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不登校の子に「笑顔」が戻るような無料オンライン授業をしたい!

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支援総額

69,000

目標金額 200,000円

支援者
30人
募集終了日
2021年3月30日

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プロジェクト本文

●「あなた、自分の子どもの時より一生懸命やっているよね」

はじめまして!「ねこの手」の代表をしている小室です。

「ねこの手」では2016年から貧困家庭の子どものための無料塾を始め、すでに4年が経ちましたが、新しい取り組みとして2020年9月より不登校の子どものための無料オンライン授業を始めました。

開始の準備をし始めたそんなある日、かみさんからにこんなことを言われました。

「あなた、自分の子どもの時より一生懸命やっているよね」

 

そうです。うちの子も不登校でした。

私はこの、かみさんからの言葉を聞きながら

「自分の子どもの時にも一生懸命やろうとしたんだけど、できなかったんだ!」

と心のなかで叫びながら、苦笑いするしかありませんでした。

 

小学校6年の時に担任の先生との折り合いが悪く、学校に休みがちになり、それをきっかけとして中学校では行ったり行かなかったりの日が続き、高校も入学はしたものの、同じような状況が続きました。

 

 

かみさんには「自分の子どものときにはあまり一生懸命やっていない」と思われていたようですが、私は子どもが大好きで、少年サッカーチームの活動にいっしょに参加するなど、今で言う「イクメン」だと自分では思っています。

そんな自分の子どもが不登校になるなんて思っても居ませんでした。

 

自分の子どもが不登校になってからは、世界の中には学校に行きたくてもいけない子がいるんだということを自分の肌で感じて欲しくて、ネパールに10日間子供を連れて行ったこともあります。

子どもを厳しくしつけたこともあり、子どもにとっては有難迷惑な父親だったかもしれませんが、それでもうちの家庭に起こったことはどの家庭に起こってもおかしくないと思っています。

 

●親ではない、誰か他の人の助けが欲しい

子どもが不登校になったころ、私はテレビゲーム機の開発の仕事をしていましたが、自分の子どもが部屋に閉じこもり、ゲーム三昧になり、うまくいかないとキレて壁をけったりしている音を聞くのがイヤで、

「ゲームなんて無くなればいいのに!」

と思い、それまでプライドを持ってやっていた仕事に誇りを持てなくなりました。

 

このころから、いろいろな理由で苦しんでいる子供や私と同じように助けが欲しいと思っている親のためになる仕事をしようと思うようになり、会社を辞めて塾をすることにしました。

 

 

父親と言うのはついつい息子に対しては厳しく言ってしまうことがあります。

関われば関わるほど、ついつい要らない一言を言ってしまい、関係がこじれてしまいます。

さらに、親の言うことが正論であればあるほど子供は言い返せずに、耳を塞いでしまいます。

そんな子供の様子が見えてきたので、口を出したいのをグッとこらえるようになり、

「親の話は素直に聞ける状態じゃないので、親じゃない誰か他の人の助けが欲しい!」

と心から思っていました。

 

そんなこともあり、かみさんからは「自分の子どもの時には一生懸命にしていない」と思われてしまったようです。

我が家の場合は、かみさんが息子に対して穏やかに対応して、緩衝材になってくれたので何とか踏みとどまることができましたが、厳しい対応と優しい対応の両方を一人でやらなければならない状況にある家庭では本当に大変だと思います。

 

●絶対に引きこもらせない

先日「こもりびと」と言う引きこもりのテレビドラマを見て胸が苦しくなりました。

元教師の厳格な父(武田鉄矢)は就職氷河期に正社員になれず10年以上引きこもっている息子(松山ケンイチ)を「甘えている」「頑張りが足りない」となじり、そういう息子がいることを恥ずかしく思い、息子の存在を世間に隠してしまいます。

 

うちの子は少し松山ケンイチに似ていて、友達から「マツケン」と呼ばれていたこともあり、このドラマは他人事とは思えず、私と武田鉄矢が完全にオーバーラップしてしまい、あの当時の心臓をギュッと締め付けられたようなあの何ともイヤな気持ちがフラッシュバックしてきました。

                                                                      

NHKドラマ「こもりびと」 

イラスト「みさとんの晴好雨季diary」http://misatoon77.blog.jp/から

 

自分の子どもが不登校になったとき、最初のころは子どもにプレッシャーをかけていましたが、「不登校の子の親の会」に出たり、インターネットでいろいろ調べて行くうちに、強制して学校に行かせることは決して不登校の解決にはならないということが分かってきて、できるだけ子どもにはうるさく言わないようにしていました。

でも、子どもは私が発する「学校に行け」オーラは感じていたと思います。

 

あの頃の私の感情で非常に強かったのは「不安感」でした。

これがいつまで続くのか・・・もしかしたら大人になっても仕事をせずに引きこもってしまうのではないか・・・働かずに家にいるこの子を養えるのか・・・私たち親が死んでしまったらどうなるのか・・・

不登校の子を抱えた親は同じような不安を抱えており、長くて暗いトンネルの中にいる感覚をもっていると思います。

今ではうちの子も社会人になり、結婚もして「ひきこもり」にならずに済み、私もトンネルから抜け出すことができましたが、絶対にあのイヤな感情は二度と味わいたくないと思っています。

 

不登校の子を持っている保護者とお話をさせて頂く中で最近よく聞くのが、

「今までも学校にはイヤイヤながらも行っていたんですけど、新型コロナの非常事態宣言が出て家にいるのがあたりまえになったらますます行かなくなりました」

と言う話です。

これから不登校の子はますます増える可能性もあり、親子をどんどん狭い世界に閉じ込めてしまうようになることが予想されます。

 

●あまり役に立たない手助け?の「ねこの手」

会社を辞めて、自分で立ち上げた塾をやりながらも、まだ苦しんでいる家庭の子どもや親の助けに十分役立っていないと感じたため、貧困家庭や不登校の子のための「ねこの手」の活動をすることとしました。

 

一般的に「ねこの手」というのは「あまり役に立たない手助け」という意味で使われています。

私たちの貸す手はあまり役に立たないかもしれませんが、そんな手でも「助かるー」と言っていただける人がいるのであれば、そんな「ねこの手」でも役に立てたいという意味で名付けました。

それと、「ねこの手」って肉球が「ぷにゅっ」として気持ちがよくって、触っているとホッとします。

そんなホッとする機会を提供できればいいなと思っています。

 

こうやって始めた「ねこの手」では下記の2つの活動を行っています。

 ☆貧困家庭のためにボランティアの先生の助けを借りて日曜日の夜に行っている無料塾

 ☆不登校の子どものために、平日の昼間の時間帯に行う無料オンライン授業

 

無料オンライン授業は平日の昼間に行う活動のため、ボランティアの力だけでは継続が難しく、今回クラウドファンディングで資金を募ることとしました。

 

ねこの手の無料塾の授業風景

 

●無料オンライン授業

オンライン授業にはいろいろな形態がありますが、ねこの手のオンライン授業は生徒や先生が問題を解いている手元をお互いにスマホで映す方式です。

この方法のメリットは生徒が学校から出された宿題、自分がやりたい課題など何でもすることができることです。

だからスマホにZoomさえインストールできれば体験授業もその場でできますし、その日から通常の授業をすることも可能です。

 

不登校になった子供にはいろいろな原因があり、一人一ちがう問題を抱えて苦しんでいます。

 ☆勉強したいのにどうしても教室内の音に敏感に反応してしまい教室に入れない。

 ☆勉強ができないのを同級生に見られたくない。

 ☆せめて塾には行きたいけど、学校の同級生と会うのがイヤだから行きたくない。

 ☆学校の先生が授業中に執拗にいじってくるので、先生嫌いになってしまった。

・・・ほとんどの場合は対人関係です。だから人と接することに人一倍敏感になっています。

 

Zoomを使った無料オンライン授業

 

なぜ無料で始めることにしたかは、いろいろな理由がありますが、一番は生徒が気軽に始められるからです。

人一倍対人関係で敏感な状態にある子供たちは一度授業を始めたらやめにくいと思っていて、なかなかその一歩を踏み出せないでいるのです。

また教える側では、生徒が休んでしまった時「代替授業」「月謝計算」など、煩わしい問題が発生するので、ついつい「休むな!」オーラを出てしまいます。

また保護者も「せっかくお金を払っているのに!休むな!!」オーラを出してしまい、子どもにとっては嬉しくない状況になってしまうのです。

ただでさえ、追い込まれがちな不登校の子供にとってはこのプレッシャーはさらに子供を追い込みます。

まずは参加するための敷居を少しでも下げたいと思い、無料で行うこととしました。

 

●一番大事なことは「子供を認めてあげる」こと

「認めてあげる」と書くと、子どものいい所を一生懸命に探してほめて認めてあげることだと思われがちですが、私にとっての「認めてあげる」は、良いところも悪いところも「ありのままに受け入れる」と言うことです。

 

私は自分の子どもの時には「ゲームのせいで!」とか「アニメなんてなんでつまらないもばかりを見ているんだ!!」と思っていました。

頭の中はいつも「沸騰」寸前でイライラしていたため、子どものことを冷静に見ることができませんでした。

こんな状況ではまともな対応はできません。

 

 

今では第三者的な視点で冷静に見ることができるようになったため、子どもと同じ目線になるように心掛けています。

お母さんからその子が好きなアニメがあると聞けばそのアニメを見て、話について行けるようにし、工作が好きだったらZoomを使って一緒に鬼滅の刃のアイロンビーズを作ったりします。

授業中にお母さんに話せない話が出ることもあり、授業時間をまるまる使って子どもからの相談に乗ることもあります。

こうすることにより子供たちの心の扉が少しずつ開いてくるのがわかります。

学校に行くことだけがゴールではなく、その子らしい生き方を一緒に探して行ければいいなと思っています。

 

●支援してくださった方へのお礼

支援をしてくださる皆様へのお礼ですが、「お礼」と言えるほどのものは差し上げられません。

子どもたちの笑顔になった写真をお送りすることも、この活動の性格上なかなかできません。

お送りすることができるのは、授業の報告と、私が頂いた保護者や子供たちからの感謝の手紙の内容だけです。

 

ここで昨年末のクリスマスに突然届いた、生徒が描いたかわいいニャンコの絵付きの箱に収められたプレゼントとそれに添えられていたお母さんからの手紙を紹介させていただきます。

生徒から届いたクリスマスプレゼント!

 

「小室先生から、教えていただき初めてこの数か月、これまでわからなかった事やできなかった問題が解けるようになり、娘はとてもうれしそうにしています。

いつもZoomでの授業が終わると

『ふう~、疲れたぁ~。でも、めっちゃ楽しい!!』

と言います。

先生と勉強するというのが楽しいんだそうです。

これまでも、学校に行っていない分、本人が望めば塾で勉強するっている選択肢もあるなと思っていました。

通うのが嫌であれば、オンラインで教えてもらえる所を探してみようかなと思ったこともありました。

ただ、不登校で本人もそれなりに悩みを抱えています。

その辺りの事を分かってもらえる場所があったら良いのになぁと思っていました。

そんな中、“ねこの手 小室先生”のことを、Kさんから教えてもらいました。

若干、『人見知り』の娘がすっと入り込んで行くことができました。

日々、会う人が家族のみになり始めた娘にとって新しく吹き込んだ風の様で、母娘共々新鮮な気持ちですごさせて頂いています」

 

クラウドファンディングで少額でもいいので支援してくださることにより、この活動を続けることができます。

また、不登校のお子さんがいる方に「こういう活動をしている人がいるけど、話だけでも聞いてみてはどう?」と言って頂けるだけでもありがたく思っています。

 

一人でも多くの不登校の子の顔に「笑顔」が戻るように活動を続けて行きたいと思っています。

 

●プロジェクト終了要項

・運営期間    
2021年4月1日~2022年3月31日

 

・運営場所    
神奈川県厚木市妻田東1-11-2-238

 

・運営主体    
ボランティア団体 ねこの手 代表 小室 善昭

 

・運営内容詳細    
不登校児・生徒のための無料オンライン授業を行う

 

・その他    
・無料オンライン授業の参加者決定に関して
募集方法:HP、親の会へのダイレクトe-mail、不登校の情報サイトへの掲載
対象年齢:小学校1年生から高校3年生まで
対象人数:教師1人の場合(現在1人)でMax20人、その後教師の人数による
決定方法:昼の時間の授業のため、授業に参加できるということは「不登校」と考えられる。保護者および生徒とZoomを通して話したうえで決定。
適切に寄贈先を決定できる理由:実行者が自分であるため
上記決定における専門家などの関与の有無:ありません
目標金額より多くの支援金が集まった場合の対応方法:目標金額の20万円では十分ではなく、100万円でとんとんです。それ以上に集まったら先生を募集し、生徒を2倍まで増やします。

 

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プロフィール

ソニーを退職後、学習塾「凜明館」を開設。2016年にボランティア団体「ねこの手」を設立し、代表を務める。 週末は少年サッカークラブ「ブラックジャガーズ(BJ)」の監督兼コーチとして子供たちとサッカーを楽しむ。 2人の息子と2人の娘(うち娘1人はネコ)の父親。

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リターン

500


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感謝のメール

●感謝のメールをお送りします。
●活動報告をお送りします。

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

プロフィール

ソニーを退職後、学習塾「凜明館」を開設。2016年にボランティア団体「ねこの手」を設立し、代表を務める。 週末は少年サッカークラブ「ブラックジャガーズ(BJ)」の監督兼コーチとして子供たちとサッカーを楽しむ。 2人の息子と2人の娘(うち娘1人はネコ)の父親。

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