少しだけ近況の報告をさせていただきます。

ご支援者の皆様。

たくさんのご支援、ありがとうございました。

また、温かいお言葉に心から感謝しております。

今回は、近況について報告させていただきます。

 

私が野外猫の不妊手術や治療を始めたのは、2006年からになります。

2009年、野外猫サビにゃんが、ホームレスさんの布団の中で5匹の赤ちゃんを産みました。

一か月ほど後、重症の猫風邪に罹ったため、全頭わが家に保護して治療を始めました。

完治後に元の場所に戻すつもりで、まず元気を取り戻した2匹をリリース、しかし1匹が弱ったため再度保護、もう1匹は順調に育ったものの、ある日突然姿を消しました。

不審者情報もあったため、残った4匹はリリースできず、その後わが家の保護猫となり、11年になります。

猫風邪は完治せず、全員がヘルペスウイルス保持猫です。

 

なつめは、慢性的な鼻炎を持ち、腎臓の療法食を続けてきました。

年明けてまもなく状態が悪化、病院で腎不全の末期と診断を受け、3日間続けて点滴治療を受けましたが数値が改善せず、看取りも視野に入れて自宅療養となりました。

自宅での皮下点滴を始め、給餌などと見守りに、多くの時間がかかるようになりました。

一番状態が悪かった時は、欠勤して見守りましたが、それにも限度があるでしょう。

最近の出勤日には、猫パトを休まざるを得ませんでした。

しかし休日には今まで通り猫パトに出ています。

 

なつめを見ている間は外猫たちが心配でならず、猫パトに出ている間はなつめのことが心配でなりません。

保護猫の世話に時間がかかるから、外猫は見られなくても仕方がないとは露ほども思っておりません、なつめも外猫たちも大事な猫に変わりないです。

ただ、一日が24時間しかないこと、身体が一つしかないこと、猫を残しても仕事には絶対に出なければならないことが、ただただつらいです。

 

なつめの闘病の間は、何かと行き届かない点が起きるかもしれませんが、

今後、近隣のサポーターさんの力も借りながら、猫パトへの影響を最小にとどめるように頑張って、乗り越えていきたいと思います。

またなつめは保護猫ですので、ご支援金は使われません。

ですがこうして治療できるのは、皆さん方に外猫たちのご支援をいただいたおかげです。

 

 

 

 

もしもこの世に猫パトという仕事があったら、猫パトロール隊員に、皆さんはいくらならお給料を出してもよいと思われますか？

私は猫パトを仕事にしたいです。

できることならずっと猫を守るために働きたいです。

どんなに過酷でも、サービス残業でも休日出勤でもかまいません。

安月給でも、生きていくのに足りれば十分です。

もしもこの世に猫パトという仕事があったなら、それは私の天職といえるでしょう。

 

そんなことを心底思う最近です。