歴史ある市民コンサートを若者の力で復活させたい！＠練馬区

前回に引き続き、スペシャル企画！5/20(日)復活記念公演の出演者:チェロ奏者の大澤哲弥さんにインタビューをさせていただきました！

この回では、プロ奏者に聞きたい、演奏のアレコレをお聞きしました！

ーープロの方は沢山の演奏会に出演されると思いますが、１回の本番のためにどれくらいの期間練習しますか？

(大澤さん、以下、大澤)

その本番のために必要と思われる練習期間、使える時間を考えます。演奏会は一つではありませんので。結局、普段からあるだけの時間をつぎ込む事になると思います。
今回のカルテットの関して言えばコツコツと準備は始まっています。演奏する側としてもとても楽しみですね。

ーーそうなんですか！私たちも楽しみです！

ところで、今回は弦楽四重奏ということで、アンサンブルコンサートですが、ソロで弾く場合とアンサンブルの中で弾く場合、それぞれで気を付けていることはありますか？

(大澤)

ソロとアンサンブルではまるで違う弾き方が要求されます。
ソロでは力強いメッセージを届けなくてはいけません。常に説得力が必要なのです。
対してアンサンブルでは場面ごとの役割を果たすことが大切です。
カルテットではチェロは支えを担う事が多いです。しかしその支えが他を圧倒してはおかしな話ですよね。ですのでバランスには常に気をつかっています。
カルテットを聴いていて、もしステキな旋律がありましたら、旋律以外の音もぜひ聴いて下さい。そのステキな旋律を作るために4人で頑張っていますから！

ーー奥深い･･･！公演当日の演奏が楽しみです！

最後になりますが、今回のコンサートで取り上げるプログラムについて一言いただけますか？

(大澤)

今回メインで取り上げるドボルザークについてお話します。
最初にお断りしますが、これはあくまで個人的な感想です。
ドボルザークの音楽と向き合って感じるのは、人を見る眼の暖かさです。人の弱さを受け止めてくれる暖かさを感じるのです。
ディケンズやチャップリンにも似て、貧しいもの・弱いものに寄り添ってくれる音楽ではないでしょうか。

弦楽四重奏曲「アメリカ」は短期間で書き上げられた明るい曲です。しかし谷川俊太郎さんの詩にもありました。
ーどんな喜びの深い海にも
ひとつぶの涙が
とけていないということはないー
「アメリカ」が味わい深い名曲である事は間違いないと思います。どうぞお楽しみに！

また今回、会場を無償で提供して下さる了見寺さんは阿弥陀仏をご本尊とされています。
親鸞の「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」という言葉も何だか重なって聞こえてきませんか？
阿弥陀さまの前で聴くドボルザーク、一体どの様な演奏会になるでしょう。

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大澤さん、ありがとうございました‼

以上、特別企画、出演者にアレコレ聞いてみようインタビューでした！

今回のこのクラウドファンディングプロジェクトも残りわずかです。皆様のご協力がなくては演奏会は成り立ちません。

どうかご支援をよろしくお願いいたします！