今回は長野県でライチョウの保護増殖に取り組んでいる市立大町山岳博物館の仲間たちを紹介します。

大町山岳博物館は北アルプスの長野県側のふもとにあり、北アルプスの自然と人をテーマにして、併設する付属園ではカモシカやタヌキなどの周辺でみられる動物を飼育展示しています。かつては、ニホンライチョウの飼育・繁殖に取り組んでいたことがあり、その際の知識と経験は貴重なデータとして、今の取り組みにも生かされています。

 

 

「ニホンライチョウやその保全にかける思い」   - 市立大町山岳博物館ー

 

市立大町山岳博物館は1963年からニホンライチョウの飼育を開始しましたが、試行錯誤の連続で2004年に一時中断し、2016年から再開しました。

 

現在、全国で10の動物園(このうち、ニホンライチョウを飼育しているのは4施設です。)が協力してライチョウ類を飼育して、飼育・繁殖技術の向上や調査・研究を進めています。

 

過去の飼育で分からなかったことは、科学進歩の恩恵により少しずつ解明の糸口が見つかっていますが、未知の部分が多い動物です。

今後、これらを追及していくには、施設と人材と資金が不可欠です。


ライチョウの飼育・繁殖は野生復帰を見据えています。本来、野生のライチョウが安定していれば動物園での取り組みは急を要しませんが、その保護には時間がありません。それだけ日本のライチョウが危機的状況になっているのです。

 

この機会に皆さんもライチョウの保全を通して、私たちと一緒に高山環境について考えてみましょう。

 

                 飼育スタッフ一同     

             後列左からU飼育員、T飼育員、T飼育員

             前列左からE飼育員、宮野指導員

 

         ー大町山岳博物館 ライチョウ展示解説コーナー前にてー

 

 

大町では大ベテランの宮野専門員の指導のもと、若いスタッフたちがチームワークでライチョウの飼育に取り組んでいます。

ライチョウを次世代に残すこと同様に、過去の飼育経験を若い世代へ伝え、技術を残していくことも我々の使命だと思っています。

 

これからも応援よろしくお願いいたします。

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