ニセコエクスプレスの、里帰り。キハ183-5001号を守り抜く!

ニセコエクスプレスの、里帰り。キハ183-5001号を守り抜く!

支援総額

10,252,000

目標金額 8,600,000円

支援者
500人
募集終了日
2019年5月27日

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2019年05月20日 17:10

ラスト1週間。なぜ、今私達はニセコエクスプレスを保存するのか

いよいよ、今回の挑戦も残りあと数日。

 

5月27日(月)23:00までに100%に到達できなければ、これまでに200名以上の方から頂いている約400万円という支援金は全額返金。

 

最後の1両として解体線で運命を待つニセコエクスプレスは、そのまま解体され、永久にその姿を見ることはできなくなります。

 

​矢野友宏さん(北海道鉄道観光資源研究会)提供

 

残り1週間、あと480万円。
数字を見ると厳しい道程ではありますが、残り数日で目標額の半分を集めた事例は多くあるそうです。
私達も、最後の最後の最後まで、決して諦めません。

 

 

このプロジェクトを気にかけてくださっている皆さまにも、改めてお願いです。

 

この状況を見て、「自分が支援したくらいじゃ…」「もう少し支援が伸びてきたら…」とお考えの方。

あなたのご支援が目標達成に向けた大切な1歩になります。どうか、今、ご支援をお願いできないでしょうか。お一人お一人のご支援が積み重なり、大きな盛り上がりとなっていきます。

 

これまでにご支援いただいた方。

どうか、ゴールへの後押しとして改めて情報拡散をお願いできないでしょうか(既にご支援いただきながら恐縮ですが、重ねてのご支援を頂きましたら大変嬉しいです)。1人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくことが、最後の巻き返しへの後押しとなります。

 

 

ニセコエクスプレスが、ただの鉄くずとなるか、未来へと今を語り継ぐ貴重な遺産となるか。


最終日、最後の1分1秒まで、目標達成に向けて歩みを止めず、進み続けます。
どうか、よろしくお願いいたします。

 

 

ここに至るまでに、様々なご意見を頂戴してまいりました。


特に、「なぜ、町が主導で鉄道車両を保存しようとしているのか」「ニセコエクスプレスを保存することに意義はあるのか?」というお声。少し長くなりますが、以下に改めてこのプロジェクトに込めた想いを書いております。

 

 

今回のプロジェクトを遂行している「ニセコ街鉄道文化協会」の事務局は、町内にある有島記念館が務めております。同館は、その名の通り、ニセコ町ゆかりの小説家 有島武郎が所有した「有島農場」の歴史や、それを相互扶助の理念のもと行った無償開放、その後継団体である狩太共生農団の歩みを紹介することが第一の使命です。

 

それに加えて、町唯一の博物館施設として歴史資料館の機能を充実させ、ニセコ町の歴史資料の収集や再評価、歴史の聞き取りなどの取り組みを近年強化しています。

 

こうした背景から、単に鉄道遺産としてだけではなく、産業遺産・郷土資料としても価値のあるニセコエクスプレスを、同館が主となって保存すべきだという決断をしました。
 

 

ニセコエクスプレスは、昭和63年に町内の宿泊リゾート施設や役場も協力して新規製造されたリゾート列車です。

 

函館本線山線の急勾配に対応するエンジン、急カーブに対応する低い重心、豪雪地帯を走るために車体に凹凸を極力つくらないなど、千歳空港、札幌から当町まで乗客を高速輸送するための様々な機構。同車は、明治の山線開業以来100年以上たちますが、山線の厳しい自然環境に対応すべく、山線向けに新規に製造された唯一の車両なのです。

 

また、それまでのリゾート列車が改造車であったのに対し、同車は文字通り0からの新生車両で、構想・設計から製作までわずか1年足らずで行ってしまうという当時の技術力が詰まった車両でもあります。
 

 

同車の内装は、一歩足を踏み入れた瞬間からニセコの雰囲気を味わえるよう、リゾート地の落ち着きをイメージして設計されました。前述したように、その構造は函館本線山線向けに作られ、また愛称名ではなく車両名に「ニセコ」という単一の自治体名を冠している点も他に例を見ない特徴ではないでしょうか。

 

つまり、この車両そのものが、ニセコ町の観光や山線の歴史を将来に語らしめる貴重な郷土資料としての価値を持っています。

 

​矢野友宏さん(北海道鉄道観光資源研究会)提供

 

また、同車の登場当時の背景には、昭和末期から平成初期にかけて起こった、リゾートブームがあります。各地にリゾート施設が建設され、その輸送のために、多くのリゾート列車が誕生しました。しかし、バブル崩壊と共にブームも収束。リゾート列車もそれと共に解体の運命を辿りました。

 

同車を保存することは、日本のリゾート開発史をも後世へと伝える物証となります。
 

新製まもなくの頃、千歳空港(現・南千歳)駅停車中のニセコエクスプレス1988年12月18日(小樽市総合博物館・星コレクション)

 

 

博物館活動の基本は、今後50年100年先に、今の時代を語り継ぐための資料を残していくことです。今、ニセコエクスプレスを保存することは、町の郷土資料として、また北海道の鉄道遺産・産業遺産として、将来必ず価値を帯びてくると信じております。

 

令和の次、また次の時代になった時、保存された車両を見て、同車の活躍した時代や歴史に思いを馳せる。そんな場面を作ることができるのは、今、この瞬間しかありません。

 

残り1週間で、ニセコエクスプレスの運命が決まります。
どうか、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

リターン

50,000


追加 :【転車台の手回し体験付き】有島記念館学芸員による鉄道遺産案内

追加 :【転車台の手回し体験付き】有島記念館学芸員による鉄道遺産案内

◯「ニセコ町鉄道遺産案内」プラン
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)

※同車をはじめ、ニセコ町内にある旧新得機関区転車台の手回し体験や、蒸気機関車9643号の汽笛吹鳴、殖民軌道真狩線跡、函館本線旧線トンネルなどの鉄道遺産を解説付きでご覧いただきます。

※日程は協議による。ニセコ町内までの交通費はご負担ください。

※5/22個数を追加いたしました。

申込数
14
在庫数
1
発送完了予定月
2019年11月

10,000


Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」

Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」

首都圏在住者を中心に、プロ・アマの鉄道写真愛好家が集う「Club銀燕」(会長:荒川好夫さん)。その会員が、ニセコエクスプレスや昭和期から現在に至るまでの函館本線山線で撮影された写真を掲載した写真集です。

◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」(A5判・全36P予定)
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)

※写真はイメージです

申込数
131
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月

50,000


追加 :【転車台の手回し体験付き】有島記念館学芸員による鉄道遺産案内

追加 :【転車台の手回し体験付き】有島記念館学芸員による鉄道遺産案内

◯「ニセコ町鉄道遺産案内」プラン
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)

※同車をはじめ、ニセコ町内にある旧新得機関区転車台の手回し体験や、蒸気機関車9643号の汽笛吹鳴、殖民軌道真狩線跡、函館本線旧線トンネルなどの鉄道遺産を解説付きでご覧いただきます。

※日程は協議による。ニセコ町内までの交通費はご負担ください。

※5/22個数を追加いたしました。

申込数
14
在庫数
1
発送完了予定月
2019年11月

10,000


Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」

Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」

首都圏在住者を中心に、プロ・アマの鉄道写真愛好家が集う「Club銀燕」(会長:荒川好夫さん)。その会員が、ニセコエクスプレスや昭和期から現在に至るまでの函館本線山線で撮影された写真を掲載した写真集です。

◯Club銀燕プロデュース「ニセコエクスプレス/山線写真集」(A5判・全36P予定)
◯お礼のメール
◯「ニセコエクスプレス移送過程報告書」データを圧縮ファイルでメール送信
◯車内掲示の芳名板にお名前または社名・団体名を記載(希望者の方)

※写真はイメージです

申込数
131
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年11月
1 ~ 1/ 16

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