#03 音響効果(サウンドデザイナー)・作曲家 沼口公憲





第3回目は、音響効果/サウンドデザイナーの沼口さん。音を出している、使っているということはわかりますが、具体的な職業の内容は知られていませんよね。いったいどんな仕事なんだろう、名前もカッコいいしとても興味があります。

 





 沼口さんは学生時代に福岡で自身のバンドで活動を開始。その後、一般企業に就職しますが、音楽の技術を活かした仕事をしたいため、自ら営業し、働きながら、まだ知らない、演劇や舞台の音響効果を担当します。演劇における音響効果とは、劇の進行上で必要になるさまざまな音(擬音や効果音も含まれます)を創造し表現すること。演劇のつくりたい世界観を補助し、雰囲気を盛り上げる舞台効果のひとつです。また、舞台で必要だと感じたら、キーボードやピアノでの生演奏を担当することもあります。



 

 



 ここで沼口さんがユニークなのは、「必要だな」と考えたら、バンド時代の経験を生かし、自ら楽曲を作曲してみたことです。舞台での「劇伴」(いわゆるBGM)の作曲を仕事として行うようになり、サラリーマンと両立しながら徹夜の毎日が続きます。やがて本格的に音楽をやりたいと、テレビなどの音響効果を専門にしている会社や芸能プロダクションを転々とし、映像の音響効果も学びながら、CM・番組のテーマ曲、映画の音響効果、サウンドトラックも手がけるようになります。
 サラリーマンだったころに、自身の好奇心と創作意欲が功を奏し、やがて仕事に結びつけるようになりました。



 

 

 



 「音響効果=サウンドデザイン、まだ一般には浸透していなく、単なる選曲をやるだけじゃないんです。音響効果も作曲も同じで、お客さんにわかりやすく音で演出する仕事。10年やっていますけど奥が深く一生かかってもわからない世界です。(本人談)」
 一昨年からhummingbirds studio japanという屋号で独立した沼口さん。これからの活躍も楽しみです。

 

 

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