5日目④　野生の鹿が線路に侵入？！

‪1時時間ほど経つと、急に電車が止まり、車掌さんのアナウンスが...‬
「ただいま線路内に鹿が侵入したため、停車いたしましたぁ」
私たちは、「っえ！鹿！」と眠かったことも忘れ、運転席のほうにダッシュ！
見るとそこには、二匹のかわいい鹿が振り返りながら歩いてます。

車掌さんが「フォーン！」と警笛を鳴らすと、鹿は驚いて線路を一直線に走って行きます。少し進んでみると、まだ二匹の鹿がいます。また同じように警笛を鳴らしますが、同じことの繰り返し。
さっきの怖そうなおじさんも、他の2・3人しかいない乗客もみんな集まってきて、「線路から出るんだよ！危ないよ！」と鹿に言いかけます。
そんなの聞こえるはずもなければ、ただただ恐怖の中にいる鹿たちはひどくおびえた状態です。
何分かこれを続けるうちに、「っあ、線路から出るのか！」と分かった鹿は、ようやくいなくなりました。

何年か前の国語の試験問題で、鹿の線路侵入の社会問題について、文章に書いてあったことが、目の前で本当に起きている。
今回は二匹とも無事だったけれど、タイミングによっては怪我をさせてしまったり、死なせてしまったり...
でも、元から住んでいる鹿をどかすのも違うし...
日本にはまだ解決されていない問題が残っているのを実感しました。