皆さんこんにちは、IVY事務局の小笠原です。

 今日までに50人の方からご支援をいただき、皆さまのおかげでようやく50万円の壁を超えることができました。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。

 残すところ22日。皆さんからの更なる応援をよろしくお願いします!

 さて、今日からはIVYイラク事務所で学校建設プロジェクトにかかわるスタッフのメッセージをお届けします。

 1回目は、2013年にIVYがこの地で支援を始めた頃から携わってくれている現地スタッフ、シーランです。

 自身も難民として隣国に逃れた経験をもつ彼女は、今のIVYの仕事で、支援を必要としている人たちの声に耳を傾けることを大切にしています。

 今回は、初めて村を訪れた​​​​​​日に目にした光景学校建設プロジェクトに対する思いを語ってくれました。 ぜひ最後までお読みください。

********************************

 IVYがイラクでつくってきた学校について

エルビル市郊外の新興住宅地を無償で貸していただき、建設されたガンジャン校。
(写真は2015年10月の開港当時)

 

 皆さんこんにちは。私はシーランと申します。

 私は、IVYがイラクで活動を始めた時から、避難してきた人たちへの越冬支援、学校へ通えていなかった子どもたちへの教育支援などに、共にたずさわってきました。

 特に、教育支援では、シリア難民の子どもたちのための学校を2校、イラク国内避難民の子どもたちのための学校を2校、2014年から2017年までの間に作ってきました。

 そのうちの1校は、このReadyforで応援いただき、おかげ様でイラク国内避難民の子どもたちのための学校を建てることができ、3年以上たった今も、校舎は小学生から高校生まで、多くの子どもたちによって使われ続けています。

 

同じくガンジャン校の、上から見た帰宅風景。
(写真は2015年開校当時)

 

 初めて村を訪れた日

イスラム国が占領した印が残る民家の壁

 

 今年の春、私は調査のため、初めてT村を訪れました。

 IVY事務所のあるエルビル市からわずか50キロしか離れていない村ですが、2014年6月のあの日を境に、村の風景も人々の暮らしも一変しました。

 過激派組織のイスラム国に村を襲われ、3年もの間、戦闘が続いたことで、家や学校などの建物が壊れていただけでなく、村の人たちの心にも大きな負の影響をもたらしていたことに、とてもショックを覚えました。

 村の人たちは、トラウマで何事に対しても恐怖を感じ、誰も信じられなくなっていたのです。

 村に暮らす人たちが、今回の紛争、そして長い避難生活によって、将来の希望や夢、人生をよりよく生きようとする意思すら失ってしまったのではないか、、、

村の中でも特に損壊の激しい地区。家が壊れて戻れないため今も避難先に残るもいる。

 

同じく損壊の激しい地区。人の気配がない。

 

昼間、軒下でぼんやり過ごす子ども。特に女の子は学校に通わせてもらえない子が多い。

 

しかし今、村の状況は変わりつつあります。

なぜなら、学校が建とうとしているからです。

この村には、子どもたちという未来があります。

子どもたちは、とても好奇心旺盛で、学校を待ってくれています。

高台から村を撮影するシーラン

 

子どもたちの夢を叶えるために

「大きくなったら何になりたい?」子どもたちに尋ねると

「僕はお医者さんになりたい!」

「僕はエンジニア!」「サッカー選手!」「先生になりたい!」

そう話してくれた子どもたちの表情は、前を向いていて、とても輝いて見えました。

 

子どもたちと関わると自然に元気がわいてきます

 

 子どもたちが恐怖を感じることなく、この村でよりよい暮らしを送れるために、そして自分たちの夢を叶えるために、学校は子どもたちの希望になっています。

 どうか、子どもたちに希望を与えてください。

 よろしくお願いします。

 

IVYイラク事務所

シーラン

新着情報一覧へ