液を採られました。

ウィズリーは横に寝かされたまま首に献血用の針を刺されて血液を採られましたが、微動だにしないで寝ている状態で終わったのです。

先生たちもビックリされるほど大人しくお利口でした。

「これからもお願いできますか？」と聞かれ、「大丈夫です。犬の役に立つ献血犬になります」と言って、ウィズリーは献血犬になりました。もちろんボランティアです。

それから何度も献血して役立つことが出来ました。飼い主さんからもお礼を言われ喜びました。

ウィズリーには迷惑な話だったかもしれませんが本当にして良かったと思いました。

何年間か献血犬をしていましたが、歳をとってきたので役割を終えることにしました。

しかし、数年前にキラリが腎臓から貧血になり輸血をしなければならないようになりました。

その時はもうウィズリーは亡くなっていたので、病院から手配をしていただいたゴールデンレトリーバーに輸血をお願いしました。本当に助かりました。

それからまた、キラリは輸血をしなければいけない可能性がありましたが、先生から次は輸血が難しいかもしれないと言われました。なぜなら献血してくれる犬がいない可能性がありますとの事でした。

幸いなことにキラリは貧血を改善する可能性があると言われたサプリを飲んだら貧血の数値が上がってきてその数値をキープすることが出来たので輸血をせずにすみました。

その現実に驚きながら献血犬の必要性を痛感しました。

同じ犬たちのために献血犬として活躍する犬がいたら手術も輸血も安心できます。

元気で若い大型犬を飼っている皆さん、ぜひ献血犬として活躍させてみることを考えてみませんか？

ボランティアで犬のために愛犬が活躍するのもいいかもしれませんよ。

今は病院によって違うと思いますが、献血したら血液検査を無料で行ってくださる病院もあるそうです。

ぜひ考えてみてください。