ボランティアメッセージリレー③（預かりボランティア：大本さん）

〜この子の命を守りたい〜
毎日がお祭り・・・音が途切れない棲家で！

 

皆様、こんにちは。預かりボランティアの大本です。もともと我が家にはまだ小さな子猫の時にカラスに突かれ瀕死の状態で保護をして11歳になった兄弟と、生後数時間でまだへその緒が残った状態で道に落ちていた兄妹が居ました。

 

妹の方は保護から2週間でお空に戻ってしまいましたが、兄の方は10歳になりました。お母さん猫からの栄養を全く受けていないからか少し体が弱い感じもしますが毎日元気に走って、跳んで、叫んで・・・とても元気に生活しています。

 

 

 

他にも保護したお母さん猫が2匹居ます。実はその2匹、本当はTNRをしようと思っていたのですが、そのまま居座ってしまったので合計5匹となっています。

 

3匹の猫と暮らしていましたが保護活動の事は全く知らず、野外でボロボロの体で懸命に2匹の子猫を育てているお母さん猫と出逢いどうにか助けてあげたいとの思いから見過ごすことができませんでした。

 

 

 

 

 

 

そこから保護猫という活動がはじまりました。

沢山調べて、多くの保護団体さんに問い合わせをし、お話を聞いた結果、保護活動の知識がない私に寄り添って親切にサポートして下さったのが「猫の里」さんとの出逢いでした。

 

 

当時のお母さん猫は目が白っぽく変色し、飛び出したようになっていたこと、口元から犬歯が変な方向に突き出ていたことから交通事故の疑いもあり、随分心配しました。

痩せた身体にボサボサの毛並みをしたこの猫に、いとちゃんと名前を付け医療をかけて…。

 

今ではふっくらボディになり顔もやさしくなりました😊

 

 

 

現在は、菜々緒ちゃん、八兵衛くんを、お預かりしていて毎日がかわいい祭りです。

なかなか里親さんが決まらず半年間も一緒に生活をして、可愛くてイジらしくて、この子達から身体いっぱいの癒しをもらって、毎日喜びをもらっています。

 

 

 

我が家の子育ても終わり、子供達も成人し自立したので、預かり子猫はうちの子になってもいいかな？と思うこともありますが、まだ他にいる可哀そうな次の子を受け入れるためにも卒業を目標に頑張っています。

 

毎回、どの子も卒業の時は、嬉しさと寂しさの入り交じった涙、涙で送り出していますが、迎い入れて頂いた里親さんからのご報告をいただくと凄く嬉しくて、それが私の元気の源になっている気がします。

 

 

その反面、もう少し早く保護できていれば助かった子もいて、数日しか一緒に過ごせなくて、幸せにしてあげられなかった後悔の涙の時もあります。

 

 

多頭崩壊の現場に行った時は、言葉にならないくらいの衝撃でした。

外に出る事も出来ない,狭く過酷な環境で過ごしている猫達を見ると、野良猫とどちらが幸せだろうと思ったりもしますが、実際はどちらも幸せな生活ではありません。

 

 

私達、人間は世の中に生命を授かった時から幸せにならなければいけません。それは動物たちも同じです。

しかし、現状は厳しい状況から全ての猫を救う事ができません。

 

保護活動には沢山の労力、資金が必要なことに直面し、寄付金だけに頼る保護活動には限界があり、助けられない命も多いので、私にできる事はないかと思い工事部を始めることとなりました。

 

 

本業では、新築工事、リフォーム・リノベーション工事、オーダー家具製作をしています。

 

そこで、猫との生活でのお悩み問題など、ボランティアの皆さんに教えていただき、飼い主様と猫ちゃんが安心で快適に過ごす為のちょっとした家の工事ができるようになりました。その工事の売上の一部を保護活動費にしています。

 

世の中を変えるような大きな事はできませんが、不幸な猫が１匹でも減ること願って活動を続けていきたいと思っています。

クラウドファンディングも後半となり、第二目標達成までメンバー一丸となって頑張りますので、皆様のご支援、応援をよろしくお願いいたします。