今回、われわれ動物園が国(環境省)の下で取り組んでいる「ライチョウ保護増殖事業計画」をお話しします。

 

- ニホンライチョウ(オス)-

 

 

この環境省の事業計画の概要を図に示すと次のようになります。

そして、われわれ動物園のチームが取り組んでいる生息域外保全の事業を簡単に示すと次のようになります。

ですので現在、動物園がおこなっているのはこの計画全体の中の第一段階である「試験飼育」というところになります。

 

これまで3年間の取り組みは、下記のような流れとなります。

もしかすると、3年でたったこれだけしか進んでいない?と疑問を持たれるかもしれません。

しかし、以前お伝えしたように、トキは絶滅してから現在のように放鳥できるまでに40年という歳月が必要でした。

動物を育てて増やしていくには、1年間という時間のサイクルにどうしも縛られてしまいます。

 

また、ニホンライチョウの飼育繁殖にはまだまだ課題がたくさんあり、解明しなければならない飼育繁殖生理が多数ありますし、これから飼育繁殖に取り組む動物園も増やしていかねばなりません。

野生復帰は次の次の段階となります。

 

今回のプロジェクトでは、このような現状を多くの皆さんに知っていただくことが普及啓発となると考えて取り組んでいます。そして、皆さんからいただいた応援の声を大きな運動にしていきたいとも考えています。

 

まだ長い時間がかかりますが、われわれ動物園はこの活動を続けていきます。

 

今回、皆さんからライチョウ保護への思いやりや暖かい応援の言葉をたくさんいただき大変うれしく思っています。そして、このプロジェクトを始めて本当に良かったと感じています。

 

皆さん、どうか、これからも応援をよろしくお願いいたします。

 

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