ろう・難聴 × LGBT の子どもたちに、500人のエールを届けたい!

ろう・難聴 × LGBT の子どもたちに、500人のエールを届けたい!

支援総額

573,500

目標金額 250,000円

支援者
448人
募集終了日
2017年10月5日

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「ろう・難聴」×「LGBT」のDVDを制作します

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。映画監督の今村彩子です。 私は生まれつき耳が聞こえないため、テレビ番組を楽しむことができませんでした。しかし、父がビデオレンタル店で字幕がついている洋画を借りてくれ、映画に触れるようになりました。初めて見た映画は「E.T.」。宇宙人と少年の友情物語に感動し、「大人になったら多くの人に元気や勇気を与えるような映画を作りたい」という夢が生まれました。そして、19歳の時にアメリカに留学し、映像制作を学びました。

 

「聞こえない人のことを一般の人たちに知ってもらいたい」と20歳の時から、ろう難聴者の学校生活や家族、職場などのドキュメンタリー映画を撮り続け、今年で18年目になります。これまで 27本の作品を制作し、全国各地で映画の上映と講演をしています。 現在は、DVD「11歳の君へ ~いろんなカタチの好き~」の制作で、ろう・難聴のLGBTの方々を取材しています。

 

多様な自分と性、そして、恋愛の形があるということを多くの方に知ってもらうことを目標に、ワンコインの応援を500人以上の方からいただくことを目標とした、GOGO作戦を開始することにしました!

 

前回支援をいただき、制作した「Start Line(スタートライン)」は、海外でも高評価をいただきました!

 

 

去年の秋、友人にゲイであることのカミングアウトを受け、
「LGBT」×「ろう・難聴」について考えるきっかけになりました

 

去年の秋、友人から「話したいことがある」と言われ、カフェで二人で食事をしている時に「自分はゲイなんだ」とカミングアウトを受けました。親にも職場の人にも話していない大切なことを私に話してくれたことで、心が揺さぶられました。

 

手話通訳者として活動している彼は、ろう・難聴の中にはLGBTの人たちもいることも話してくれました。これがきっかけで、ろう・難聴のLGBTのことを考えるようになりました。

 


「耳が聞こえないこと」は、車いすや白杖と違って、見ただけでは分かりません。また、「LGBTであること」も目に見えません。耳が聞こえないLGBTの人は、抱える悩みも多く、誰かに相談したくてもLGBTに関する知識や理解のある人が少ないため、アドバイスを得ることが難しいのが現状です。

 

また、LGBTのコミュニティに参加したくても、コミュニケーションの壁が立ちはだかります。その解決方法の1つとして手話通訳を頼みたくても、自分が当事者であることが通訳者に分かってしまうため、ひとりで悩みを抱えてしまうことが多いのです。

 

 

ろう・難聴LGBTの存在とLGBTの知識を知ってもらうために

 

LGBTについて調べていくうちに、小学生時代を思い出しました。私は小学生の時にだんだん膨らんでいく胸に嫌悪し、「女であることが恥ずかしい。 男になりたい」と強く思っていました。また、「料理は女がやることだからやらない!」とずっと思っていました。「ピンクなんて大嫌い!」と。

 

今思うと、多感な時期に社会が作り上げた「女性像」や「女らしさ」を求められることがとても嫌で、「どうして?」という疑問を抱いていたのだと思います。その感情を伝える言葉を知らず、どのように扱えばいいのか分からない気持ちを一人で抱えていたため、自分の性まで嫌いになっていたのです。

 

小学生の私。

 

もし「男らしさ」「女らしさ」より「自分らしさ」、「あなたらしさ」を大切にする社会であれば、小学生だった私は自分の性を嫌悪せず、もっと自由に受け止められていたのではと思います。

 

大学生になり、自分の性を受け止められるようになってからは、料理やピンクも好きになりました。社会人になってからは、性別に関係なく、「ああ、魅力的な方だな、一緒にいたい」という恋愛に近い感情を男性だけでなく、女性に抱いたこともあります。

 

DVDにも出演する斗真さん(写真右)のパートナーである有香里さん(左)が言っていた
「好きになった人がたまたま斗真さんだった」という言葉にすごく共感しました。

 

 

この広い世界で自分が好きと思える人に出会えたのなら、それはとても素敵なこと。

 

人を好きになることは、自分を知ること。DVDでは、カテゴリーにあてはまらないから変だとしてしまう今の社会に、それでいいのかな?と疑問を投げかけたいと思っています。そして、広い世界で、自分が好きと思える人に出会えたなら、それはとても素敵なこと、かけがえのないものだよということを伝えたいと思います。

 

人を好きになることや自分をカテゴライズしてしまうと、本当は多様な自分、自覚していない自分、未知の自分をつぶしてしまうことにもなってしまいます。本当の自分や本来の世界は、とても豊かで面白く楽しいことを伝えていきたいと思います。

 

DVDに出演する菊川れんさん(右)と友人のモンキー高野さん(左)

 

 

一人の500歩よりも500人の一歩が、この世界を豊かにします

 

「LGBT」と「聞こえないこと」について、周囲の人がそれらの情報や知識を得ることで、当事者の気持ちが軽くなる部分もあります。ろう・難聴の子ども達にもLGBTの子はいます。小学生の時の私のように、「社会」や「大人」を信じられないと心を閉ざしてしまっている子もいます。今回のプロジェクトを通して、500人以上の方から応援を集め、そんな子ども達に「最低500人は信じられる大人はいるよ」と伝えたいと思っています。

 

「共感した」「応援したい」「力になりたい」と思ってくださったら、ぜひ、ワンコインでご支援していただき、メッセージをお送りください。ご支援はひとり1口のみとさせていただき、もっと応援したいと思ってくださる方は、このプロジェクトをご友人知人に話したり、SNSでシェア拡散していただけると嬉しいです。

 

金額よりも人数を集めることの方がハードルが高いと感じていますが、一人の500歩よりも500人の一歩が社会を変える力を秘めています。多くの人に「知る」きっかけを作り、子ども達や、ろう・難聴のLGBTの方も暮らしやすい社会にしていきたいと思います。私たちと一緒にGOGO作戦に参加して、この世界を豊かにしませんか。

 

 

ご支援いただける皆様、こころより感謝申し上げます。
支援確定後に表示される「応援メッセージ」に下記の記入にご協力ください。

 ①「自分が悩んでいる時にかけてもらって嬉しかった言葉」や 
 「昔の自分に送りたいメッセージ」(1〜2行) 
 ②お名前 
 ③出身地 


いただいたメッセージは、お名前・出身地と共にHPに掲載させていただきます。

 

 

DVD『11歳の君へ ~いろんなカタチの好き~』制作スケジュール


2017 年 
2月 企画・リサーチ 
3月 出演者の候補・面談(事前取材)・構成 
4月 出演者の面談(事前取材)・撮影 
5月 取材・撮影 
6月 取材・撮影 
7月 撮影・編集 
8月 編集・再現ドラマ撮影

9月 再現ドラマ撮影・編集 
10月 整音・DVD プレス 
11月 DVD 発売!(予定)

 

 

DVD『11歳の君へ ~いろんなカタチの好き~』概要

 

●構成

二部構成。第一部では、ろうのレズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、5名のそれぞれの学校生活や家庭、職場を取材しています。小学校高学年の子どもにとっても分かりやすいように、インタビューと再現ドラマを入れます。

第二部では、LGBTの知識を手話で学びます。ろう学校で教員をしている、前田健成さんにナビゲーターを依頼しました。

 

DVD「11歳の君へ ~いろんなカタチの好き~」
【第一部】 みんなにインタビューしました
・菊川れんさん
・加納 晶さん
・辻 海里さん
・辻 斗真さん
・山崎 悦子さん

 

【第二部】 もっと知ろう ~LGBTについて~
前田健成さんによる手話解説
・4つの性
・LGBTの手話
・カミングアウトについて
・アウティングについて

 

監督・編集/今村 彩子

監修/風間 孝(中京大学教授)

制作/Studio AYA

 

● 視聴対象 
ろう・難聴の児童生徒と教師、保護者、ろう・難聴の成人、手話関係・LGBT 
関係の団体、行政など

 

● 公開方法 
DVDは、Studio AYA のサイトより 定価 3,000 円(税別)で販売予定。

 

 

支援金の使途内訳

 

取材交通・宿泊費・手話通訳交通・宿泊・謝礼・編集費・MA費・デザイン費・DVDプレス代・HP制作費・チラシ印刷費などDVD作成費200万円のうち25万円

 

 

村彩子の制作活動・主な映画作品について

 

初めての長編作品である「珈琲とエンピツ」(2011)は、サーフショップの店長さんとお客さんの心温まるドキュメンタリーで全国の劇場で公開されました。「架け橋 きこえなかった3.11」(2013)は、東日本大震災で被災した聞こえない人たちを2年4ヶ月にわたって取材したもので、劇場公開の他、国内外の映画祭でも上映されました。

 

新作の映画「Start Line(スタートライン)」(2016)は、私が苦手なコミュニケーションをテーマに自転車で沖縄から北海道まで日本縦断をしたドキュメンタリー映画です。全国各地での劇場公開だけでなく、韓国・全州国際映画祭とドイツ・ニッポンコネクションなどの映画祭でも上映され、ニッポンコネクションでは、観客賞に選ばれています。

 

 

 

インタビュー映像をごらんください

(LGBTの手話による説明/DVD「11歳の君へ」に出演する前田健成さん) 

 

(DVD「11歳の君へ」の出演者/辻 海里さん)

 

(DVD「11歳の君へ」の出演者/加納 晶さん)

 

 

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プロフィール

名古屋出身/映画監督/二十歳からドキュメンタリー映画を撮り続けている。現在は、ろうLGBTのDVD「11歳の君へ」を制作中。

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リターン

500


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みんなで繋ぐ500人の応援のメッセージ

■ご支援、心から感謝致します。
①「自分が悩んでいる時にかけてもらって嬉しかった言葉」や「昔の自分に送りたい言葉」(1~2行)
②お名前(匿名可)
③出身地(県名をお送りください。

メッセージは、お名前と出身地と一緒にHPに掲載させていただきます。

支援者
448人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年10月

プロフィール

名古屋出身/映画監督/二十歳からドキュメンタリー映画を撮り続けている。現在は、ろうLGBTのDVD「11歳の君へ」を制作中。

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