中国残留日本人孤児2世が笑顔で暮らしていくために、法改正を。

片山みつこさんからメッセージをいただきました。

私は１９９９年から２０２０年迄福岡南法律事務所に勤務しました。所長の椛島敏雅弁護士が中国残留邦人救済の福岡訴訟団の弁護団事務局長を引き受けましたので、事務所をあげて取り組みました。私の姉も終戦の年、３歳の可愛い盛りに朝鮮で飢えと寒さの為に幼い命を落した、戦争の犠牲者でした。私の平和への思いを残留邦人の方の思いと重ね合わせてお世話をさせていただきました。

130名を超える原告団と弁護団長の馬奈木弁護士を中心に若手弁護士も多数参加した活気に溢れた弁護団が組織され、中国語の通訳ができる辻さんを事務所に迎え、残留邦人の方々との意思疎通を図りながら進めて、2004年福岡地方裁判所に提訴し、常に原告団に寄り添いながら進められていく姿勢を傍で見ていて大いに感動しました。

訴訟は全国の裁判との連携をしながら、100万人署名活動、国会と厚労省への要請、運動が大きなうねりとなって、ついに自民党政府を動かし2007年に新支援法が制定施行されました。木村琴江さんは原告団団長、川添緋砂子さんは事務局長として原告団の中心となり、頑張って来られた姿を見てきました。お二人が今度の活動でも中心になられており、とても嬉しく思っています。その縁で、以前から中国剪紙を作られていたという川添さんを福岡きりえ同好会にお誘いし、きりえの仲間としても十数年来のお付き合いになりました。

敗戦で日本政府から置き去りにされたうえに、中国では侵略国の子どもとして、又、厳しい中国文化大革命の中でさまざまな苦難を乗り越え、戦後４０年以上たってやっと祖国日本へ帰って来れた中国残留邦人の方たち。中国の言語、習慣文化を身につけ、日本社会の中で生きていく事は大変なことでした。国は過去の歴史に真摯に目をむけ、何故中国残留邦人が国を相手に裁判を提起したのか、１世の方だけでなく２世の方も故国に帰れて良かったと思える、当たり前の生活を保障すべき責任があると思います。

今、ネットを活かした新しい時代のやり方で運動が広げられています。私個人はなかなかついて行けていませんが、要求実現に向けた足掛かりとして期待しています。再び戦争を繰り返さないために・・友好と平和を願いながら。

残り6日

150万円のゴールまで20万4000円

達成率86.4%

最終日4月28日までラストスパート。

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中国残留日本人孤児２世を支援するためのクラウドファンディング 

https://readyfor.jp/projects/ncf

#中国残留孤児

写真は瀋陽市の遼寧賓館(旧奉天ヤマトホテル)