- 支援総額
- 509,000円
- 目標金額
- 500,000円
- 支援者数
- 14人
- 残り日数
- 終了しました
このプロジェクトは
2017年6月30日(金)23:00 に成立しました。
プロジェクト概要
はじめまして、沼田ユウスケです。これまで12年間アーティストとして活動しており、沼田町役場の窓でライブペイントをさせていただいたり、空知ガスの看板デザインなどを手がけてきました。 かつて沼田町には炭鉱があり、多くの飲食店が並び、大きな映画館やボウリング場などが賑わいをみせていました。しかし、炭鉱の閉山と共に人口の流出が止まらず、人口2万人ほどだった町は、現在3,000人ほどです。しかも6割は高齢者です。当時の建物は次々にとり壊され、まさにこの町は過疎化を迎えています。
今回私は、空き家をリノベーションして、制作場所を欲しがるアーティストたちを町に呼び込み、アートで町を活性化できないかということを考えています。若者が必要な地方と、お金がないアーティストたちが手を取りあい、町に新しい風を吹かせる。そのために、沼田町の空き家をアーティストの滞在、展示、ワークショップなどが出来る場所へ作り変えたいと思います!
アートという"新しい風"を町に吹かせることにより、地域を盛り上げていきたい!
沼田町の皆様をはじめ、道民、地方の活性化に興味がある皆さま、ご支援をよろしくお願いいたします!

私は3歳のとき、ご先祖さまが開拓したことが由来する、この沼田町にやってきました。当時は家の近くに商店があり、スーパーや高校の周りに、当たり前のように若者が歩いていました。大学への進学を機に一度この町を離れ、5年前に戻ってくると、町はたった数年でも大きく変わってしまったように感じます。商店・工場・高校は無くなり、町を歩く人も少なく、一日中静まり返っています。

ある日、町のはずれに住むおばあさんが、高齢のため家の管理が出来なくなり「どうせ、取り壊されるのなら」と、私の知り合いの若手アーティストに家を譲りました。その際は、何気なく紹介しただけだったのですが、彼は築90年の家を改装するなかで、地域のイベントに参加したり、町外から若者を連れて来て地域の高齢者と触れ合うようになりました。
試しに、地域の方に話を聞いてみると「なんだか良くわからないけど、若い人と話しているのはそれだけで楽しい」「若い人が集まってなんかやっているなんてすごく久しぶり」「こんなふうにに若者が家を使ってくれるなら、家をもらってほしい」と仰っるのです。そんな様子を見て私は、はじめてここに新しい可能性があることに気がつきました。
もう一度町に活気を取り戻すためには、若者が必要です。そして若者が町に来るためには、その"仕掛け"が必要です。作品を作る場所が欲しいアーティストに、そのきっかけづくりとして「アトリエ」を用意したいと思います!
これまでの作品例
今回オープンに向け準備しているアートスタジオshikaroは、古民家を改修しています。物件は築50年のため、ところどころ損傷が激しく、そのリノベーションにかかる費用も莫大な資金が必要です。皆様からのご支援をいただければ、壊れている水道管やトイレなどを修繕し、8月25、26日に開かれる沼田町最大のお祭り「夜高あんどん祭り」にオープンをすることができます!
このお祭りは町民が一丸となって高さ7m・重さ5t・長さ12mのあんどんをつくり、町を練り歩き、あんどんをぶつけ合って壊すことで五穀豊穣を願うお祭りです。
全国から5万人もの方が、この小さな町に訪れるこの最大の機会に、アトリエをオープンさせることで、私達の活動について関心をもっていただこうと思います。また、当日は、沼田の土を使った陶芸教室のワークショップを行います。地域住民の方も含め、あらゆる方が顔を見合わせながら話す機会を設けられたらと考えています。
■スケジュール
2017年08月25日 アートスタジオ「shikaro」オープン
■費用内訳
・水道(給水管)の修繕費用
・キッチン・トイレの床修繕費用
・トイレの修繕費用
・備品の購入費用
■内装
・1階 イベント、展示スペース
・2階 制作や滞在をするアトリエ・レジデンススペース
「1階は発表・

古くからあるものを大切にし、その中で生きていくこと。新しい価値観や可能性を受け入れて、新しく築いていくこと。この2つの心がアートの中には存在しています。
分からないものを理解してみようとする姿勢、自分も参加することによって新しいものを生み出していく感覚、価値のなかったものに価値を見出していく価値観。そういった感覚を、町の皆さんと共有していくことができればきっと素敵な町に生まれ変わります。
本当の意味で町を豊かにするには、人の感覚を豊かにする必要があると私は感じています。過疎化が進む今だからこそアーティストとアートが必要です。この町にその拠点があり、イベントや展示などを続けることで、関わる人々の感覚が変わっていき、その先に輝ける町があると私は信じています。この活動で少しでも多くの人たちにアートと、沼田町について感心をもっていただけたら幸いです。
このプロジェクトの成功に向け、皆様のお力添えを
どうぞよろしくお願いいたします!