ライチョウ保全の取り組み -成鳥の引っ越し-

今年の動物園でのライチョウ生息域外保全は、昨年同様に各々の飼育園館で繁殖に取り組みます。

恩賜上野動物園、富山市ファミリーパーク、大町山岳博物館ではそれぞれの園館にオスとメスがいますので、昨年の経験や実績を踏まえて、繁殖技術の確立のために課題をもって取り組みます。

一方、那須どうぶつ王国ではメス1個体しかいませんので、繁殖に取り組むことができませんでした。そこで、那須でも繁殖に取り組むために、大町からオス1個体を移動させることになりました。

 

今年の取り組みの第一弾として、3月下旬にライチョウの成鳥の移動が実施されましたので、ご紹介します。

 

大町から那須に引っ越したオスのライチョウ

 

ライチョウではこれまでに受精卵の移動は実績を積んできましたが、成鳥の移動は初めてのことでしたので、移動の前から大町と那須では十分な準備と連絡を取り合って、慎重に移動が実施されました。

 

[大町] 移動するライチョウを収容する

 

[那須] ケージに収容されたライチョウは、車で搬送され、到着する

 

ライチョウの移動は無事、完了し、移動個体は現在、今後のペアリングに備えて慎重に飼育されています。

 

大町からのコメント

「飼育しているライチョウを移動するのは日本で初めてのことでした。そのため、輸送の準備や輸送方法など、ライチョウ類に多くの皆様方からご助言や資料をいただき、無事に送り出すことができました。移動したニホンライチョウが、新しい地で新しい生命の誕生に寄与できることを期待しています。」

 

那須からのコメント

「初めての成鳥移動に成功して、ホッとしています。まずはオスを慎重に新しい環境に慣れさせて、今後、様子を見ながらメスとのペアリングを進め、繁殖に取り組んでいきたます。」

 

今後、随時、各園の取り組みをご紹介していきたいと思います。

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