支援総額
目標金額 1,550,000円
- 支援者
- 191人
- 募集終了日
- 2023年10月19日
ふたたび、科学にある「ジェンダーバイアス」
▼ 今回のプロジェクトを支援していただいている 科学史家の隠岐さや香さんのご著書『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社)にオレスケスさんと共振するような文章がありましたので、ご参考までに引用させていただきます(本書は、総合的な人間の知の歴史を再考するためにも興味深い本です)。
―――― 以下『文系と理系はなぜ分かれたか』本書から抜粋
(ジェンダー格差解消の背景の考えを三つに整理して、その三番目として「多様な人々」が科学研究に参加すること自体が科学・技術研究を豊かなものにしてくれるーーという記述に続けて)
▼ まず、ここで、「多様性」といっているのは多様な人々が増えるというニュアンスです。一般的に、決まったタイプの人しか理工系の研究にあまり参加していないことは、科学・技術研究のあり方を狭めてしまう危険性があるといわれています。それは必ずしも男女の問題だけではなく、文化や国籍、貧富の格差、異性愛・同性愛といった性的指向の問題、障害の有無などあらゆる「多様性」が関わります。女性の問題はその一つといってよいでしょう。 歴史的にも理工系には先進国の男性が多かったわけですが、その結果、その種の人々にとって関心の深いテーマの研究は非常に発達するが、そうでない分野については思わぬ視点の欠落があることが知られています。
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(また、ジェンダーステレオタイプがもたらす具体的「課題」現象については)以下は要約です。
▼ ながらく、医学・医療研究では、男性の身体のみが、その対象としてとりあつかわれ、女性の身体が無視されてきた。結果、21世紀も近くなってきてから「男性と女性では細胞レベルでの違いがあり、男性と同じ量の化学物質に女性の身体が違う反応をする危険性があるということがわかりました。これは悪くすると命の危険に関わる問題です」という驚くべき課題も指摘されています。
というような感じです。ぜひ、隠岐さんの著作をお読みください。今回のプロジェクトの理解が深まると思われます。
▼著者や作品について、詳しくは下記のプロジェクトページをご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/naomi-oreskes-science
目標金額は155万円です。
支援募集期間 2023年08月21日 午前9時~2023年10月19日 23時です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
リターン
5,000円+システム利用料
純粋応援コース
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 53人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年1月
10,000円+システム利用料
書籍先取りコース
◇ 完成書籍を発売前にゲット
・2023年12月に発送予定
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 124人
- 在庫数
- 75
- 発送完了予定月
- 2023年12月
30,000円+システム利用料
科学への情熱コース
◇ 書籍へお名前記載(ペンネームまたは匿名も可)
◇ 完成書籍を発売前にゲット
・2023年12月に発送予定
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 86
- 発送完了予定月
- 2023年12月
100,000円+システム利用料
会心の一押しコース
◇ 訳者・出版社との編集会議へご招待
・ビデオ通話形式(音声のみも可)
・2023年11月以降に開催予定
◇ 書籍へお名前記載(ペンネームまたは匿名も可)
◇ 完成書籍を発売前にゲット
・2023年12月に発送予定
◇ 出版記念イベントへご招待
・オンライン講演会形式
・2024年1月に開催予定
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 19
- 発送完了予定月
- 2023年12月