6月12日から13日にかけて人工で孵卵した3羽のヒナは1か月を経過し、順調に成育しています。

                    なかなか3羽そろってこちらを向いてくれません

 

羽は幼羽(羽軸のある羽)に生え換わり、ウズラよりも一回り大きいくらいまでになり、時々飛び跳ねるなど、活発に動きまわるようになっています。
体重も以下のように、孵化した時の約15倍もなっています。


   個体名      性別     孵化した時の体重      7月22日の体重
【T-1801】(メス)    17.0g    →     241.0g
【T-1804】(オス)          14.2g          →            249.0g
【T-1806】(メス)          16.2g          →            269.0g


これまでの経験から生まれたヒナは孵化して1週間、2週間、1ヵ月間に体調をくずすことが多いため、この期間をひとつの目安として飼育管理に努めてきました。

          ウズラによく似た姿になっています

 

何とか1ヵ月間を無事に育てることができ、スタッフ一同、ホッとしています。ただ、これに気を緩めずに、これからもしっかり育てていきたいと思っています。

 

あわせて、他の動物園の状況についてもお知らせします。


いしかわ動物園ではファミリーパークから受精卵を移動して、同時期に孵化した3羽のヒナは元気に育っています。

 

上野動物園では今年は7個の受精卵が産まれ、3個を上野動物園に残し、残りの4個を那須どうぶつ王国へ移動しています。その結果、上野動物園では7月11日に2羽が孵化し、元気に育っています。

 

那須どうぶつ王国でも7月11日に4羽が孵化しましたが、残念ながら孵化後1週間以内に3羽が相次いで死亡し、残った1羽は無事に育っています。 また、那須では待ちに待った産卵がようやく始まり、4個の卵を孵卵器であたためています。ヒナの誕生が期待されています。

 

ライチョウの人工繁殖は各動物園で取り組んでいますが、去年も今年もヒナの死亡といった残念なことがありました。しかし、それを単なる「死」に終わらせずに必ず次の「生」につなげようとみんな、がんばっています。

これからも応援よろしくお願いいたします。

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