研究ノウハウの蓄積へ。玄米から小麦アレルギーフリー菓子作り！

 

新たな技術で新規食材を開拓し、岐阜の特産品に！

 

 

 

はじめまして、岐阜大学・工学部・竹森研究室の青山・小林・早崎・前田・渡辺・鈴木と申します。

 

私達の研究室では、化粧品や機能性食品に利用できる素材の探索や、その機能性を示す理由の解明を、試験管内で育てる細胞や魚・マウスなどを用いて実施しています。また、それら素材の中から、医薬品レベルで有効性を発揮する薬の雛形の化合物の探索研究も行っております。

 

今回、これら研究のノーハウを活かして、新たな特産品の創出を実現できないかと考えました。

 

1. 岐阜県の銘米『ハツシモ』玄米を利用した、小麦フリー（アレルギー対策）のお菓子のセット

 

2. 絶滅危惧植物『ヌマダイコン』（キクの一種）を利用した、お肌にやさしい食品素材の開発

 

今回のクラウドファンディングでは、このうち1.「岐阜県の銘米『ハツシモ』玄米を利用した、小麦フリー（アレルギー対策）のお菓子のセット」を製作します。

今回のプロジェクトは、基礎研究テーマから新しい天然素材を選び出し、その素材を活かした製品を新たな特産品へと開発する第1歩です。　

 

 

2.の『ヌマダイコンプロジェクト』でご協力いただいている農業生産法人「LSふぁーむ」さんは、地域の高齢化に伴い増えてきた休耕田を借りて、農産物の合理化生産を介して地元農家に貢献しています。また、「ヌマダイコン」の休耕田での栽培にも成功しました。

加えて、LSふぁーむさんはとれたての野菜サンチュなどを焼き肉店などに供給したり、「米」を原料としたお菓子を製造し販売しています。

 

岐阜大学にクラウドファンディングの受け皿がないため、今回の契約手続きをLSふぁーむさんにお願いしました。

 

LSふぁーむさんはお米だけで作製する煎餅（せんべい）の作製機材を所有しております。しかし、クッキーやワッフル用の機械はありませんので、まずは機材設定からスタートする必要があります。

今回利用する機材を活用して、先々はバラエティーに富むお菓子のセットの創製・販売を目指します。　”皆様からの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。”

 

 

 

 

みなさんは、食品パッケージの裏側にこのような表示をよく目にすると思います。

 

 

画像中に、「一部に小麦、卵、乳、そば、落花生、エビ、カニを含む」とありますが、これがアレルギーの原因となる代表的な食品原料です。これらの原料に対してアレルギーがある人が、その原料を含む製品をひとたび口にすると、ショックをおこし、時には亡くなることもあります。

小麦、卵、乳はごくありふれた食材で、含まれていない製品を探すことの方がたいへんです。特に小麦は、うどんやお好み焼きをはじめ、パンやクッキーの主要な原料です。そのため、小麦なしでは美味しいご飯やおやつを作製することは不可能です。

 

食物アレルギーとは

私たちの体には「免疫」と呼ばれる防御機能があります。私たちは、体に侵入した細菌やウイルスや、体内で発生するガン細胞などから「免疫」という防御機能を使って身を守っています。

 

しかし、この防御機能が無害なものまで有害だと認識してしまう、暴走を引き起こすことがあります。

この暴走がアレルギーです。時として命の危険もあります。

 

 

『ハツシモ』玄米とは

 

『ハツシモ』は岐阜のブランド米で、『霜の降りる頃に稔る美味しい大粒なお米』ということで名付けられました。このお米は長良川流域の濃尾平野で栽培されてきました。

 

収穫量が少ないため『門外不出の米』と言われています。米粒は長くて大粒です。また、粘り気がなくサクサク感のあるお米です。そのため、鮨屋などで使用されております。

 

 

今回は、そのハツシモを利用したアレルギーフリーで栄養のあるお菓子を目指します。

 

『ハツシモ』玄米の煎餅、クッキーとワッフルの作製費と、それら製品を皆様に発送する費用に利用させていただきます。もし、目標額を超えた場合は、『ヌマダイコン』のプロジェクト（第2段）への先行利用させていただきます。

作製費の内訳：

・既存煎餅の改良　15 万円
・クッキーとワッフルの試作と製品化　40万円
・製品の発送費用　200件　25万円
・クラウドファンディングの手数料　22万円

合計で102万円です。

 

リターンでは、皆様にお礼のメールと商品のお届け予定を連絡させていただきます。

(詰め合わせ 1セットの内容：煎餅5枚入×5、クッキー5枚入×4、ワッフル1枚入×3)

その他、研究体験や研究材料・報告書なども含みます。

 

 

※岐阜大学関係者（特に学生さん）で御支援くださる場合は、支援者が特定されないように可能な限り名字の異なるご親戚を介して支援していただけますと幸いです。

 

 

 

今回のプロジェクトを通して、基礎研究から実用化までの「本来は大きな企業でしかできないこと」を、「大学や小規模生産者でも可能である」モデル事業として成功させたいと思っています。

 

『ヌマダイコン』は国内新規食材であるため、「食品」としての承認にはかなりな道のりが必要と予想されます。そこで、実用化部分を既存の食材『ハツシモ』で実施することで、先行事業とします。

 

ヌマダイコン研究の最終目的が、皮膚疾患・肺炎・ぜんそく・COPD治療であるため、先行事業もこれら病気と関係のあるアレルギーを対象としました。今回、アレルギー対策用のお菓子製作の先行事業は、「ヌマダイコン」が「食品」として認可された後の製品開発を加速させることができると期待しています。

 

私達の親戚にも小麦アレルギーの子供がおり、お土産選びに慎重になります。

プロジェクトを通じて、まずは小麦アレルギーをお持ちのお子さんに、バリエーションのあるお菓子を届けます。そして、ヌマダイコンに広い坑アレルギー作用があれば、将来は小麦以外のアレルギーをお持ちの方にもご利用いただければと思います。

 

 

まずは、アレルギーをお持ちのお子さんのおやつのバリエーションを広めることで、食べることの楽しみを持っていただきたい。そして将来、ヌマダイコンプロジェクト（医薬品の雛形開発）へも研究で参加して欲しいです。

それがこのプロジェクトの第一段階の目的です。

 

広く皆様からの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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※本プロジェクトですが、3月31日までの募集終了を予定しておりましたが、システムエラーにより、本来より長い日数が表示されておりました。そのため、2月4日時点で正しい表示となるよう修正いたしました。皆様にはご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。