【終了まであと7日！】犬猫病院TNRセンターでの研修

いつも応援ありがとうございます。

ゴールまであと７日になりました！　県外研修のご報告をいたします。

 

 

 

大阪市内にある「一犬猫病院TNRセンター」を訪問しました。訪問した日の手術猫は２匹（いつも10匹ほどいるそうですが、この日は捕まらなかったようです）、獣医師２名と看護助手１名で対応されていました。手術を見学させてもらい、あまりの手際良さ、手術跡の小ささにビックリしました。

 

 

 

こちらは約10年前に一般の犬猫動物病院を開院。その中でTNRにも対応し、大阪でのTNR対応病院の先駆けとなりました。オープン当時は連日30匹ほどTNR手術をしていました。手狭になった事と外猫の診察や入院にも対応できるよう、その５年後に隣接のTNRセンターをオープン。

 

その後、大阪市内では次々とTNR病院ができ始め、殺処分が大幅に減る結果となっています。大阪市には、公園内の猫にサポーターがお世話をしながらTNRにより数を減らす「公園ねこサポーター制度」やTNR手術をサポートする「街猫制度」など、行政も含めた取り組みがあります。

 

それらが功を奏して、現在市内にはTNR専門病院の数は多く、手術対象の猫の数は減っているとのこと。大都市が歩んできた猫事情は、新潟とはずいぶん違う印象を受けました。

 

TNRセンターでは、猫の送迎してくれたり、手術前や術後のお泊りを無料としたり、翌日のお迎え前にはゴハンや水をあげたり、猫にとってなるべく負担のない形で手術をして返すという配慮がたくさんされていました。

 

捕獲器は手術をしている間にきれいにされ、術後の猫はきれいで清潔な捕獲器に戻れます。お泊まり中はペットシーツが汚れたらこまめに交換してくれます。猫たちが待機する部屋には床暖房が入っていて暖かかったです。

 

 

猫の取り違いを防ぐため、首からタグを下げます。
 
外傷が酷いとか事情があって現場に戻せないような猫をどこまで受け付けて、どのように対応するか、どこで線引きをするかなど、今も悩ましい問題は残っているようです。

最後に、私たちの新潟での取り組みに対しご提案や励ましをたくさんいただき、勇気づけられてセンターを後にしました。

 

 

プロジェクトメンバー一同