真っ白に衣替えをしました ‐富山市ファミリーパーク‐

12月に入り、もうすぐ1年が終わろうとしています。

 

  今年生まれのライチョウのヒナたちはもうすぐ孵化後6ヵ月を迎えます。9月の終わりごろから白い羽が生え始めていましたが、全身、真っ白な姿に変身しています。

 

                           オス              メス

                           (12月5日撮影)

 

 ライチョウの生息域外保全(飼育・繁殖)に取り組んでから4年目になりますが、今年の秋にはそれぞれの飼育園館で、ともにライチョウたちが体調を崩し、ファミリーパークを含めて初めて、何羽かの成鳥が死亡しています。
 しかし、そのほかにも何羽か具合が悪くなったライチョウたちがいましたが、治療を行い、何とか正常な健康状態に戻すことができています。ライチョウの死は残念なことでしたが、その一方で診療・治療の技術を蓄積することができ、今後に活かしたいと考えています。
 これまでは割と順調に飼育繁殖が進んできましたが、ちょっと立ち止まり、足元を振り返るいい機会ととらえて、慎重かつ大胆に保全事業に取り組んでいきたいと思っています。

 

                                                               ライチョウのヒナを観察するスタッフ                        

 

 ところで、動物園での保全の活動以外の生息域内(生息地)での保全の取り組みについても少しご紹介します。

 生息数の減少が心配されていた南アルプスでは、孵化したヒナと母鳥の家族を一時的にケージで保護する取り組みが一昨年から行われており、その結果、個体数が増加しています。また、もう生息していないのではないかと言われていた中央アルプスではライチョウの姿が確認されたというニュースが流れています。ライチョウの保全事業は着実に前進しており、大変うれしいことです。

 

 そこで、私たちは現在の保全の取り組みをご紹介しようと、皆様からご支援いただいた「ライチョウ基金」により来春、シンポジウムの開催を計画しています。
 開催日は平成31年2月3日(日)、場所は富山市内のホールを予定しています。詳細は近々、このコーナー等を通じてご案内いたしますので、ぜひ、ご参加いただきたいと思っています。
 

 いよいよ、全国各地から雪景色のニュースが届くようになってきました。冬本番に向けて、皆様、ご自愛ください。

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