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本日はNたま17期修了生の前川拓巳（まえがわたくみ）さんをご紹介します。先日ご紹介した天野さんに引き続き前川さんも企業で活躍されています。前川さんからNたま継続にむけたメッセージもいただきました。

Nたまと私～修了生の声

前川拓巳さん（株式会社 マザーハウス 名古屋星が丘テラス店 店舗スタッフ）Nたま17期修了生

ーーいまはどんなお仕事や活動をされていますか？
名古屋市内でMOTHERHOUSEの店舗スタッフとして働いています。
店舗では途上国で作られたバッグ・ジュエリー・アパレルなどを販売しています。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を大事にしながら、お客様に商品や素材の魅力、生産背景などをお伝えしています。

ーー受講前と受講後の変化について教えてください
受講の過程で講師や同期メンバーからの刺激を受け、悩み、考えた末に、社会課題に対して「仕事として」向き合いたいと決心できたことが一番変わったのかなと思います。つまりNPOで働くスキルが身に付くというよりは、講師陣から広い視野を吸収しつつ、人生をかけてどう関わりたいかが具体化できることなのだと思います。

ーーNたま受講を通して得られたものとはなんですか？
アウトプットをしようとする意志です。Ｎたま受講前までは、名古屋NGOセンターの単発のイベント等に参加していたのですが、その学びを自分の中でそのままに留めて生かすことが全く出来ていませんでした。Nたま研修の中で主体的に行動し、微力ながらも社会にインパクトを与えようとする志は受講を通して培われたものですね。

ーーNたま終了後、今も胸に残っているエピソードや、講師や関係者の一言などはありますか？
Ｎたまの活動の一環で、児童養護施設に半年間ボランティアとして関わらせて頂きました。児童に宿題を指導する中で、「子供って親より大事じゃないからな」とポロっと吐露した瞬間がありました。その時言葉も上手くかけられずにいて、自分の無力さを痛感していました。身近に解決したい問題は沢山あり、その中で自分が人生をかけて注力したいことを見つけたいと思ったことが今でも胸に残っています。

ーーNたまでの経験は、いまの自分の考えや、いま行っている活動にどう活きていると感じますか？
Ｎたま研修ではよくチームで議論を交わすことが多かったのですが、人前でリーダーシップを取り意見集約やファシリテートすることが今の仕事にも活きていると感じます。例えば現職では近隣大学や高校で出張授業や講座などを行うことがあります。生徒さんへの意見の求め方や伝え方など人前で話すことが苦手な私にとっては、Ｎたまがあって良かったと感じた瞬間です。

ーーNたま修了生や関係者の方々へメッセージをお願いします！
Ｎたまは社会をよりよくしたいけど、どうしたら良いか迷っている方に手を差し伸べ続けてくれた存在だと思っています。私もＮたまが無かったら今の会社で働いていませんし、それぞれのキャリアを歩んだＮたま同期と進捗報告をし合うこともなかったと思います。私はＮたまの活動をこれからも自分が出来る形で応援していきたいと思っています。