助成金のない東京都あきる野市で地域猫活動を諦めたくない

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目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は10月23日(水)午後11:00までです。

支援総額

53,000

目標金額 3,000,000円

1%
支援者
6人
残り
51日

応援コメント
るみ
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ぼー©
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永井 朋子
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目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は10月23日(水)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

※プロジェクトページには一部、動物がケガをしている画像等センシティブな内容が含まれています。

 

 

 

ごあいさつ

 

TNRM活動、保護猫活動の継続のため、医療費のご支援をお願いします。

そして皆さまとともに、飼い主のいない猫問題を解決していけたらと願っています。

 

このページをご覧いただきありがとうございます。

私は東京都あきる野市で地域猫活動を行っている「非営利猫愛護団体 にゃんサポあきる野」の代表伊藤綾子と申します。


2014年に東京都杉並区で愛護団体の預かりボランティアを始めたことがきっかけで、地域猫活動に携わるようになりました。


地元のあきる野市に戻り、隣接の福生市で預かりボランティアを行う中で、あきる野に多くの飼い主のいない猫がいることを知り、2022年に「にゃんサポあきる野」を設立しました。


活動当初は一人でTNRM活動を行い、数人の預かりボランティアとともに活動を始めました。現在では10名の仲間が加わり、近隣のボランティアも協力してくれるようになりました。

 

これまでに76頭の猫を保護し、そのうち54頭を新しい家族に譲渡しました。また、34頭の猫に避妊去勢手術を施し、地域の方々とともに見守ってきました。

 

 

あきる野市は自然豊かな田舎町であり、飼い主のいない猫に対する不妊去勢手術の助成金がなく、保護猫の医療費の一部、飼養費はボランティアが負担しているのが現状です。

 

昨年、トライアル中の保護猫イケニャンがFIP(猫伝染性腹膜炎)を発症し、再発を繰り返しながらも治療を続けた結果、寛解に至りました。保護猫の高額医療には賛否があるかもしれませんが、今も元気に幸せに暮らすイケニャンを見て、治療を諦めなかったことを良かったと感じています。

 

 

このような経緯もあり、現在の物価高騰の中で活動を続けることが非常に厳しい状況となっています。活動を継続するために、皆様のご支援が必要です。

そして、クラウドファンディングを通じて、私たちの活動やあきる野市の現状に関心を持っていただければ幸いです。


美しい山と渓谷に恵まれ、野生動物やホタル、絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオも生息する東京の西の片隅で、人と生き物が共生できる「命に優しい街」を目指して頑張ります。

何卒温かいご支援をよろしくお願いいたします。


非営利猫愛護団体 にゃんサポあきる野
代表 伊藤綾子

 

 

にゃんサポあきる野の活動内容と実績

 

私たちは2022年に立ち上げたばかりの、3年目の新しい団体です。


立ち上げ前、あきる野市の東地区(中部から東の多摩川まで)は、個人や他市のボランティアが地域猫活動を行ってくれていましたが、まだ未手術の猫が多く残っていました。そのため、私たちはあきる野の猫をあきる野でケアするための団体を立ち上げました。


東地区を中心に飼い主のいない猫に関連する問題の軽減や解決を目指し、依頼主、地域の方、個人ボランティア、団体と協力して地域猫活動をしています。
 

これまでに34頭の猫に不妊去勢手術(TNRM)を行いました。また、譲渡が可能な子猫や成猫、そしてリリースできない体調の悪い猫については保護を行い、預かりボランティア宅で人馴れ修行し、譲渡会に参加したり、ボランティア宅でお見合いをして里親さんを探してきました。


この活動により、2年間で76頭の猫を保護し、54頭の里親さんを見つけることができました。

 

保護猫、地域猫の怪我や病気の猫の通院や看護などのケアや、住民への啓発のためマルシェや譲渡会で啓発ポスターの掲示、猫に関する相談に応じています。行政に対しては市議や都議会議員に陳情をおこない、行政との第一回意見交換会を実現し、飼い主のいない猫に関して市との共働をお願いしました。

 

 

~ 殺処分ゼロから、アニマルウェルフェア(動物福祉)の「5つの自由」※1

を目指して ~

 

※1アニマルウェルフェア(動物福祉)の「5つの自由」とは

1.飢えや渇きからの自由

2.痛み、負傷、病気からの自由

3.恐怖や抑圧からの自由

4.不快からの自由

5.自然な行動をする自由

 

1.飼い主のいない猫の不妊去勢手術(TNRM)*1

私たちは「公益財団法人どうぶつ基金」があきる野市に発行する「さくらねこ無料不妊手術チケット行政枠」の配分を受けて、飼い主のいない猫の不妊手術をすすめています。不妊手術(手術に伴う麻酔や補液、化膿防止のための抗生物質等含む)、ワクチン、ノミ駆除薬の費用は全額どうぶつ基金が負担しています。ただし、コンべニア(長時間作用型の抗生物質)についてはボランティアが自己負担しています。

 

*1:TNRMとは、飼い主のいない猫を捕獲し(Trap)、不妊去勢手術を施し(Neuter)、元の場所に戻し(Return)、エサやトイレの管理を行う(Management)活動のことです  


このチケットはあきる野市の猫に限り、病院は指定の病院、いた場所にリターンする場合に限り使用でき、あきる野市以外の猫、リターンしない猫は全額自費にて不妊去勢をおこなっています。

 

 

2.外で生きていけない猫の保護と里親探し

子猫や室内で飼育されていた成猫など、外での生活が難しい猫を保護し、里親を探しています。
月に2回、あきる野の動物病院やホームセンターで保護猫の譲渡会を開催し、公式サイトや里親募集サイトを通じて里親を募集しています。

 

 

3.保護猫のお世話、慣らし、看護、看取り介護

保護した猫のお世話、慣らしや看護を行い、必要な場合は看取り介護もしています。

 

 

4.怪我や病気の地域猫の医療

地域猫が怪我をしたり病気になった場合、適切な医療を受けられるようお手伝いをしています。

 

 

5.アニマルウェルフェア(動物福祉)の推進と啓発

愛玩動物の適正飼育、虐待遺棄防止の法律の周知、ルールやモラルの啓発を行っています。

 

 

6.地域猫問題解決を目的とする行政との共働の陳情

地域猫問題解決のため、行政との連携を深め、2024年6月にはあきる野市健康福祉課と意見交換会を行いました。

 

 

 

 

 

保護した猫のエピソード

 

・単身高齢者孤独死 残された飼い猫たち

 アイ・ラブ・ユウちゃん(武蔵村山市)

2021年3月、東京都武蔵村山市で単身高齢女性が自宅で急逝し、飼っていた21匹の猫が無人の家に取り残されました。地元ボランティア団体や近隣団体が行政に保護の許可を依頼しましたが、3週間にわたって対応がされず、猫たちは閉じ込められたままでした。やむを得ず大きな団体に相談しました。様々な人々が猫たちを救うために奔走し、24日後に猫たちは保護されましたが、その時点で2匹が既に亡くなっており、残りの19匹も痩せ細り、体重が2キロ台しかありませんでした。後に1匹が取り残されていることが分かり、再度捜索が行われました。その際、私も捜索に参加し、ひどい環境を目の当たりにしました。猫たちはすべて不妊手術を受けておらず、出産と死亡が繰り返されていたと考えられます。その屋内は、部屋の隅々や浴槽、シンクが糞で覆われ、アンモニア臭がひどく、息が詰まるほどでした。19匹の猫たちは複数のボランティアにより保護され、私も3匹の猫(アイちゃん、ラブちゃん、ユウちゃん)を預かりました。3匹はとても怯えていました。

 

 

アイちゃんは難治性口内炎に苦しみ、抜歯や炎症を抑える治療を続けました。

保護から2年後、武蔵村山のボランティア団体に引き取られました。

 

 

ラブちゃんは保護当時、乳腺が張っており、恐らく出産直後だったと考えられますが、捜索時には子猫は見つかりませんでした。ラブちゃんはまだ人を警戒しますが、ちゅ~るをあげると指まで舐めてくれて、撫でさせてくれるようになりました。

 

 

ユウちゃんは3ヶ月間下痢に悩まされましたが、胃腸用のフードで症状が安定しました。ユウちゃんは2年後、優しいご夫婦のもとに迎えられ現在は穏やかな生活を送っています。

 

 

この出来事は、現代の社会問題としてメディアにも取り上げられました。

 

東京新聞

デイリー新潮

 

・シルルちゃんとエイズキャリアのノアくん(あきる野市NM地区)

N地区の個人ボランティアから、孤独死した高齢者が飼っていた猫が問題になっているとの連絡を受けました。猛暑が続く夏、飼い主は亡くなる前に猫たちを窓から外に出しており、数日後にご遺体が発見されましたが、猫たちはご飯がなく近所を彷徨っていました。私が確認した際には3匹の猫がいましたが、地域猫としてご飯をあげる人はいませんでした。成猫の保護場所を確保するまでの間、近所の方々に了承を得て毎日ご飯をあげました。その後、1匹は近所の方がご飯をあげてくれることになり、他の2匹は保護し、近隣の団体の協力により、大切にしてくれる里親が見つかりました。

 

 

・彩ちゃん、風くん (あきる野市NB地区)

個人ボランティアから、家の前に成猫2匹が入ったキャリーが置かれていると連絡がありました。当初は飼い猫の遺棄かと思いましたが、翌日、真相が判明しました。新聞配達の集金に行った方が、単身高齢の飼い主が亡くなり、飼い猫3匹が外を彷徨っているのを見つけて保護したとのことでした。その方が1匹は自宅に、残りの2匹を個人ボランティアの元へ連れて行き、里親を探して欲しいと依頼され、当会で保護しました。その後、2匹一緒に優しいご家族に迎えられました。

 

 

・引っ越しで置き去りにされた飼い猫たち(あきる野市NM地区)

 さくら・イチロー・サブロー(事故死)

2021年に「泡を吹いて死んだ子猫がいる」との連絡を受け、近隣住民に聞き込みをしたところ、中外飼いをしている飼い猫で、他にも成猫や子猫がいることがわかりました。飼い主に話を聞くと、2~3歳のメス猫(さくら)、1~2歳のメス猫(りん)、その子猫3匹(亡くなった子、イチロー、サブロー)がいるとのことでした。不妊手術について尋ねると、手術はしておらず、する予定もないと答えられましたが、これ以上猫が増えないように手術を行うよう説得し、不妊手術をしました。しかし、1年後に飼い主は冬に猫を外に締め出し、翌春に引っ越していきました。近隣の方が猫たちにご飯をあげていると連絡があり、さらに引っ越し前に他の団体に「飼い猫を引き取らなければ捨てていく」という内容のメールを送っていたことがわかりました。保護場所を探していた矢先、サブローが交通事故で亡くなり、母猫のりんも以前同じ場所で亡くなっていたことがわかりました。その場所は信号がなく、車のスピードが出やすい危険な場所でした。急遽さくらとイチローを保護し病院へ連れていくと、さくらはエイズキャリア、イチローは真菌感染が確認されました。エイズキャリアのさくらと真菌感染のイチローを同じケージに入れることはできず、さくらは八王子の団体に一時保護をお願いし、イチローは自宅の隔離スペースで治療しました。さくらは現在も難治性口内炎の治療を続けていますが、イチローは愛情深いご夫婦に家族として迎えられました。この出来事は、人間の身勝手が猫たちに不幸をもたらした事例でした。

 

外でご飯をもらっていたサブロー、さくら、イチロー
さくらちゃん 八王子の団体様でお世話になりました
真菌治療中のイチローくん、頑張りました
サブローくん、早く保護してあげられなくて本当にごめんなさい

 

・猫伝染性腹膜炎(FIP)発症 保護猫イケニャン

昨年の2023年3月10日、イケニャンは不治の病とされる猫伝染性腹膜炎(FIP)のドライタイプを発症しました。トライアル先で食欲不振や体重減少が見られ、病院で黄疸と重度の貧血が確認され、FIPの可能性が高いと診断されました。緊急治療が必要となり、イケニャンを預かっていたボランティアさんの猫たちが供血猫として輸血に協力してくれました。治療期間の3ヶ月が経ち、一時は元気を取り戻したように見えましたが、休薬後まもなく再発してしまいます。その後、以前から保護猫たちを支援していたK先生に治療や医療費を相談し、転院することになりました。状態は不安定でしたが、預かりボランティアさんが毎日の投薬を欠かさず、先生も毎日のLINEで体重や食欲などの確認を続けてくださった結果、2024年3月18日に約1年にわたる治療の末、イケニャンは寛解に至りました。体重は一時3.5キロに減少しましたが、現在は5キロに回復し、預かりボランティアさんの猫たちと幸せに暮らしています。

 

発症時、体重が3週間で1キロ減り重度の貧血で入院
預かりボランティアさんのおうちで闘病がはじまりました
1年の闘病の末、寛解し元気になったイケニャン

 

 

現在抱えている課題


あきる野市には、以下のような課題があります。

 

1.飼い主のいない猫の不妊去勢手術の助成金交付がない

東京都では23区全てで助成金があり、26市中23市に助成金がありますが、あきる野市を含む3市では助成金がありません。

 

あきる野市では、「公益財団法人どうぶつ基金」の「さくらねこ無料不妊手術チケット行政枠」に頼っています。このチケットは指定の1病院でのみ使用可能で、手術、3種ワクチン1回、ノミ取りが無料の範囲です。しかし、TNRM(Trap-Neuter-Return-Manage)の対象猫が全て健康とは限らず、以下の場合にはボランティアの自己負担が発生します。

・術後の傷口の化膿止め注射(コンベニア)代

・体調が悪そうな猫の事前検査が必要な場合

・病変や怪我があり、縫合や入院が必要な場合

・あきる野市以外にいる猫の不妊手術

 

・傷口の化膿止め注射(長時間作用型の抗生物質コンベニア)代について

リリース後の猫の健康を考え、私たちは必ず長時間作用型の抗生物質注射(コンベニア)をしています。これにより、1匹あたり2000円~3000円の費用がかかり、ボランティアが自己負担しています。

コンベニア注射をしない選択肢もありますが、リリース後に傷口が開いたり、夏場に膿んだりするケースを防ぐために、アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点からも私達は注射を行っています。

私たちは、猫を減らすためではなく、不幸に亡くなる猫を増やさないためにTNRMを行っています。そのため、手術後のリスクを極力減らすために必要な費用を負担しています。

 

・あきる野市以外にいる猫の不妊手術について

隣接する檜原村や日の出町には地域猫活動を行う団体がありません。私たちがその地域の猫たちもケアしますが、あきる野市から受け取る「さくらねこ無料不妊手術チケット行政枠」は他市の猫には使えません。日の出町は「さくらねこ無料不妊手術チケット行政枠」を2024年から導入しましたが、檜原村の猫達の不妊手術代は依頼者から支援頂けない場合は私達の自費となります。

 

檜原村で保護された子猫達

 

 

2.無責任な飼育と猫の知識不足

あきる野市は東京の西端に位置し、自然豊かな地域です。この地域では、不妊手術を受けさせずに猫を放し飼いにする飼い主が多く、高齢者がその多くを占めています。また、飼い主のいない猫に不妊手術をせず、餌だけあげている方も多く、その結果、猫は繁殖を繰り返し、不幸な猫が増え続けています。

 

「子猫が生まれるのがかわいいから」
「自然淘汰されるからそれが自然」
「室内飼いだとかわいそう」


といった考え方から、外に出された猫は、事故や感染症で命を落とすケースが後を絶ちません。
このような無責任な飼育は、TNRM活動が終わらない一因となっています。 

 

ロードキルで亡くなったサブローくん
頭と耳にとりもちかネズミ捕りの粘着剤かがついてとれない子

 

地域猫はエサやりさんが永遠にご飯をくれるとは限りません。

 

 

3.飼い主のいない猫に対する対応策がわからない

 

◦猫をそのまま放置することで繁殖が続き、問題が解決しない
あきる野市では、飼い主のいない猫や飼い猫に関する様々な問題が発生しています。

  • 野良猫(飼い主のいない猫)に餌をあげてよいか迷う
  • 物置や納屋で猫が赤ちゃんを産んでしまった
  • 近所の放し飼い猫の糞尿被害
  • 隣人が多頭飼育で問題が発生している
  • 飼育困難になり飼い猫をどうしていいかわからない

住民の多くは、こうした問題に対処する方法がわからず、放置したり誤った方法で対応してしまうことがあります。また、市のホームページにはボランティア団体に相談するよう記載されていますが、インターネットを利用できない人や、適切な窓口がわからない人が多いのが現状です。


猫の愛護活動は、子猫の保護だけでなく、飼い猫の飼育放棄や遺棄、虐待に関する相談が後を絶たない状況です。この地域での猫の問題は、単なるペット問題を超えて、地域全体の課題となっています。

 

動愛法により、動物の遺棄や虐待は犯罪です。しかし、これを知らない人も多く、さらなる啓発活動が必要です。 

 

未不妊で大繁殖してしまった猫達
与えられていたご飯

 

 

◦ボランティアに丸投げでボランティアの負担が大きい

市役所から案内されたり、インターネットからボランティアに相談する依頼者の多くは、私たちが行政から助成金や委託金をもらっていると思っており、そのため支援が得られないことが多くあります。また、依頼者の依頼で医療費を立て替えた場合でも、支払われないことがあり、ボランティアに負担が集中しています。これが活動の大きな課題となっています。


私たちは市民ボランティアが集まった任意団体で、行政からの助成金や補助金類は一切受けていません。活動資金は、有志の方の寄付やチャリティグッズの売り上げ、譲渡費用、里親様が加入するペット保険代理店収入(任意)などに依存しています。

 

 

ご支援が必要な理由

 

TNRM(捕獲、不妊手術、リリース、管理)の付帯費用や、地域猫・保護猫の医療費が不足しています。

 

現在担当している地域では、10年前には精力的にTNR活動が行われていましたが、今ではその方々も年齢を重ね、体力が必要な活動が難しくなっています。その後、個人や他市のボランティアが地域猫活動を行ってくれ、それを引き継いだ私達ですが、TNRMのコンベニア代、保護猫の初期医療費や飼養費、特に病気や怪我のある状態で保護された猫には多くの治療費がかかり、譲渡費用やご寄付、チャリティグッズ販売だけではその費用を賄うことが困難となりました。


不幸な猫を減らすためには、より多くの猫に不妊去勢手術を施し、外で生きていけない猫は保護し里親へ繋げる必要がありますが、財源が枯渇した今、このまま力任せに活動を続けるか、休止するか、ボランティア全員で悩んだ末、クラウドファンディングでご支援を募ることを決意しました。


クラウドファンディングの目標が達成できれば活動を続けることができますが、達成できなければ活動を休止せざるを得ません。

 

事故か虐待かで行き倒れていた子 入院治療で退院できました
保護時に風邪をひいていた子猫達

 

命を諦めたくない。 そのために医療費が必要です。 

 

優しい里親さんと楽しく遊ぶことも、美味しいご飯をたべて陽だまりで心地よく眠ることも儚い夢となって消えてしまいます。諦めたらそこで命は終わります。

 

あきる野市及び近郊の猫達を救うために以下の費用がかかっています。

 

地域猫活動でかかる費用

  • TNRM(不妊手術)の付帯費用
    傷口化膿のリスクを考え、化膿止めの長時間作用型の抗生物質(コンベニア)注射代。獣医が手術前検査や術後の処置、入院が必要と認めた場合の費用も自費になります。
     
  • リリースしない保護猫、あきる野市以外の猫の医療費
    「さくらねこ無料不妊手術チケット行政枠」はリターンする猫に限られているため、保護した猫たちの手術・ワクチン・駆虫・エイズ白血病検査・便検査などの初期医療はすべて自費で行います。また、あきる野市以外の猫にはチケットが使えないため、全て自費となります。
     
  • 通院・入院費用
    譲渡の対象にならない状態の悪い猫には、通院や入院の費用が必要です。
     
  • 看取り介護費用
    重病の猫の看取り介護として、炎症止め注射、薬、検査費用、火葬費用などが発生します。
     
  • 飼養費
    里親が見つかるまでのフード代、トイレ砂・トイレシーツ代、エアコン代、水道代、指定有料ごみ袋代などがかかります。
     
  • ガソリン代
    「さくらねこ無料不妊手術チケット行政枠」の指定病院はあきる野市から約12キロ離れた場所にあり、手術は一泊するため、2日にわたり2往復するガソリン代が必要です。

 

2022年から2024年6月まで収支報告

 

 

資金使途

 

昨年(2023年度)の医療費は2,738,799円でした。


その中でも、特に保護猫がトライアル先で猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症し、再発を繰り返したため、治療費が2,031,765円かかりました。そのFIP治療費を除くと、年間約70万円の医療費がかかります。


目標金額300万円(システム利用料除く)で、3年間にわたり飼い主のいない猫たちを救うことができます。

 

クラウンドファンディングの目標を達成した場合、ご支援頂きました医療費は下記の費用として大切に使わせていただきます。 

 

1. 保護猫の初期医療費や治療費
・猫を保護した時の初期医療の駆虫、検便、3種ワクチン(2回〜3回分)、猫エイズ・白血病検査費用は譲渡費から賄っていますが、別途、譲渡費で賄えない医療が必要な場合
(猫風邪・コクシジウム・真菌などの中等症や、その他重度の疾患など)
・里親が決まらない子、重篤な病気や怪我で完治が難しい子の初期医療費やその他治療費
(当会ではアニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から、その子にとってできうる限り苦痛を最小限に抑え、生活の質を保てるよう、最善の治療やケアを考えます)
 

2. 保護猫の不妊手術費
・保護猫の不妊手術(6000円~9000円)と長時間作用型の抗生物質注射(コンベニア)代2,000円〜3,000円(体重により変動)のうち譲渡費用で賄えない部分の医療費
(どうぶつ基金の「さくらねこチケット」は保護猫には使えないため自費となります。)
 

3. READYFOR手数料

 

 

今後の活動について

 

基本の3つの柱

  1. 不幸な命を増やさないためのTNRM活動
  2. 外で生きていけない猫の里親探し
  3. 住民への意識啓発と行政への協力要請

 

2つの目標

  1. 病気の猫や老猫の居場所を作ること
  2. 行政「飼い主のいない猫の不妊去勢手術助成金」交付 

 

基本の3つの柱を主に活動をおこない、将来的には、病気の猫や老猫の居場所を作ることを目指し、猫白血病や猫エイズなどの感染症を持つ猫や、外で暮らすことが困難な老猫のためのシェルターを設立したいと考えています。また、保護猫カフェを併設し、アニマルセラピーを通じて人と猫が共生できる場を提供することを目指します。

 

 

今後の活動資金について

 

現在は、皆様からのご寄付やハンドメイドのチャリティグッズ販売収益、ペット保険代理店収入、譲渡費用、ボランティアの自己資金の財源と、アマゾン欲しいものリスト、フードドライブなどの物資ご寄付、フードメーカーのプレゼント応募などによって活動を続けてきましたが、今後は更なる財源確保のためシェア畑で育てたさつまいもの販売やイベントでのワークショップなども企画しています。

 

フリマやイベントにてチャリティグッズの販売
動物病院様のご厚意で置かせて頂いているチャリティ棚

 

 

最後に

 

ここまでお読みくださりありがとうございます。

 

私たちは日々の仕事を持ちながらも、早朝や夜間、休日など、限られた時間を活用して地域猫や保護猫のために様々な活動を行っています。時には仕事を抜け出してまで、飼い主のいない猫たちが少しでも安全で健康な生活を送れるよう、心を込めてケアを続けています。


私たちボランティアの共通の想いは、すべての命が平等に大切にされ、幸せに生きられる街を作ることです。

 

特に、行き場を失った猫たちが温かい場所で過ごし、適切な医療を受けることができるように、これまで多くの時間と努力を注いできました。しかし、私たちの力だけでは限界があります。

 

猫たちの命を守り、未来を切り開くためには、皆さまのご支援が必要です。

 

飼い主のいない猫たちが再び元気を取り戻し、安心して暮らせる環境を作るために、どうか温かいご協力をお願い申し上げます。皆様のご支援が、ひとつの小さな命を救う大きな力となります。

 

どうか、この想いに賛同いただき、一緒に猫たちの未来を支えていただければ幸いです。

 

 

非営利猫愛護団体 にゃんサポあきる野

代表 伊藤綾子・ボランティア一同

 

 

プロジェクトに関するご留意事項

 

○第一目標金額達成後のキャンセル・返金のご対応は、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

 

○プロジェクトページに使用している画像について、敷地の所有者の方などご本人様より掲載について許諾取得済みです。

 

○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。 

 

○本プロジェクトはメールにてお送りするリターンとなっているため、当会で知りえる個人情報はユーザー名、メールアドレスのみとなります。【お名前掲載】に関するリターンの際は別途メッセージ機能又はメールにてお名前掲載をご希望か否か、お名前の表記方法をお伺いいたします。何卒ご了承ください。

 

プロジェクト実行責任者:
伊藤綾子(非営利猫愛護団体にゃんサポあきる野)
プロジェクト実施完了日:
2025年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

東京都あきる野市で地域猫活動をするにゃんサポあきる野が、飼い主のいない猫、地域猫や保護猫のために必要な医療費として使わせて頂きます。

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プロフィール

不幸な猫をなくし命に優しいまちづくりをすすめる東京都あきる野市の非営利猫愛護団体です。 市民ボランティアが集まり、飼い主のいない猫の不妊手術をし地域猫として見守ったり(TNRM)、外で生きていけない猫達を保護して里親探しをしています。 地域猫啓発活動も行い、市民の方々に地域猫へのご理解とご協力をお願いしています。 ーにゃんサポあきる野設立の経緯ー 2014年「幼いころから寄り添ってくれた猫達への恩返し」として杉並区で活動する猫愛護団体の預かりボランティアを経験。預り猫のお世話や慣らしを経験しました。その後少しずつ愛護活動に参加し2022年に地元東京都あきる野市で「非営利猫愛護団体 にゃんサポあきる野」を立ち上げました。

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リターン

3,000+システム利用料


応援コース3000

応援コース3000

お礼メール 
活動報告レポート

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月

5,000+システム利用料


応援コース5000

応援コース5000

お礼メール 
活動報告レポート

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月

10,000+システム利用料


応援コース10000

応援コース10000

お礼メール 
活動報告レポート
ホームページお名前掲載(希望制)

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年11月

20,000+システム利用料


応援コース20000

応援コース20000

お礼メール 
活動報告レポート
ホームページお名前掲載(希望制)

支援者
0人
在庫数
制限なし
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プロフィール

不幸な猫をなくし命に優しいまちづくりをすすめる東京都あきる野市の非営利猫愛護団体です。 市民ボランティアが集まり、飼い主のいない猫の不妊手術をし地域猫として見守ったり(TNRM)、外で生きていけない猫達を保護して里親探しをしています。 地域猫啓発活動も行い、市民の方々に地域猫へのご理解とご協力をお願いしています。 ーにゃんサポあきる野設立の経緯ー 2014年「幼いころから寄り添ってくれた猫達への恩返し」として杉並区で活動する猫愛護団体の預かりボランティアを経験。預り猫のお世話や慣らしを経験しました。その後少しずつ愛護活動に参加し2022年に地元東京都あきる野市で「非営利猫愛護団体 にゃんサポあきる野」を立ち上げました。

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