プロジェクト概要

2011年の東日本大震災時には野田村で操業していた工場が津波で全壊に。再建を果たし、被災地企業が作る新たな商品のために必要な設備を導入します。

 

初めまして、古川と申します。先の東日本大震災で被災し懸命に再建を進めている企業さんを支援しようと震災直後から色々とサポートしていて、その思いを具体化するべく昨年、起業しました。今回のプロジェクトの舞台は、みなさんもご存知の通り一昨年のNHK朝ドラ「あまちゃん」のロケ地である岩手県久慈市。震災、津波の影響で水産加工をする工場が津波に流されましたが、なんとか再建し、現在「有限会社OBFのだ」さんの「魚を開かないで中骨・腹骨を抜き去る」特殊製法を用いた「中骨抜き魚」を使い、常温保存(非常食含む)が可能な魚惣菜を製造・販売しようと動きだしています。

 

今回は新たに缶詰やレトルト食品を作るために必要な食品加工設備を導入しようとしていますが、そのための資金が不足しています。プロジェクト実現のために、どうか応援していただけないでしょうか?

 

(骨抜きさんま)

 


世界初!日本発!中骨抜き魚との出会い


約10年前に(有)OBFのだ、鹿糠社長と交流会で知り合いました。魚を開かないで中骨、腹骨を抜く独自製法で魚の加工をはじめたが売り先を開拓できないので協力してもらえないかとの話。実際に骨抜きさんまを焼いて食べてみると衝撃の食感でした。

 


まるかじりできる中骨抜きさんま!

 

「本当に骨がない!食べやすい!」多少の小骨はありますが、食べて何ら問題が無いレベル。しかもジューシィーで魚本来の味も味わえる!そしてまるかじりできる!老若男女、いろんな人に試食してもらいました。魚が好きな人はもちろん、骨があるから魚を食べたくない人までみなさん大喜びでした。
 

 

チョット豆知識。骨なし魚と中骨抜き魚の違い

 

このプロジェクトについてお伝えする前に【骨なし魚と中骨抜き魚の違い】だけ先にお話させてください。


骨なし魚とは、一般的に販売されている切り身魚で全く骨が無い魚です。または、開いて骨を除去し添加物で結着(貼りあわせ)するものです。全く骨が無いので安心ですが、魚の旨味はほとんど感じられません。

 

中骨抜き魚とは、身を開かずに中骨、腹骨を除去。開いていないので無添加。魚本来の味を味わえます。加熱しても身崩れしません。全く骨が無いわけではない。でも気にならない。魚本来の形もわかるし(魚は切り身で泳いでないですよ)味も抜群。食育にもつながると確信しています。

 

(魚は工場の女性が丁寧に加工しています)

 

 

これは本当に良いものだ、そう思って営業を始めました。

 

これこそが本当に消費者が求めているものだと思い、すぐさま営業を開始。
通販、宅配、生協、スーパー、ディスカウントストア、百貨店、自然食品店等々へ電話やメールをしたり、取引先に紹介してもらったり、飛び込み営業したりしました。

 

ただし、ちょうどデフレ真只中の時期。やはり営業先は皆、安価な物ばかりを求めていました。いくら国産・無添加でこだわりの物でも海外から輸入されるものには価格で勝ち目はありません。

 

大手スーパI社からは「中国産が安いからそこまでこだわった物はいらない!」「消費者は安全よりも安いものしか求めてないよ」と門前払い。
しかし、しばらくすると中国産冷凍餃子事件が起きました。すぐさまI社の担当から「もう一度話をしたい」と電話が。しかしこの商品の良さをわからない会社に販売をしてもらうのは嫌だったのでお断りしました。この様な類の事が多々ありました。


そんな中でもようやく大手通販会社のS社さんが「これは美味しくていいね!無添加、国産原料・国内加工だし中骨抜き魚とネーミングをつけて是非やってみよう!」とのことでようやく首都圏での販売にこぎつけたのが7年前でした。

 

 

東日本大震災発生

 

それから3年程経ち2011年3月11日 東日本大震災が発生。当時、(有)OBFのださんの工場があった場所は岩手県野田村。ちょうど野田漁港の中にありました。当日、工場は休業日でしたが、社長は事務処理で出社。

 

地震の揺れがいつもと違うと感じたため、とにかく重要書類とパソコンを持ち高台に避難。その後の大津波を目の当たりにし絶句!後日工場に戻るも津波に流され何もかもが消えていました。
    

(野田村にあった工場跡地。2015年3月11日撮影)

 

(現在の野田村の沿岸部、2015年3月11日撮影(住宅地跡))

 

 

再建に向けて

 

鹿糠社長と連絡を取り合い再建に向けて打ち合わせを行うも国からの復興支援金交付には様々な条件があり中小零細企業にとってはとてもハードルの高いものでした。

 

100社申し込んでも10社が交付を受けられるかどうかの状況。全壊した企業全てに交付される制度ではなかったのです。審査基準は今まで以上の事業計画が必要であるということとその費用に掛かる2割は本人負担(自己資金)との内容。これでは再建を断念する企業も出てきます。鹿糠社長も再建は諦めて廃業を覚悟したようでした。

 

 

とにかく再建!

 

翌年の春になり流れが変わります。知り合いのバス会社の社長に事情を説明・相談してみました。そのバス会社は西東京の準大手で福祉車両(リフト付きバス)を中心に営業しています。

 

会社理念から何か支援が出来ないかと役員会議を開いていただきました。
結果、営業や設備のフォロー等の申し出をいただき、ようやく一点の光が差し込んできました。

 

「よし!中骨抜き魚の一次加工とそれを使った惣菜加工を新規で行おう!」と決まり復興庁、県庁、再生支援機構、、を回り今後の再建計画を相談し提出しました。そして加工場に適した建物も借りられ、ようやく2012年7月に久慈市にて再建ができました。

 

(久慈市イメージキャラクター「あまりん」)

 

 

そしてバス会社さんの営業支援のもと水産庁の魚の国のしあわせプロジェクトのファストフィッシュの認定をいただきました。

(水産庁認定ロゴ)

 

再建は出来たけど、、、

 

以前からの取引先のS社をはじめ惣菜加工品は大手宅配会社や大手航空会社の通販等で取り扱いが始まりました。ただし、他の以前からの取引先はなかなか戻らず、安定的な仕事が増えません。一番の原因は原発での風評被害と商品力。

 

特に西日本、九州、沖縄等の企業は北関東から東北の魚や企業は敬遠気味です。そのため東北沿岸部の水産加工会社の7割が震災前の売上を取り戻せずにいます。しかし、回復している企業もある。ではその違いは何か?その差はオンリーワンで利便性のある商品力なのです。

 

現状は一次加工品として、
・中骨抜き魚の冷凍品(冷凍魚)、切り身魚等。

惣菜加工品として、
・中骨抜き魚の煮魚、焼き魚等。
双方ともに全て冷凍食品です。

 

(久慈の工場外観)

 

 

 

新規設備を導入したい!そして新たな加工食品を作りたい!

 

今回のプロジェクトを成功させ、新規設備として常温保存食品を製造するための加圧殺菌釜の導入をしようとしています。大きなものだと1千万円以上しますがミニタイプであれば移設費含めて300万で導入が可能です。

 

(今回購入予定の設備です)

 

何の設備かというと皆さんご存知のレトルト食品・缶詰を作る機械です。最大の利点としては常温保存食品の惣菜が製造できます。常温保存なので持ち運びも便利です。非常時食としても使えます。賞味期限も冷凍食品よりも長くなります。

 

新規設備として、常温保存食品を製造するための加圧殺菌釜購入と設置に300万円。その原料、資材購入に100万円。合計400万円が必要です。私たちの新たな第一歩のために、どうかご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。